泥亀の月を見て本編を全てやっても投げっ放しの謎が結局残ってしまったのは残念。キャラは言葉遣いが可愛かったりで好きになれる。
樹理が正志を好きになる理由は、昔のドラマチックな出会いだったり、約束だったりととても分かるんですが、逆に正志が樹理を何で好きになったのかが個別ルートまで全部含めてみてもそこまで伝わらない感じになってしまっていた。
檸檬ルートに関しては恐ろしいほどに短い、個別に入ったかと思ったら1時間かからないうちにEDが始まってしまう始末。
ただし、いろはと綾に関しては上記2人に比べるとかなりストーリーも甘々目に作り込まれていて、「めめ」などの方言?を聴いているとこちらまで洗脳されてしまうぐらいに何こいつら可愛い。
Hシーンに関しても、いろはと綾にはすごく力が入っていたように思うし、実際エロかった。
システム面は、「基本的」には○。わざわざルート開放でそこまで飛ばしてくれたりとかなどの気遣いはある。SDも可愛い。
キャラの味は出ていたし、要所でのシナリオには見入る所はあったりしたので、この作品が崩れてしまった原因は完全に【個別ルート以降】と言ってもいいと思います。
本編個別後の冬編のシナリオもやっぱりいろはと綾とハーレム(いろは&綾)に関しては良い。
檸檬との冬は完全に取ってつけたような物足りなさ。
樹理との冬は少しいちゃついただけで吉岡建設関連の回収はほぼ無し。泥マサとルイディアーナについても見つかった止まり。隼人さんに関しては何も触れられず。
・・・・吉岡側の扱いちょっと酷くないですかね・・・。
【ハイクオソフト10周年記念作品 面影レイルバック】という視点で見るとうーん・・・少し拍子抜け感は否めない。
※追記
初回版特典で過去の補完できました。これのお陰で泥マサ、ルイディアーナ、隼人に関する疑問に関しては回答は得られました。
ただ、そうするとルイディアーナさんが本編で風土病でっていう扱いを受けたのはちょっと同情してしまう。
・・・まぁその背景があるので、正志が吉岡に来たっていうのは、やっと話が頭のなかで線として繋がった感はありますね。(遅い)
彼なりにやっぱり月先生にはお世話になったから恩返しをしたいという想いが強かったのは間違いないし、多少なりにも樹理への好意が芽生えていたのかな、と。そうじゃなきゃあの伏魔殿にはねぇ。
という訳で点数は多少上方修正。
それでももう少し吉岡建設側の巌とかとのバトルがあっての真ん中の椅子でも良かったのかもしれない。理解はしたけど、少し納得いかない感じに締められ消化不良感はどうしても残ります。
ここまで言ってなかったけどなのはちゃん、飛鳥ちゃんも普通に好きなキャラでした。
飛鳥ちゃんの1枚スケベ絵ぐらいくれても良かったのに!あのベッドのシーンで!
スケさん、カクさん、マサさん、三代目、長老という良い男サブキャラもいたしなんだかんだ楽しめた作品ではあったのかもしれません。
ver1.01でのバグ
・『いろはとの冬 コタツで秘め事』を最後に読み終えるとBGMが邪魔して主題歌ムービーが聞こえません。
・『樹理との冬 樹理と朝に』のHシーンだけBGMが一切ありません。
・次選択肢へ移動(シーンスキップ機能)を使ってルイディアーナ捜索シーンに辿り着くと樹理が画面中央に取り残されて他キャラの絵と被る。