体験版よりはいつものSMEE。ただ、シナリオが6人+謎の「制作部」という大所帯のため、爆笑した次のシーンで急激にテンポ悪くなったりとどうしてもムラがある。学園という舞台設定に限らず、付き合うまでの過程を重視したりと色んな面でピュアコネよりフレラバ寄り。まさかの完全隠しヒロイン。隠れてたことにも意味があって感心したのだが、それを終始シナリオに絡めて欲しかった感。問題の絵は主に斜め45°を向くとデッサンが狂う。ずっと正面向いててくれよ…。
コンセプトの「付き合ってることをオープンにするか否か」は一部のセリフだけ変えてお茶を濁すのかと思いきや、同じ場面でもわりと一からテキストが違うので思ったよりは凝ってた。片方のテキストだけ圧倒的に面白かったりする(というか総じて隠すほうが上手いライターが書いてる?)好みとは別に両方読むのも手。
ただ、これを作品のミソにするならもっと周囲をとりまくサブキャラ~モブキャラの存在に力を入れるべき。それこそフレラバのように各ヒロインにサブヒロイン一人つけるとか。男キャラをないがしろしろと言ってるわけではないが、椎名の父に立ち絵つけるならもっと先につけるべきキャラがいたのでは…。
放課後うろつきで二人きりになった時の体操部一年の葵ちゃんかわいい。
とみ子の「カツサンド食べたいな~」はアカン。百年の恋も一気に冷める。