【2015/3/31】某所に投稿済感想を追記
ファンタジー要素やバトル要素,大会に挑む系要素等を一切排除した,純粋な学園物でここまで面白い作品は中々ない。
徹頭徹尾「恋愛」をテーマに描き切ったそのシナリオは,メッセージ性も強く,一見の価値がある。
恋をするとはどういうことなのか。
美奈√の一幕,里沙とのシーン。
「傷付く覚悟をしてください。それが恋です」
「恋に苦しんでない。恋することへの恐怖に苦しんでいるだけです」
「貸します。雨に濡れるのが怖いなら,さして帰ってください」
「私は雨も好きですから」
恋に悩んだ気でいた主人公を里沙が身を切るような思いで叱咤するこのシーンが俺は一番好きで,かつこれが本作の全てを物語っているように思う。
そして,覚悟を決めて恋をした先にある幸せを象徴するのが瑛莉√のエピローグ。あれはもう本当に反則級ですわ。
ああぁぁぁ俺も恋してええぇぇぇ……
一番好きなヒロインは里沙。発売前から今に至るまでずっと里沙。
個別√がないってのは若干不満だけど,シナリオ上仕方なかったし,おまけもあったしで,まあ水に流してやろうか!(偉そう