天秤のつり合った二者択一。5話までのオムニバス形式が好みで、2人の告白で同じテーマを掘り下げる4話が特に好み。
4話で描かれるのは「性的指向の異なる相手への告白」
・欠片を返せば福江(ゲイ)から龍宮(ストレート)への告白
・欠片を返さなければ能瀬(ストレート)から福江(ゲイ)への告白
相手の気持ちを優先して自分を押し殺す点や相手を敬っているのが共通点。
遠回しな表現を告白と受け取ってもらえた福江と、はっきり好きと伝えた能瀬は対。
能瀬の告白は「貴方の彼女になりたいです」ではなく、「たとえ性的指向が異なっても、親しい人からの告白は決して嫌ではないです。だから先輩も龍宮先生に気持ちを伝えてください」である。
最終確認ではなく、ケジメとしての告白のため結果はどちらも失恋ではあるが、気持ちは嬉しいと返される。2人の告白で共通テーマを掘り下げたのが良かった。
6話は話の重みではなく、実質的な正解が用意されている点が肌に合わなかった。個別は奈留子が好き。