現実なんて忘れてゆきちゃんに逃げ込んじゃお?
まあぶっちゃけやってることを事実レベルで言ってしまえば、「他校の女子と仲良くなってお家デートでいちゃいちゃえっちっちー!」ってな一言でほとんど片づけられちゃうし、ヒロインであるゆきちゃんも昨今の見た目色鮮やかでキラキラしたエロゲヒロインたち比べれば際立っても見受けられず、フツーな印象を受ける。一歩間違えれば平々凡々なままに終わってしまいそうな設定、いやむしろそう終わってしまうことの方が可能性としては大きいんだろうね。個人的に見ましても、わたくしソフトロリ原理主義・幼女体型至上主義を唱えておりますので、好みのタイプの女の子とはまるっきり異なっている。そんな中にありましてなおこれほどの高評価をさせて頂きましたのは、ひとえにテキストの秀逸さのためであるわけであります。
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テキストの素晴らしさってどこがどう良いとか言葉にするのがすんごい難しいからひどく抽象的な表現になってしまって大変申し訳ないんだけど、いちゃいちゃがあったかいというか、心地良いというか、妙(って若干言葉は悪いかもしれないけど)な安心感があるんだよね。あとは、テキストの中でもヒロインのセリフのセンスが特に抜きん出てるからなんだろうな、「この子ええなあ…」ってなる。上でも言ったように、ファーストインプレッションとしてはゆきちゃんは俺個人としては全く好みでは無かったから、一目惚れの「ええなあ…」じゃなくて、ゆきちゃんを知っていくにつれて「ええなあ…」って思うようになっていった。個人的にはエロゲやっててお気に入りのヒロインって第一印象の時点で既に結構なスタートダッシュを決めていることが多いんで、これは地味に凄いことだなあと。どんな「ええなあ…」なのかって言うと、甘やかして全てを包み込んでくれる天使の「ええなあ…」。パケ表が主人公の頭を胸の下あたりに抱えて「よぉーし、いい子いい子(はぁと)」ってしてるような感じなんだけど、まさにそれなんだ。
そしてこのテキストの秀逸さが通常のいちゃいちゃシーンのみならず、えっちシーンでも遺憾なく発揮されているんだよね。だからえっちシーンのテキストもじっくりたっぷりと味わいたくなる。スキップなんて以ての外。さすが「遺伝子まぜまぜしよ……(はぁと)」のporori先生やで。(このワードにピンと来た方は「好き好き大好き超管理してあげる」をどうぞ(宣伝))このテキストに加えて、声優さんの演技もすんごく甘くてえっちな感じで、息子さんが中々に元気になりました。
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とまあこんな感じで、イチャラブスキーな方々、とりわけ甘やかし系ヒロインが好きな方々には是非ともおすすめしたい作品ですね。現実なんて忘れてゆきちゃんに逃げ込んじゃお?