夏の終わりというタイミングで本作をプレイして良かった
長いとダレてしまいがちな私としては話のボリュームが丁度良く、THE・00年代のエロゲ特有の雰囲気や世界観、曲も良く、序盤から中盤の時点でもかなり楽しめた。
特に羊ルートは良いとよく耳にしていた為期待値高めだったが、期待を裏切らない面白さだった。
ナツユメナギサというタイトルやファンタジー要素からして、序盤から夢の中のお話なんだろうとは見当がついていたが現実で主人公が死んでいることには驚かされた。
主人公と同様に月島が男だと思っていた為、声優が女性だったことには違和感があったが声優の使い回しだとしか考えておらず、月島=真樹と分かったときはかなりの衝撃を受けた。
好きなキャラクターは七瀬歩。
本作で一番お気に入りのシーンはナツユメルートでの歩とのウェディング。
あの場面での渚の「お前ってやつは、いつも俺に起こされないと、起きられないんだなあ」という何気ない台詞がいちばん刺さりました。
好きな人の死を乗り越え、繰り返す夏を終わらせることができた彼女とこの作品が大好きです。