さすがというか、キッチリしっかり面白い
最初に驚いたのはファンタジーであっても、大量の用語集が必要なくらいに作りこまれていること。
そしてあいかわらず魅力的なキャラが多い。
一度タイトル画面に戻らなければ用語集が見られないっぽい点だけは不便に感じたが、前知識なしでもちゃんと面白い作品は、今となっては貴重すぎる。
3ルートの中で登場する人物の多さは相変わらず。
そしてどのキャラクターたちも、しっかり魅力があって続編につなげられる下地があるのが一番すごい。
キャラが多いぶん描ききれないのはしょうがないが、続編ありきなのを納得できない場合だと評価が低くなりそう。
たしかにルートによっては短く感じてしまうが、作品単体で評価すれば、きっちり設定が作りこまれたいい作品だと思う。
そこらにあふれている凡百のつまらない作品と比べれば、ちゃんと面白い作品というのは貴重すぎる。
個人的にはマジ恋よりも劣るが、それでも77点以上はつけたいレベルで面白い。
マジ恋はシリーズで評価すれば90点台は行くので、今作も続編が出るごとに評価が上がっていくのではと期待大。
これでもかというほどに魅力的なキャラクターや、攻略不可なキャラ、ちょい攻略のサブヒロインが多いので、前シリーズ同様に面白い続編を待ち望む名作。
そしてなにより女キャラだけでなく男キャラにも強いやつらが多いので、まえ以上に脇役たちが暴れまわってくれそうで楽しみです。