当時としては秀作。しかし、訳の分からないシステムのおかげで足を引っ張っている。
当時としてはエロが濃かったものの、脈絡なくエロシーンに至る場面が多く、何が何やら分からなかった。
絵
絵は立ち絵、イベント絵共、綺麗であった。
ただ、エロシーンの構図は今ひとつよろしくなく、もったいなかった。
全体に「影」をうまく使っており、不気味な雰囲気を上手に醸し出している。
シナリオ
最初はヤリマクリのゲームかと思ったが、実際は謎のある館もの。
不気味な雰囲気がそこはかとなく漂い、謎が謎を呼ぶ。
エンディングは以外な内容で、完全にそれまでの雰囲気はぶっ飛んでしまった。
ゲーム
謎解きもどきの館もの(?)。
館内で鍵の閉まっているドアが多々あり、このドアを開けるカギになるのが、女の子を抱いた時に得られる「喘ぎ声」となっている。
「喘ぎ声」と「喘ぎ声」をミキシングして、カギを作ってドアを開けてストーリーを進める非常に面倒なゲームである。
ミキシングのヒントが殆どなく、現在でも開いていないドアがある程である。
まとめ
全体としてゲームシステムそのものが足を引っ張って、よい評価ができない。
ミキシングがなければ、もう少しテンポ良く進んだと思う。
エロシーンは基本的に一枚絵のみなので、濃い内容になりえない。絵が綺麗なのでもったいなかった。
現在プレイしても、非常に長いゲームであり、ミキシングによるカギの存在が無ければ、もっと楽しめたと思う。
シナリオ内容的には良いので、ノーマルのアドベンチャーであれば、もっと評価が上がったであろう。