うーん、もうちょっと分割作品ってのに合ったやりようがあったんじゃないかなあ…
この作品について俺が一番言いたいことってすんげえ簡単に纏めちゃうと、
「妹が泣いてるからシコれなかった」
って、ただそれだけだし、処占、間違えた、所詮1500円しかしない作品に愚痴愚痴言うのもどうかなあって気もしたから感想書くか迷ってたけど、まあせっかくあれこれ考えたんだし書いときます。というか「しょせん」を「処占」って変換するこのパソコンなんなんだよマジで……。念のため言っておくと、俺は処占ではないです。萌えゲーでもたまには非処女ヒロインいてくれても良いんだよ?って思ってるくらいには処占ではないです。
んで、簡単にあらすじを説明しちゃうと、
「かわいい幼馴染とかわいい妹に惚れられている勝ち組主人公くんは、ある日勝ち組パワーを存分に発揮してかわいいお嬢様との結婚の話が持ち上がります。幼馴染と妹は大好きな主人公くんをとられちゃったらさあ大変、自分たちも主人公くんに告って、さ、あとは主人公くん、誰を嫁にするの!?」
ってのがOPが始まるとこまでのお話。かなり乱暴に纏めてるけどね。
そんでもって、OPのあとは、まどか(この子が幼馴染です。)編っていうくらいだから「俺は幼馴染を選ぶぜっ!」ってなって幼馴染とイチャ(以下略して終わりって、まあそんな感じのゲームです。
こうやって書いてみると、なんや、どこもおかしいとこないやんかって思うかもしれないけど、「幼馴染を選ぶぜっ!」ってなったら当然妹ちゃんは振られちゃうわけで、んでこれまたお兄ちゃん冥利に尽きることに、幼馴染とイチャ略してる間も未練タラタラなんすよね。
「まどか先輩ずるい……。お兄ちゃんはさくらのお兄ちゃんなのに……。お兄ちゃんをとらないで……」
とか、あぁもうかわいいなあっ!!!そんで俺はシスコンの気が入ってるもんで、妹が泣いてるのに、それほっぽっといておちんちんシコシコできるほど人間できてなかったんすよ。はい、これで俺が「妹が泣いてるからシコれなかった」の説明終わりっ!
だからまあ、これ抜きゲーに分類されると思うんだけど、俺にはこのゲームのシコリティがどうだとか、まどかちゃん好きは抜けるの?とか、そういうことはよくわかんない。だって何しろ俺自身は一回もシコシコしてないからね。正確にはシコシコする気が起きなかったからね。まあ別にまどかちゃんかわいくないわけじゃなかったから、普通に抜けるんじゃね?知らんけど。だけど、一つ言えるだろうなあってこととして、たぶんなんだけど、これ俺とおんなじで世のお兄ちゃんたちは買ったとしても使えないとは思うよ。
そんで、こっからはゲームの内容って意味だとまるで参考にならないことを書いていくから、いや、これまでが参考になるかって聞かれると全く自信は無いんだけど、とにかくこっから先は絶対に参考にはならないから回れ右してもらって構わないです。読んで頂きありがとうございました。
……でだ。これさ、あくまで「まどか編」なんだからさ、妹が泣いちゃうって展開全くいらないよね?いや、もっと言えばさ、
「かわいい幼馴染とかわいい妹に惚れられている勝ち組主人公くんは、ある日勝ち組パワーを存分に発揮してかわいいお嬢様との結婚の話が持ち上がります。幼馴染と妹は大好きな主人公くんをとられちゃったらさあ大変、自分たちも主人公くんに告って、さ、あとは主人公くん、誰を嫁にするの!?」
この部分もぶっちゃけいらないと思うんだ。
素人的な発想だけどさ、
「今まで恋愛対象として意識してこなかった幼馴染だけど、なんかよくわかんないけどきっかけがあって意識するようになって、愛を育みイチャイチャチュッチュする。かわいい妹ちゃんは大好きなお兄ちゃんとまどか先輩がようやく付き合うようになって嬉しい、祝福しちゃう!お嬢様はスマンが今回は出番無いけど次の自分のターンで頑張ってくれ!」
これでいいと思うんだよね。こうすればさ、少なくともまどか編を素直に楽しむことができたと思うんだよ。というか、「まどか編」ってのを単体として考えた場合には、こっちの方がおそらくいいものができたんじゃないかなあ。
だけどまあ、本作がこういう構成をとった理由も理解はできる。あくまで勝手な憶測だけどさ。違ってたらすんません。
要は、「分割の2作目、3作目を売りたかったから」でしょ?たぶん。幼馴染だけにスポット当てるんじゃなくて、お嬢様と妹にも活躍の場を与えることで、この2人でシコシコしたいっていうオタクを確保したい。だから序盤から3人のヒロインをおんなじくらいの割合で絡めた話にしたし、個別(って言っていいのかわからんけど)でも妹ちゃんの涙を見せたんだと思う。そして、エロゲメーカーも、別に善意で俺たちに夜のオカズを提供してるわけじゃなくてさ、自分たちの利益を追求する団体なんだから、その考え自体を間違ってるなんていうつもりもない。
でも、そう考えて理解したとしても、言いたいことはやっぱり出てくるわけで。
まずさ、上でもちょろっと書いたけど、こういう構成をとったせいで「まどか編」自体のクオリティを何割かは犠牲にしちゃってると思うんだよね。序盤で3人のヒロインをおんなじくらいの割合で話に絡めるってことは、裏を返せば本編ヒロインのまどかの魅力を描く割合を減らしちゃったってことは確かなことって言っていいと思うし、個別に入ってからも妹が泣いててそれを云々って話にするよりかはさ、ひたすらまどかとこいびとどうしですることぜんぶやっときゃ、やっぱりそれも「まどかかわいい!」に繋がったと思う。
そしてさ、こういう構成とらなくても、分割の2作目、3作目を手に取ってもらえるようなゲーム作ることってできると思うんよ。なんか最近この手の分割流行ってるのか知らんけど、fengのセイイキシリーズとか、campusのウソシリーズとか出てる。んでこの2つっていうのは、あくまで個別に見ると主人公とヒロインの1対1の話を描く中で、つまりは本編のヒロインまずありきって形をとった上で、出番は少ないにせよサブ的な立場で他のヒロイン絡めるって感じで、それぞれのヒロインの魅力をしっかり伝えることができてると思う。1対1の話なんだから、内容的にも一本のエロゲに纏めずに分割する意味ってのがちゃんとあるしね。
これに対して、本作は主人公とヒロインが1対3の話になっていて、言っちゃえばいわゆる普通の複数ルートあるエロゲの一部を切り取っただけみたいになってる。内容だけから言えば分割にする意味がまるで無いんだよね。こうして見ちゃうと、やっぱり分割作品としては上にあげた2つのシリーズみたいな方が優れてるって思っちゃうし、本作ももう少しやりようがあったんじゃないかなあって感じてしまう。
ま、色々言ったけどさ、さくらちゃんくっそかわいかったから続編も多分買うんだけどね。
悔しい!でも買っちゃうっ!!
はい、今日のまとめ。
―オタクは、チョロい―
以上!解散!!