バイノーラルへの期待が大きかっただけに、落胆方向に点数が傾いてしまった意欲作
バイノーラルの内容はHシーンとしては最初のハーレムが最高潮というどうにも締まらない感じに。
もっと耳を犯すぐらいの勢いのHシーンを期待していたのに、何故かHシーンは
・正常位
・後背位
・騎乗位
と耳から遠くなるような体位ばかりで、満たされないものが多すぎた。
抱きつき体位もあったが何故か耳への印象は薄い、主に声の距離的な意味で。
共通では各キャラが冗長とも言えるぐらいに日常の何でもないようなトークで時間をかけて絡んでくるのに、個別Hのあとは本当にあっさりと幕を引いてしまい、個別に入っての方が癒し要素が極端に減ってしまうのも、癒されたい人への癒しを与えきれなかったと言えるのではないだろうか。
さらにそのシナリオも残ったのはマッサージに対する多少の雑学と、本当にあっという間に過ぎ去った学院での春夏秋冬。悲しいなぁ。
声優さんの頑張りは多分に見られ、耳に吹きかけるようなボイスをたくさんくれたりと、その方面では満足する面もあっただけに非常に残念。
癒しを与えたい、イチャイチャもやりたい、でどっちにも振り切れず中途半端に終わってしまったことで、
『評価してあげたいけど求めていたものは少ししか得られなかった(本当に少しは得られた)』
という悲しみを残す結果を産んでしまった。(個人的に)
ただ、乃々香との会話であったようなヘッドフォンならではの横から後ろからの耳舐め&吐息口撃はたまらないものがある。何故こういうものをもっと用意しなかったのか、放送から実感したものをここにたくさん活かせなかったのか。
クロエちゃんの耳へのマッサージのシーンですら達することも出来たのに本当に何故。
この評価で満足して貰わないよう厳しい評価で次回作を見守ります、次回作が出るかどうかは別として。
今後バイノーラル系が進出してくる可能性もあるだけに改善する所はしないとこのままでは最初に挑戦した、という歴史だけで終わる結果になってしまいそう。素材はとてもいいのに。
ただバイノーラルってこういうもの、っていうのを理解してもらうのには貴重な草分け的存在にはなれたと思います。