タイトルに偽りなし、清々しいぐらいの捻くれ主人公だったけど楽しめた
作品そのものとしては、ライターとかの面で過度な期待をしなければ普通に楽しい
共通ルートは面白いけど、3時間分しかなく、そこからは2~3時間程度の各キャラの個別ルートっていう内容
あとHシーンにおしっこが多い
相手にするヒロインが、自分に近いタイプの人間だと捻くれながらもフォローに回る側に、
遠いタイプの人間だと捻くれが悪い方向にっていう、すごく分かりやすい主人公ではあった
1番話の尺を取っている観月ルートが、無理矢理ハッピーエンドに持って行った感じで意味不明さに度肝を抜かれましたが、
他のルートは小ぢんまりではあるものの、纏まっていた印象
また、【3.5/5】ぐらいはルートを楽しめたので買って後悔というのは特になかった
行事のシーンがもう少し長いと嬉しかったかな、面白かったのでいくらでも広げられそうだった
※以下ネタバレ気味含む個別ルート感想
・さやかルート
とっても可愛いさやかちゃんの魅力を主人公が引き出していく話、主人公の捻くれ具合は作中2番目ぐらい
さやかと由美が美術室で話すシーンのキャンバスを挟んでいる所は、距離感も同時に表している感じがあってとても素敵な印象を受けたのもあり、実はかなり好きな話でした
さやかちゃんマジ天使
・雫ルート
ヒロインが捻くれる
どうして雫がこういうキャラになってしまったのかが主人公と親密な関係を深めつつ描かれる
もう1アクセントあればさらにいいヒロインに仕上がったと思うけれど、終盤までなかなかの我を行くキャラでヒロインとしての満足度は期待していたよりは・・・でも女版の祐一郎だし仕方ないか
それでも終わった時に得られる満足度はなかなかのもの
・唯ルート
ヒロインがこんなにも一途なのに、主人公の捻くれ具合が作中1番酷い、主人公の空回りも酷い
その中でも唯の包み込むような懐の大きさにメロメロにならざるを得ない、でも唯もあんなことあったら主人公にメロメロにならざるを得なかったんだろうなっていう
とはいえこんな子に好きになって貰えるなんて羨ましいぞ祐一郎、もっと唯ちゃん大事にしてあげてね
・朔夜ルート
主人公がゲロインがゲロしないように奔走して結果3人が空回りし始める話。朔夜に付き纏っていた京子と合わせて、主人公も自分を見つめ直すことが出来た、オーソドックスなストーリー
角オナのシーンは抜きゲーだと、証拠を押さえられてレイプやろなーとかどうでも良いことを考えてしまった
・観月ルート
主人公が1番頑張るのに、1番シナリオが陳腐
観月がどうして青春倶楽部を発足しようと思ったのか、ある人物の登場によって掻き乱される学園というとこまでは良いと思うんだけど、その背景に突っ込みどころが多い
そういうもんかーぐらいで納得しないと疑問符だらけになって、一悶着の結末も「え?」っていう感じ
ロリBBA観月が可愛かった部分は及第点、もっと出そうぜ合法幼女
(私の攻略順は観月→朔夜→さやか→唯→雫でした、なんとなく納得したし意外に悪い順番ではなかったかな)
何かしらの想いを抱えていた登場人物たちが、青春倶楽部の発足によって学園生活を楽しめるようになり、変わっていった部分はいい
周りをしっかりと見渡せば、自分を見てくれる良い奴はたくさんいるし、まずは信じることから始めてみよう
そういう温かい気持ちになれる作品でした