得点にはあらゆる方向からバイアスがかかってます。ボイスは文句なし、シナリオは結構良く、展開早くて好印象、主人公の言動には呆れ果てることも多かったが、「そんなものか」とスルー。結構耐性ついてるのかな。というか、静枝萌えが全てを帳消しにしてる。水増しが無くサクサク展開が進むシナリオは、やはり気分いい。まぁ静枝萌えがね。
昨今多い、無駄に長いシナリオ、ありますよね。いつになったら次の展開に移行するんだよコレ、っての。だらだら無意味な日常を続けたり、心象描写繰り返したり、同じことで躓き同じ反省を繰り返したり。ヒロインの死ぬ場面でやられると、もう最悪。あっという間に感動も吹っ飛び、いつになったら死んでくれるの?このゾンビヒロインは…って感じ。flutter of なんとかは最悪だった。
その点このゲーム、確かに短めのシナリオだが、不満は無い。サクサク展開だし。「仰せのままにご主人様」みたいな感じ。マイナーだけど。
その点で得点+。
普通の学園モノとかが氾濫してるけど、こういう変わった風情のゲームはいいね。得点+。
登場人物の行動は、主人公以外にも、卓(や姉御)など、「なんだこりゃ」が結構ある。
けど、そういうのをスルー出来る、かる~く受け入れられる、そんなふうになっていた自分に複雑な気持ちになった。シナリオの終盤が結構まともになってたからなんでしょうけど。
良く使われる言葉だけど、実際楽しめた者勝ちだと思うし。
一枚絵はもうすこしがんばりましょう、かな。えちシーンの人体とか、走行中の車両の操舵輪とか、と気になった。
こういう成長物語って、序盤の駄目主人公っぷりに嫌気がさして、体験版で回避される可能性が大だと思う。「仰せのままに~」でもそうだったけど。成長後の主人公のモノローグみたいなのを冒頭に入れたりするといいんじゃないかな。