SLGとしての完成度には満足。「エロゲにSLGがおまけ」ではなく「SLGにエロゲがおまけ」といったところ。
暫定。顕光ルート終了。
正直地雷を覚悟していたが、SLGとしてはとても満足のできる出来だった。
ライターの前作が散々な評価だったが、ストーリーはそこそこまとまっていたと思う。
結構全体的に雰囲気は明るめで、終盤までシリアスな場面はほとんど無し。
ギャグはメタ発言やパロネタ、下ネタ多し。
…かなり人を選ぶゲームであろう。この辺で評価が分かれそうだが、個人的には面白かった。
SLGパートに関しては言うことなしだ。ノーマルをプレイしたが「難しいが、無理ではないレベル」
といったところだった。相性や土地の属性、スキルを駆使しながら「ここはどうやって切り抜けるか?」を考えるのが非常に楽しかった。
…まぁ言い方を変えれば非常にまだるっこしい。SLGに慣れていない人には精神的にきついものがあるだろう。
欲を言うなら後半のボスがちょっと弱かった気がする。十二神将とか散々期待させておいて体力高いだけだったし。SLG苦手な人に対しての配慮だと思うのでハードモードに期待。
システムに関しては、少々苦言を呈さねばならない。
平安京で「どこにも寄らずに帰る」という選択肢が欲しかった。
いちいち五月姫のところに冷やかしに行くのが面倒でしょうがなかった。
そして、当方は未確認だがちょこちょことバグがある模様。下調べをお勧めする。
結論としては、SLG好きにはたまらないゲームだった。参入に関してはWeb体験版プレイを推奨。終始このノリで物語は進んでいくので、Web体験版が合わない場合は非プレイ推奨。
あ、ちなみにシーンは美味しく頂かせていただきました。