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mxb02544さんのはぴねす!2 Sakura Celebrationの長文感想

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mxb02544
ゲーム
はぴねす!2 Sakura Celebration
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ういんどみるOasis
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3695

一言コメント

(GiveUp) 先日、ErogameScapeに、CGだけ見て書いたはぴねす!2の感想文を上げてしまうという愚を犯した。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

未プレイ者が、CGだけの感想をエロ助に上げるなど、言語道断である。
エロ助はいもげではない。

反省した俺は、エロ助に上げた感想文を全消しした。
そしてあらためてはぴねす!2を正面からプレイし、コンプの暁には、エロ助に完全なる感想文を上げると誓った。

そしてインストールである。
このインストーラー、強制全画面で、感想文が書きにくい…やめてくれ…

ゲーム本編が立ち上がった。
BGMがうるさいな…消してしまおうか?
いやしかし、完全なる感想文を書くと誓ったからには、BGMとてゲームの一部である。消すわけにはいかぬ。

CONFIGで、ちょっとBGMのボリュームを下げる。30。このくらいで良かろう。

TEXT。
メッセージ速度は、デフォルトで7だが、MAXに上げる。
オートモードは、俺は使わない主義だ。7のままにしとこう。

PICTURE。
マウスカーソルの自動移動。ちょっと試してみて、うざかったら止めよう。

画面切り替えの瞬間表示。デフォルトでは「しない」だが、「する」。

では、START GAME!
何!?この階層に、NEW GAMEorDATA LOADの分岐があるのか?
普通そういうものは、トップメニューに置くものだろう?変なメーカーだ…

気を取り直して、NEW GAME!

最初は姫川花恋(ひめかわかれん)からだ。しかも主人公の語りではなく、
花恋が語る。萌えゲーで2人称視点は、今まであったっけ?斬新だ…

「ジェム状態のロッシュ」?何やら魔術めいてきたぞ。
はぴねすは、そういう作品だが…

おお!花恋が漫符を出して怒っている!いまどきのえろげは、漫符が出るのか!

ここでようやく、主人公「一条和綺(いちじょうかずき)」の登場。
おっと、CGで見たことのある双子の片割れ、巨乳ちゃんが出たぞ!
この娘(瑞月(みづき))は、主人公の妹だったのか!

なんとこの妹、暖をとるために主人公のポケットに手を突っ込むという、
ぽんこつであった!音符出しまくり!

そしてもうひとりの妹(熾月(しづき))が、これから帰ってくるという。
これが、絶壁ちゃんであろう。そして、姉!
なんという残酷であろう!姉の方が絶壁などと!そりゃ海外に2年間
逃げるのもやむなしである。

ところがここで、花恋ちゃんが前方不注意で主人公に激突!
激突した二人は、恋に落ちねばならない。それが宇宙の真理!

アイキャッチ入れるのは、多分ディレクターがアニメ好きだからだろうけど、
邪魔だなー。なんとかコンフィグで消せないか? 消せなかった。

そして双子、感動の再会!のはずだが、あいかわらずの戦力差を目にして、
熾月はため息をつくのであった。

2月13日[火]

遠山六介(とおやまろくすけ)の声優、上手いじゃん!女連中よりよっぽど上手い。
こういうゲームでは、ベテラン声優が裏名義で出ることがあるというが、
こいつもそれかな?

教室にGが出た!なぜか赤髪ツインテの娘(桐ヶ谷璃乃(きりがやりの))が退治役に指名された。
彼女は魔法でGを退治!彼女がいいんちょと呼ばれているらしい。
おかしいな。俺の記憶では、いいんちょは眼鏡黒髪おさげだったはず…
(何年前の記憶だよ!)

おっと、そのいいんちょに、廊下で呼び止められた。説教か?
「一条って運動神経いいのに、部活とかぜんぜんしようとしないから」
主人公だからです!(だから何年前の記憶だよ…)

「ただ……熾月が家で待ってるというだけで。」
この主人公、シスコン!しかも、ぺたんこの方がいいとか…

実の姉に変態呼ばわりされる妹…
腰もさわさわする。手つきが変態と言われても止めない。

ほほう、熾月は「熾月ちゃん」呼ばわりが嫌なようだ。

菜生(なお)?知らないヒロインが出たな…こいつ男!準にゃん!!!!!!
(すみません、俺は準にゃん信者なので…狼藉お許しください)

嫌がる熾月に、執拗にすり寄る瑞月。
だがこのシーン、どう考えても熾月の顔を大きく描きすぎ。
デバッガーとか、気づかなかったのかね?ザルなデバッガーだな…

街から駅まで20Km!?なんでそんな辺鄙なところに街を置いたのよ!
20Kmというと…新宿駅から国分寺駅までが21kmか。
そんなところに駅があっても、誰も使わねーよ!

ここで、菜生の名字が渡会(わたらい)ということが判明した。
渡会?渡会準!?違った、渡良瀬準でした…お騒がせしてすみません。

ほほう、主人公の父は魔法学者で、今メキシコか…
そして母は魔技師。魔法陣グルグル!?
彼女はスフィアタムというマジックアイテムを使役する。通称スーちゃん。

九重楓子(ここのえふうこ)さん出た!彼女は黒髪+ロング+巨乳という、俺の三大好物をあわせ持つ、まさに俺様専用お子様ランチのような人である。

輔弼家(ほひつけ)?初めて聞くなあ…ちょっとググる。そんな単語は出てこない。じゃあ、はぴねす!2独自の用語か…

ほほう、許嫁ですか…許嫁がありながら、いろいろな女の子といいことしちゃうんですね…

あんまんをいただくついでに、楓子さんの指をしゃぶっちゃう。あっまー!

2月14日[水]

朝寝を貪ろうとする主人公に、フライングボディプレスをかける瑞月。
押しのけようとして、瑞月の胸部装甲に手が当たった。
流石の瑞月も、これにはどん引き!

六介が熱弁する。「兄というのはな、妹を寂しくさせてはいけないんだ!」
わかる!わかるぞその気持!

統也(とうや)?誰それ?ふーん。九重楓子さんの弟か…

また六介語録が炸裂する。
「知ってるか、和綺。男は2種類に分けられるんだ。
それは、チョコをもらった男と、もらってない男だ」

「魔法使いの魔力は、20歳頃をピークにその後は衰えていき、
最後には普通の人と同じ様に魔法は使えなくなってしまう。」
はぴねす!2の基本定理だな。メモメモ…

「かーさん……橘海音(たちばなみおん)さんは、俺の本当の母親じゃない。」
「母親の妹……つまり叔母にあたる人だ。」
「『かーさん』と『とーさん』の夫妻は、幼いことに両親を事故で
亡くした俺たち兄妹を、親代わりとしてここまで育ててくれた。」
ほうほう、ということは、妹たちとは血がつながっている?

菜生、気を効かせて六介を遠ざける。お前気配りの達人だな。
ところが、熾月を見つける前に、楓子さんが割り込んできた!

主人公のタイをかいがいしく直す楓子さん。
もうすっかり若妻気取りである。
主人公、このままではヤバい!と危機を感じた。飛び退いた!
楓子さん、獲物に逃げられた猟犬のような顔をしている。

しまった、やりすぎた。謝る主人公。
飛びついてくる楓子さん。
「目をつむっていてくださいね」な、何が始まるんだ…
結局チョコを食わされただけだった。くそ!もてあそばれた!

六介にかーさんからのチョコを確かに渡したが…それをどうして楓子さんが知ってる?スタンド攻撃かッ!ではなくて、サイコメトリという魔法だった。
「ええ、わかっています。愛の形は人それぞれですから」
この女、腐ってる…!

璃乃、階段を踏み外した!
主人公、とっさに回り込んで、璃乃を受け止める!
璃乃、ぱんつを完全ガード!
いやガードすんのそこかよ!

花恋が、学校内をうろうろしてる。何しに来たんだろう?
璃乃が花恋に声をかける。
花恋「あっ……ええと、弥篝珠洲子(みかがりすずこ)先生の研究室を探していて……」

また知らない名前が出た。
「超一流の魔法使いとして有名な弥篝先生は、人嫌いって噂で、
ほとんど研究室にこもりっぱなしなのだ。」
待て、さっき魔法は20歳がピークで、それ以降は減衰するって聞いたぞ。
その弥篝先生は20歳なのか?

花恋と主人公が知り合いだったと知って、びっくりすると同時に、ちょっとやきもちを焼く璃乃。
「へ~~。一条でも町で女の子に声かけたりするんだ」
このとき、怒りの漫符が出たことを、俺は見逃さなかった。

璃乃は二つ名を持っていた。《音速のカヴァリエーレ》…ぷぷぷ、笑える!
ちなみに弥篝先生は、《深紅のアポカリプス》だそうだ。
花恋も二つ名を持っているはずだが、恥ずかしい花恋が必死に璃乃の記憶をブロックした。

なぜかキレ気味な璃乃に、バレンタインチョコを貰った。
これは菜生の功績らしい。お前気配りの達人だな。

どうやら璃乃は、菜生が女の子だと思っているようだ。
でないと、「菜生は私みたいに、チョコを渡す時恥ずかしがるはず」
という推論が出てこない。

熾月「私の、出る幕はないな」
諦めんなよ、諦めんなよお前!どうしてそこでやめるんだそこで!

おっと、ここで五択!ちょっとセーブしとこ。
ここで菜生を選んだら、どうなってしまうんだ…!
まあすでにCGを見てるから、菜生ルートが無いことは知ってるよ。(諦)
だから、あえて押す!「菜生」!

夜の御咲神社にやってきた熾月。
「御咲山……このあたり一帯に影響を及ぼす特異噴出点(パワースポット)。
その理念属性は《選択》。」

なんか話がFateくさくなってきたぞ!影響されてないか?
いや、この時代のえろげで、Fateの影響を受けるな、という方が無理か…

一方そのころ主人公は、バレンタインチョコ5個と20円チョコの包み紙を
机の上に並べて眺めていた。
変態!変態がいます!

2月15日[木]

グラウンドに巨大な穴が空いた。ニュースでもやってる。
熾月「………私が知っているわけないだろう」おめーぜってー関わってるな!

ところで、何で主人公は、穴を見に行く気になったんだろう?
無気力・無関心をモットーにしてた奴だったのに…

六介・菜生・璃乃も来た。
花恋も来た。
美少女に目が無い六介、さっそく花恋にアタックする。作り声がキモい。
学校は休校になったので、花恋に町を案内するという口実で、遊びに行くことになった。

花恋、昔ここで暮らしたことがあった。重大なフラグ発生!
そして10年に1度の「式年祭」、10年の間に蓄積した不幸を祓う。
花恋は、前の式年祭のときに、この地にいたことが判明。たぶんこれが
話の核心だろう。

クレープ屋のおばちゃんが、さらっと重要なことを言った。
「あのね、魔法使いは幸せを運んでくる存在なのさ」
「だから、この町の人間は、魔法使いを大事にするの」
「どうせ大人になったら大概なくなっちゃうんだしね」

第3行の言っていることはわかる。だが、「大概」ということは、
そうでない者、つまり大人になっても魔法力を失わない人間が、
少数ながらもいる、ということだろう。弥篝先生は、そういう大人の
一人だと見た。

あれ?ロッシュの声、どっかで聞いたことがあるぞ!
あなた、コルセイトのリンゴ園で、オートマタやってませんでしたか?

六介「はぁ、はぁ……!姫川さん!オレを姫川さんのマジックワンドに
してください!」
なんかキモいことを言いだした。

花恋があまりにも天然なので、説教する璃乃。

ふむ、ここで2択が出たが、下の選択肢は薄く表示されて、選択できないようになっている。ならば、上を選ぶしかあるまい。「姫川さんを送っていくと申し出る」たぶんこれで、花恋ルート確定だな…

何!ホテル直行!
ではなく、高台へ寄っていこう、ということになった。

この、フラグが立ちそうで、立たないもどかしさ…!

え!?そんな強引にフラグ立てちゃうの?ゆうくんの謎は?

「小さいころ、俺は女の子と一緒にすずこ先生……
弥篝珠洲子先生に魔法を習っていた。」
「その子はとてもすごい才能をもった魔法使いで、俺の憧れだった。」

ということはだよ、弥篝先生に二人で会いに行けば、すべての疑問が氷解すると思うんだが…それはまだ先なのか…

4月6日[金] お、一気に飛んだな!

瑞月が制服姿を披露した。
胸部装甲をいやが上にも強調する、ピンクの制服…風俗かよ!

一方その頃、熾月は、胸部装甲を念入りに確認中であった。ぱんつ一丁で。
「解せぬ……瑞月とは同い年のはずなのに……」
やっぱりありました、おっぱいコンプレックス!絶対あると思ってたけど、こうして実際に目にしてみると、感慨深いですなあ…

「こんなことしたって、彼我の戦力の差は明らかなのに……」
自分から言っちゃいました、圧倒的な戦力差!いやいや、我々が言うのはいいですが、美少女が言っちゃいけませんって!

「人間の価値が、胸の大きさなんかで決まるわけがないじゃないか……」
全世界の貧乳党員が、一斉に賛同の叫びを上げた!

ギャー!兄に見られた!
血の粛清が始まるかと思われたが、熾月は階段をすごい勢いで上がっていった。

そして、この覗き見事件は、家族全員に知れ渡ることになったようだ。
妹の乳枕に癒やされる姉。

そういえば思ったが、菜生はなんで桜ヶ丘の制服を着ないんだ?
学校別なのか?いやそんなはずはない。だっていま同じ学校にいるし。

六介が来た!熾月にアタック!
熾月のワンド(アルバ)が魔法で六介に反撃!いやそれはひどいだろう!丸腰の人間に魔法で反撃するのはやりすぎだ!
だが六介は平然としている。「オレこそは、魔法のセンスはないが耐性だけはピカイチと言われた男……!」
つまり、ランス世界のリズナみたいなものか。歩く絶対魔法防御(アンチマジックシェル)。
たぶんこの伏線が、あとで活きてくる。くるかな?

『基冬(もとふゆ)の呪い』?また新単語が出たぞ?
菜生「桜の咲きつづける年には不幸が起こるっていう言い伝え」
熾月「高峰基冬……か」
「……昔々、貴族の跡取り息子の、高峰基冬って男がいた。」
「基冬は人好きのしない性格で、みんなから敬遠されていたんだが、
そいつは妹のことがすごく好きだったらしい。」
「だけど、実の兄妹だったし、元々基冬が嫌われ者だったしで、
二人は結ばれなかった。」
「結局基冬は、桜の年に、世を怨んで憤死した。」
「で、死んでもなお基冬の怨みは晴れず、怨霊としてこの地に
干ばつとかをもたらしたんだそうな。」
菜生「そもそも、御咲神社のお祭りって、その基冬さんの霊を鎮めるために
始まったらしいよ?」

幸せな回想にひたる花恋。
だがその幸せは、闖入者によって阻まれた。
璃乃「ひっめかっわさん!」
花恋「きゃあっ!?」

あれ、いいんちょってこんなキャラだっけ?ライターが違うのかも…

おっと、ここで声バグ発見!
楓子「ふふ、戯れ言ですよ?」
ここを楓子の声優さんは「たわむれごと」と発音した。
そんな日本語があるかばかー!「ざれごと」だろ!

花恋、告白!うろたえる主人公!
和綺「な、何を言うの、姫川さんっ」なんかオカマ口調になっちゃってる。

璃乃「そうそう。ちなみに渡来さんは男子よ」
えっ!ということは、璃乃は菜生が男だってことを知ってたことになるぞ?
じゃああのバレンタインは、どう説明つけるんだ?わからん!

璃乃「あたしが取り乱してるとでもいうのっ!?」
お前が一番取り乱しとるわ!ああこのドラクエ4コマ感、いい!

なんと、ここまで引っ張って、ようやくオープニング!
溜めるにも程があるわ!

ドラフト1位?つまりこの学校のクラス分けは、先生が関与できるのか…
まあ魔法学校だし、そういうのもあるか…グリフィンドール!

席決めもマジックアイテムで行う。

おっと、統也が声をかけてきたぞ?ムッツリのお前にしては珍しいな?

六介「桜が綺麗なのに罪はない!」
六介、なにげに伏線ぽい発言。

宗匡(むねただ)。また新しい人名。主人公に体術(小陰流(こかげりゅう))を教えた人らしい。主人公の祖父だった。

六介「わんぱくでもいい、たくましく育ってほしい」
おい六介…お前昭和の人間?

予科?若い血潮の予科練の?

菜生またしても空気を読んだ行動。お前(略)
実は空手家らしい。

璃乃「だっ、誰がホの字よっ。何時代の人なのよ!?」
そういうお前こそ、ホの字の意味がわかってるじゃないか。
やっぱりここは昭和…!道理で居心地が良いと思ったよ。

花恋の二つ名が判明した!《薔薇のラ・ピュセル》…これは恥ずかしい!
だめだこれ、人に知られた時点で殺すレベルではずい。
熾月「……? 何か問題でも?」
だめだ、熾月には「恥ずかしい」という感情が理解できないようだ。

楓子「いつも夫がお世話になっています」
流石の熾月も白目!
楓子「およよ……私とのことはなかったことにするんですね……」
この女、本当に泣いてやがる!

璃乃さんのうんちく。
「輔弼家って、昔から魔法使いを多く輩出するらしいの」

熾月の伏線っぽい発言。
「未来は不確定なものだ。たとえ魔法でも、見通すことはできない」

楓子の能力サイコメトリについて、驚きの声が上がる。
熾月「サイコメトリなんて、ほとんど固有魔法(マギア・ウニカ)レベルだぞ……」
楓子、ドヤ顔!「えっへん」

占い研究会の部員が一人だけなのも、合点がいった。
この占いは、楓子の固有技(ユニークスキル)を使うので、
楓子以外にはできないのであった。

花恋「御咲学寮からの歴史、ですね」
また知らない単語が出た!みさきがくりょう?

む?主人公と花恋の間に記憶の齟齬が?
雲行きが怪しくなってきたぞ。
しかも、璃乃の方がなんか考え込んでる…ということは、
その記憶は、主人公と璃乃が幼い頃になんかやらかした。
ということであろう。

すずこ先生の件でも、主人公は覚えてるのに対し、
花恋は覚えてなくて、花恋が知っているのは今の「弥篝先生」だけだ。

ここで2択!「右によける」「左によける」「よけられない。現実は非情である」3択じゃねーか!

とりあえず、「右によける」を選択した。
泥水がズボンに跳ねた。
まあ、そのぐらいで済んで、よかったね!

するとここで、まるで見ていたかのように楓子さんから着信。
「悪い未来は、逆らうのではなく乗り越えるべきなのですよ」
これも伏線ぽいなあ…

主人公の実の両親の名前が判明した。
一条令人(いちじょうれいと)
一条美空(いちじょうみそら)昭和…
この2人は11年前に事故で亡くなっている。
「11年前」という所に注目である。
つまり、前の式年祭の1年前に亡くなっているのだ。
ということは、前の式年祭の時、主人公には両親がおらず、
ひとりぼっち状態だったのではないか?

さらに楓子の父母の名前が判明した。
貴行(たかゆき)。現在の市長である。
篠子(しのこ)。御咲神社の宮司。
さらに篠子の父、繁国(しげくに)。この人が、体調がすぐれない篠子にかわって、御咲神社の実務を取り仕切っている。

名前がどんどん増えてないか?なんか「戦争と平和」を思い出すぞ…俺は完読できなくてあきらめちゃったけど…

熾月「知らないのか。魔法が使える者は、御咲神社の宮司を継げない。
そういうしきたりなんだ」
ということは、楓子は宮司になれない。どうする気だろう。

4月7日[土]

六介「それは………想・像・力!」
フォント拡大にカットインまで使って言うことか、それが。

むう!?攻略キャラでないはずの菜生の上に、2択が!?
「意識してない」
「さすがにちょっとするだろ」
下の方が美味しそうだが、あえて不味そうな上!
と見せかけて下!

統也お前、シスコンだったんだな…
保健室に突入しようとする統也を、間一髪の所で引き留めた。

若い血潮の予科練の子の名前がやっとわかった。真白(ましろ)だ。

真白「つまり、一条先輩は、相手が女性であればみんなお優しい……ということですね」
小さい子には優しい璃乃も、さすがに気色ばんだ。

真白「昨日は、わたくしの胸に興味をお持ちのようでしたので、一条先輩は、ロリコンのお方なのかと、そう思っておりました」
真白「ですが、胸の大きな方にもお優しい、ということはそういうことなのだと推察いたしました」
今すぐ殺るべきだ。そう本能が命じている。

統也と主人公の模擬戦が始まった。

統也の魔法服は制服と同じデザインだから変わらない…って、
それ絶対CG枚数をケチるためのいいわけですよね!
男だってかっこいい魔法服着たい!お願いだから着せて!

統也「魔法服は魔力絶縁体でつくられていますが、その主目的は、
装着者自身への魔力の逆流を防ぐことです」
なるほど。

伊藤先生「九重くん(統也)の攻撃を身体能力だけで全弾かわすなんて、
一条くん以外にはできない芸当ですよ?」
それは俺が脳筋と暗に言ってるような…まあいいや。褒められたので喜ぼう!

次は花恋と璃乃の模擬戦だ。
璃乃はガンガン攻めるが、花恋は乗り気になれず、防戦一方だ。

おっと、また声バグだ!
統也「魔法の伝播速度は…」
ここで統也の声優さん、「でんぱん」って言った!
何だよでんぱんって!「でんぱ」だろ!

「桐ヶ谷が六介に構っている間に、姫川さんが息を整える。」
六介お前…役に立つこともあるんだな!見直したぜ!

模擬戦が終わって2択。だが、下の選択肢(桐ヶ谷に声をかける)は、例のごとく半透明にされていて、選択できない。
よって自動的に、「姫川さんに声をかける」。

「珠洲子先生は、かーさんと同級生だ。」
「にもかかわらず、今でもピーク時と同じどころか、それを超える
魔法能力をもっているという。」
やっぱりね。

ほほう、花恋が珠洲子先生に会いたいので、ちょっとツラ貸せや、
と言ってきましたよ!もちろん断る理由はありません。

「お日供(おにっく)」?また知らない単語が出てきた。ググる。
なるほど、これは神社用語で、神さまへお食事を供えることを言うのか…
だが大野湊神社では、朝に行う行事と言っているぞ?
こんなに日が高く登った後で、おにっくしていいのか?

楓子「和綺さんは私より統也くんのほうが大切なのですか?
もしかして……BLさんですか?」
この腐った女子め…

和綺「くそぅ……邪知暴虐な女子どもめ……」
和綺は激怒した。

4月8日[日]

楓子さんで二択。「甘えてみる」「甘えない」
だが残酷にも、上の選択肢は半透明にされており、選択できない。
したがって自動的に、「甘えない」である。

璃乃で二択。あれ!今度は半透明じゃないぞ!
意外だなー。もう花恋ルート確定と思ってたけどこれは…
まあ花恋ルートなら上だよな。

統也「神職たるものは怪力乱神を語らず」
ここで統也の声優さんが「かいりょくらんしん」と言ったので
すわ声バグか?と思ったが、バグってたのは俺の方だった。
「かいりょくらんしん」で正解なのである。
俺ずっと「かいりきらんしん」って読んでたわ…
「かいりきらんしん」でも合ってるらしいけどね。
(「四字熟語の百科事典」より)

さてお花見するぞ!と意気込んだら、急に雨が降ってきた。
楓子さんが「とっておきの場所がありますので、ついてきてください~」
と言うのでついて行ったら、俺の部屋だった。

どう考えても男一人で満員になりそうなそこに、
ヒロインをこれでもかと詰め込み、
さらに楓子さん特製のマジックドリンクを飲ませて酔っ払わせた!
楓子さん、ちょっと署までご同行願えますか?

二日酔いの花恋、なんとか自室まで帰ってきた。
ひとり暮らしの花恋に、ロッシュがいてくれてありがたい…

4月9日[月]

双子の上で選択肢。
「試しに行ってみるのもいいんじゃないか?」
「何なら俺が一緒に行こうか?」
どっちも花恋ルートには影響なさそうだな…
なら、面白そうな下にしてみるか。

楓子さんは、大量の鳥の唐揚げを用意して待っていた。なぜ唐揚げ?
というか、昨日あれだけのことをやらかした人だ。
この唐揚げにも、絶対何かあるに決まっている。

なのに熾月!「確かに……匂いはとっても美味しそうだ」
お前がそんなんでどうする?

楓子「そして食欲を満たした後はもちろん性欲を……きっと私たちのことも
ペロリと平らげてしまうに違いありません。……キャッ♪」
キャッ♪じゃねーよ。なんでそんなにおばさんくさいんだよ!
えーとこのゲームって、コンプリーツ?だっけ?
違うよ!オーサリングヘブンだよ!ああそっちか…

予科練も居た!なんで居るお前!
あーそうか、部員になったのか。お前ら気が合いそうだしな!
ところが熾月、予科練がいるのが気に食わないらしい。

予科練「予科生なのに本科の部活に入ってたら、
大人な感じがするじゃないですか」
おこちゃま全開。あーはいはい大人大人。

楓子「真白さんは、すばらしい才能を秘めていますから」
それはそのとおりだ。予科でクラスB取れるやつなんて、他に居ないんじゃね?

熾月「楓子。誘いはありがたいが、やはり部活には興味がない。
私の代わりに、真白がいれば十分だろう」
ここでおや?と思ったのは、熾月は楓子のことを呼び捨てにするんだな、
ということ。熾月は見た目よりもっと年を食っている…?

和綺「そうですね。せっかくですし、妹たちだけでは
残ってしまいそうですから」
おーーーい主人公!お前もう昨日の事を忘れたのか!?猿頭かお前!?
おそらくこの部屋自体に、チャームの魔法が掛けられていると見た。
それに踏み込んだ時点で、主人公たちの敗北は確定していたわけだが…

まず瑞月が堕ちた。
熾月は抵抗したが、「特典に和綺を付ける」という甘言にはまり、
おっと、ここで選択肢!だが、上は半透明で押せない!
ここは仕方なく「熾月の意見を聞いてみる」だ。

まあどっちにしろ、熾月が堕ちるのは時間の問題だった。
そして主人公は、名誉特別会員という名の奴隷に堕ちた。
これってBISHOP?違うよANIMだよ!ああそっちか…

かーさんもかーさんだよ!やり手ババァみたいなことしやがって…
ちなみに「やり手」とは、江戸時代の吉原に実在した職業で、
遊女や禿(かむろ)を監督しつつ身辺の世話をする女のこと。
(ピクシブ百科事典より)

おいそこの女子生徒AとBとC!正体バレバレだから出てきなさい!
やはり占い研究会の面々であった。
彼女らは、カフェに闖入し注文もせずに引き上げていった。
立派な営業妨害である。

花恋がママからの電話に出るためにカフェを出た後、
ヒマになった璃乃が、話しない?と言ってきた。
たぶんここが璃乃ルートの入り口だと思うが、
すでに花恋ルートが確定していた俺には何の選択肢も出ず、
強制的に璃乃の申し出を「断らされた」。

花恋2択。だが下は半透明で選択できない。
すでに花恋ルートが確定している俺に、下の選択肢はまったく意味がないと
思える。だが周回していくうちに、下の選択肢にも意味があるようになって
くるのだろうか?
とりあえず、今の状態では上しか選択できないので、選択。
「姫川さんの夢について聞く」

楓子さんに冷やかされても、あーはいはいそうですねと答えるだけだが、
理知的なロッシュに冷やかされると効くなあ…
ロッシュ「はぁ……。二人とも、そんなに堅苦しく考えなくてもいいと
思うんですけどね……」
これではどっちが主人なのかわからない。主客転倒。

花恋とのらぶらぶデートの最中に、招かれざる客がやってきた。予科練だ。
予科練のくせに、正装してやがる。もういつでもケンカを売れる状態だ。

不埒な輩?良く言った!吐いたツバ飲まんとけよ!
だが肝腎の花恋が、すくみ上がって役に立たない。
主人公にできるのは、花恋を抱えて横っ飛びに避けることだけだ。

ようやく花恋、エンジンがかかった!防御魔法なら当代一!
だがどう見ても手遅れだろう?もう光線が放たれているのに、
今から詠唱したって間に合うはずが―

何?主人公が詠唱しただと?できるんならさっさとやれよ!
魔法を殴り飛ばした!?これはニトロプラスですか?
違うよライアーソフトだよ!ああそっちか…

ああなるほど、これをやると痛いから、やらなかったのね…
予科練「何て無茶を!?」
和綺「おまえが撃ったからだろ!!」
プロレススーパースター列伝で、入院しているにもかかわらず
差し入れの寿司を平らげた力道山と猪木の対話に見える…

「逃げるしか策はなかった。」
まあそうだよねー。
だが予科練のマジックワンド、エニグマに回り込まれた!
自律するマジックワンドなんて聞いたことがない!
オロオロしているうちに、予科練が追いついてきて、挟撃されてしまった。

だが、謎の光によって予科練の魔法は無効化され、結界も消えた。
弥篝珠洲子―この人が、予科練の魔法を無効化したらしい。
そんでもって、予科練のママでもあるそうだ。

そして街中に魔法陣を仕掛けたのも、珠洲子先生だそうだ。
珠洲子「魔法災害の前兆があればとらえられるよう、町のあちこちに
ああいったものを仕掛けているんだ」
さいですか。

そこに4人組が現われた。
こうして顔見世を行うということは、もうこのルートは終わりに向かって
全力疾走―という感じがひしひしとするな。
ちょっと待って、じゃあHはどこでするの?俺まだ1回もHさせてもらって
ないんだけど?

楓子「いえ、私は知っていましたので♪」
和綺「なんで黙ってたんですかっ!?」
楓子「うふふ、和綺さんのそのお顔が見たかったんです♪」
こいつ悪(あく)だ。しかも、自分のやってることに無自覚な、たちの悪い
悪だ。こいつに物騒な魔法持たせてなくて良かったよ…

4月10日[火]

六介「魔法で作ってきたんだよ、モテ度の上がる弁当をな!!」
モテ度は置いといて、魔法で弁当が作れるなら俺もやりたい!
六介「ほ、ほんとは魔法じゃなくて、早起きして弁当作ってきたんだよ」
やっぱそんなオチか。
だがモテるためには早起きも辞さないという、お前のマンパワーはすごい。
マンパワーだ。断じてマンコパワーではない。

菜生「へ~、六介くん、お弁当なんだ。頑張ったね~」
菜生…お前人格者すぎる…六介は下心で弁当作っただけなんだから褒めないで…

というわけで一人飯を食らうことになった主人公。
かーさんの勤務する第二学食、Oasisへとやってきた。
かーさん、仁王立ち?この仁王立ちの謎は、いまのところ解けなかった。

次はかーさんと珠洲子先生のツーショット。
珠洲子先生、タッパでかいな…というか、かーさんの方が低いのか?

六介が松岡修造みたいなことを言ってるぞ。

花恋「弥篝先生にメールをしまして」
よくメルアドがわかったな。
和綺「珠洲子先生のアドレスなんてよくわかったね」
あ、主人公が俺と同じことを言ってる!ちょっと嬉しい。

ここでまた、記憶の齟齬が取り上げられる。
主人公はすずこ先生を知っているが、花恋は知らない。
そしてもうひとつ、花恋は「私を助けるためにひどい怪我を負って」と言っているが、主人公にはぜんぜん心当たりがない。
これってLeaf?違うよ、Keyだよ!ああそっちか…

駄目押し!「魔法を使ったら、あざが浮かびあがったり、する?」
花恋「わたしじゃ…ありません…」
なんという曇らせ展開。
この野郎!姫川さんを泣かせやがって!女の子を泣かせて良いのはHの時だけだ!

璃乃のナイスアシスト!璃乃ルートに入ったらいっぱい可愛がってやるからな!

おいこのままじゃ、花恋から告白しちゃうぞ?いいのか男としてそれで?
告白されたー!
やられっぱなしで終わる主人公ではない。逆告白!

まああれだ、この花恋ルートは「昔のことより、今のこと」をテーマにしているな…まあそのうちに、昔のことにも決着をつけるだろうが。

4月11日[水]

熾月「兄さん。笑い声が気持ち悪い」
普段他人の感情に反応を示さない熾月にそう言われるようでは、
主人公、よっぽどキモい笑い方をしていたんだろう。

姫川さんとLINE。いかん、またキモい笑いが漏れてしまう…!

熾月が空気読んだ!?天変地異の前触れじゃあー!

そこで主人公、六介が朝からいかがわしい動画を送りつけるスパム野郎
ということにした!
ひどいやつだなお前!親友と女、どっちを取るつもりだ!?
女!(即答)

空気の読める男、菜生!これは、本当は真相を知ってるな…

校門で彼氏を待つ女、花恋!だが妹連れとは予想してなかったようで、うろたえた。
空気の読めすぎる男、菜生!「うっかりひなたぼっこしたくなっちゃう陽気だよね」

花恋「待っているあいだは、一条くんのことをずっと考えていられますから…」
このバカップルどもめ!甘ゲロ吐くわ!

まだこのいちゃらぶパートが続くのか…
なんかちんぽの根本縛られて甘撫でされてる気分だぜ…早く楽にさせてくれ…

璃乃が敬語。キモい!というか、「このバカップルどもめ!」といわんばかりの目付きをしている。

璃乃「ぐぬぬ感」
あ、そう言っちゃうんだ。とんびにあぶらげ感。

花恋、弥篝先生に会いに行くのを先延ばした。
なんだろうこの、重要なフラグを落としてしまった感…?

璃乃「ふう。ほんと……やれやれよねー」
璃乃…お前承太郎だったのか…

「リビングを逃げまわり、何とか貞操を守ることに成功した。」
おつかれさん。でも叔母に貞操を奪われるってのも、えろげではよくある話だし…それなんてCATTLEYA?違うよ、熟れ専だよ!ああそっちか…

4月12日[木]

モーニングコールを欠かさない俺の嫁、花恋。

空気読む係がなぜか熾月で、読まない係が瑞月になってる。逆じゃね?

六介が妹達の前で、うっかりバラしそうになるが、
空気の読める菜生がとっさに話題を変えた。
なんか菜生に貸しばっか作ってる気がする…後で利子付けて返せとか言わないよな?

だが空気の読めない六介、思い出してしまった!
「六介の口を軽く塞ぎつつ、そのまま路地裏に連行する。」
楓子さんとかには絶対見せたくないシーンだな…
楓子さんはサイコメトリ使えるから、隠蔽しようとしても無駄なんだけどね。

かーさん乱入!「手篭め」発言!
それなんてアトリエかぐや?違うよ、Guiltyだよ!ああそっちか…

だめだ!この弥篝先生、悪堕ちしちゃってる!
やっぱり前日に行かなかったのがまずかった…!

予科練がやってきた。まあ弥篝先生の娘なので、居て当然なのだが。
予科練「言っときますけど、ママの弟子としてはわたくしの方が先輩です。
ですからお二人とも、わたくしのことは真白先輩と呼ぶですよ」
ケンカ売られてる!だがそれに気づかない花恋。
花恋 「ふふっ、そうね。これからお願いしますね、真白先輩」
予科練「はぁ~~っ、真白先輩! なんて甘美な響き!」
予科練ちょろい。

4月13日[金]

菜生の「仲よく」とは、いったいどんなことをされてしまうんだ…!?

4月14日[土]

モーニングコールにハートマークが混ざるようになった。
さわやかな朝だぜ(タバコふかしながら)

女の子4人組。
こうして見ると、制服の着方もけっこう違うことがわかる。
瑞月は、制服のブレザーのボタンをきっちりはめている。
(そのことによって、胸部装甲が余計に強調されているのだが)
それに対し、いいんちょと熾月は、ブレザーのボタンを外している。
ラフな格好だ。それに加えいいんちょは、謎のピンクのカーディガンを、
白シャツの上に着ている。
そして、そもそも桜ヶ丘の制服じゃない、謎の制服を着ている菜生。
菜生の制服の秘密が明かされる日は、来るのだろうか?

いいんちょからお誘い。10年ぶりの式年祭、何も起きないはずがなく…!
いいんちょ「それはそれ!これはこれ!」
島本和彦ネタじゃないか!なんかスタッフに「」が混じってないか?

4月15日[日]

ハルゼミ。学名 Terpnosia vacua は、カメムシ目(半翅目)・セミ科に分類
されるセミの一種。日本と中国各地のマツ林に生息する小形のセミで、和名
通り春に成虫が発生する。晩春や初夏を表す季語「松蝉」(まつぜみ)は
ハルゼミを指す。(Wikipediaより)

六介、カエル釣りってそんなに楽しいか?
それとも、六介なりに気を使ってくれたのか…?

桐ヶ谷、「涅槃で待つ」って、沖雅也の自殺(昭和58年)だよね…
やはりここは昭和…!

さて、えろげなんだから、これから二人には、やることをやってもらうわけ
だが、いちゃらぶ空間から、アダルト空間への移行は、それ相応のエネルギー
が要る。いまそのエネルギーを溜めつつあるところで、ヤマトで言うところの
「エネルギー充填、120%!」になるまでには、もう少し時間がかかりそうだ。
ここが萌えゲーの一番つらいところで、見てるこっちもつらい。

一発やっちまえば、あとは平気になるんだが、もうあのいちゃらぶ空間へ
戻れなくなると思うと、それもつらい。

始まった!
俺はCGですでに見てるから知ってるけど、初めてこのエロシーンを見た人は
びっくりするだろうなあ。だって、いきなり脇舐め!
そんなおやじくさいテク、俺でも知らんわ!

スカートは脱がずに、ぱんつだけ脱ぐ。
そうすることによって、CG数を減らせるという仕掛けだ。
えろげで一番金がかかるのはCGだから、どこのメーカーも、
「どうやってCG数を減らせるか」に腐心している。

たとえば、ういんどみるOasisの場合、とにかく差分をたくさん作る。
それによって、ベースCGの数が少なくても、なんかボリューム満点の
えろげを遊んだかのような印象を、プレイヤーに与える。

どうでもいいことだが、「花恋」という名前、「花芯」とまぎらわしいぞ!
「花芯」はアダルト業界でよく使う用語だから、たまに空目する。

2枚目に移行した。
これまたテクニカルなCGだな…
らぶらぶな体位というと正常位だが、正常位は「結合部が見えにくい」
という欠点を持つ。
じゃあ側位にしたら?側位にすると、結合部はよく見えるが、
こんどはピストンしにくい、ちんぽが奥まで挿さらない、という欠点がある。

そこでこのCGは、正常位と側位のいいとこ取りをしたような体位になっている。
女の子を完全にはベッドに寝かせず、右肩を45度くらいベッドから浮かせる。
そして足をガバーッと開かせる。右足は、垂直に宙に向く感じになる。

そこで男優が、座った状態で女の子に迫り、右足の太ももを掴んで安定させ、
女の子の下半身をちょっとだけ水平方向にひねって、ねじれ状態にする。
女の子の上半身と下半身が、ねじれた状態にあると、激しいセックス感が
出て、エロい。

もちろん、着衣エロのパイオニアであるういんどみるOasis、そのへんも
抜かり無い。
帽子、上着、アームロング、サイハイソックスは、脱がさない。
「脱がさない!」それがういんどみるOasisのモットー。
今の萌え抜きゲーでは常識だが、2005年、初代はぴねす発表当時、
脱がさないという概念はまだ無かった。
これで当時の萌え抜き界の頂点に君臨したのだ。

アームロングとは、肘まで覆う丈の長い手袋のことだが、このヒロインの
場合、手のひらから指にかけては覆わず、手袋からちょっとだけ見せている。
そうすると、ヒロインの指がより生々しく強調され、エロくなる。
絶対領域と同じ理屈だ。

「硬く熱く滾ったペニスを花恋の亀裂にあてがった。」
亀裂という単語を、女の子のおまんこの表現に使ってるのは、初めて見たわ…
俺としては、「亀」という漢字は、どうしても男の「亀頭」を連想させる
から、女の子の部位を表現するには適当ではないなあと思うんだが…
せめて「秘裂」とか、「スリット」とか、そういう無難な単語を使えなかった
のか?まあライターがこだわる部分だから、しょうがないのかなあ。

また亀裂って言ってる。2回も使うってことは、こりゃライター相当
こだわってるぞ…

「ゆっくり挿れてくから…」
おいおい、そこはさっさと挿れて、早く終わらせてやれよ…
ゆっくり挿れると、それだけ女の子の痛みが長引いて、苦しむことになるんだ
ぞ?
あー派手に出血した…こっちまで痛くなってきた。
だが花恋、けなげにも「幸せな痛み」と言ってくれる…!
これが萌え抜きゲーの破瓜というものか!

ういんどみるOasis、そのへんの加減はわかっているようで、
わざと女の子の顔にズームして、出血している結合部を映さないように
している。ありがたい…!
と思ったら、ズームを引いた!?何考えてんだ!

というのは、ここでテキストが「俺は花恋の様子を伺いながら、ゆっくりと
腰を引く。」と言っているので、当然のように男優の腰に着目したのだ。

だが、男優の腰に着目するということは、結合部も映ることになるわけで、
うーむ難しい演出だ。ここでズームを維持するか、引くか、演出家の手腕
が問われる。

破瓜しても出血しないミラクルおまんことか、無いもんかなあ…
それはそれで処女厨からの反発を招きそうだし…

まあ出血するのは1回だけだ!
次からはガンガン行くぞ!

すでに花恋は、深い快感を得ているようだ。さっきまで処女だったのに!
それが萌え抜きゲークオリティ。
男優も、さっきまで童貞だったとは思えない、おやじくさい腰使いで、
花恋の深奥を突き上げる。

「ピストンを続けながらそちら(おっぱい)にも手をのばす。」
そこは、やっぱりおっぱいに手をのばしてるCGが欲しかったな…
カットインでいいからさ…

ういんどみるOasisにも弱点はあった。それは、頑なにカットインを
使わないことである。
カットインを使うと、萌えが減るから、使わないのだろうか?

花恋イキそう!さっきまで処女だったのに!
それが萌え抜きゲークオリティ。
鬼畜な主人公は、花恋を先にイカせることにした。
なぜならば、女の子は何度でもイけるが、男はそうではないからだ。
他所の世界には、多重射精が可能な男もいるようだが、ういんどみるOasisの
世界にそんな男はいない。

花恋の可憐なおねだり。「さ、最後…和綺くんがイクときは…その…
わたしの中で…わたしと一緒に、イッて欲しいんです…」
キスハメ。カットインが欲しいなあ…

主人公達は、花恋の望み通り、同時に絶頂した。
同時絶頂は、三次元では稀だが、二次元ではいくらでも可能である。
二次元万歳!

かーさん、激おこぷん。
なぜ激おこぷんなのかというと、さっき花恋にさんざん鬼畜な所業を働いたから
ではなくて、駅前広場のイベントで主人公と花恋がベストカップルになったのを
かーさんにだけ報告していなかったからである。

それにしても激おこぷんとは…ちょっとかーさんは、ネットの見過ぎだと思う。
せめて2ch界隈からは離れてくれると嬉しいな…

だがかーさんは、空気の読める人でもあった。
流石に妹たちにセックスの話題は早いと感じたのか、話題をそらす。
そして妹たちと主人公を隔離し、自分だけ主人公の初体験話を聞くのであった。
…これって、ただのH話好きなおばさんじゃないのか?

一方、御咲神社の境内で、暗躍する珠洲子。
珠洲子さん、なんか主人公と花恋がセックスしたのを知ってますよ?
どうやって知ったの?ああ、遠見の魔法か…

4月16日[月]

破瓜の痛みは、次の日まで続くそうだが、花恋は大丈夫だろうか?
テキストによると、「モーニングメッセージがあった」ことだけは
わかるが、それ以上のことは書いてないことから察するに、
もう花恋は、破瓜の痛みを引きずってないか、あるいは故意に隠しているか
である。まあ前者だよね。二次元だし!

え?かーさん、まさかセックスのことまで妹達に喋ったんじゃなかろうな?
くそ!主人公は弱みを握られている立場上、何も言えない。
かーさんは小悪魔…いや、大悪魔だ!

ミス羽瑠姫?また知らない単語が出た。中盤でポンポン新単語を出すなよ!
新単語を出して、プレイヤーを煙に巻く(ディレクターは、プレイヤーを
惹きつけている、と思っている)のは型月の常套手段だが、あれは悪いお手本
だから、真似しちゃいけません!

かーさん花恋のことを義理の娘って!いやそれはさすがに気が早いよ!
かーさん「何?あれだけやっといて責任取らないつもり?」
すみませんでした、責任取ります。だからいじめないで…

校門で待つ俺の嫁。
嬉しいんだけど、流石に金髪ロング巨乳美人が校門で待ってると、ほら、
人の目とか…ね、だからもうちょっと控えめにしてくれると嬉しいな…

見世物にされる主人公と花恋。
逃げる。だが花恋の足が遅い。お姫さまだっこ。さらに衆目を集める。

熾月「こんな物陰で…はっ!ま、まさかふしだらなことをっ…!?」
キャラ違ってるよ。普段クールキャラのお前が、何でそんなことだけ
察しがいいんだよ!

校舎中庭に、珠洲子さんが仕掛けた魔法陣があるのを、花恋が察知した。
すると明かりに引き寄せられる小虫のように、予科練がやってきた。
俺は主人公と同じセリフを呟いた。「またこのパターンかよ!!」

だが前と同じパターンにはならなかった。予科練はママに言われて、
二人を呼びに来たのであった。心臓に悪いからそういう冗談はやめてくれ…

ここでちょっと脱線して、花恋の制服について言及する。
花恋は瑞月と同じく、ブレザーのボタンをきっちりはめている。
ところが、瑞月以上の豊満な胸部装甲が、ブレザーを内部から、
ありえないほどに盛り上げている。
特にアンダーバストできゅっと絞られている所、立体採寸でもしない限り
実現不可能な絞りである。
さらに、言われないと気づかないが、花恋のワイシャツは、トップバストの
あたりで隙間ができている。巨乳による隙間である。
女子ならば言うであろう。「ありえねー!」

夜の校舎で、珠洲子先生と模擬戦。
主人公達はいろんな作戦を立てるが、どれもうまくいかず、最初と同じ
広場に戻ってきてしまった。うーん萎えるなあ…

珠洲子先生と自分達では、実力の差ははっきりしている。
だったら、策を講じるしかない。それがストーリー上王道のはずだ。
だが、どれもこれもへし折られると、「努力したって無駄じゃね?」という
ネガティブな考えが湧いてくるのだ。それは画面内の主人公達だけじゃなく、
画面のこっち側のプレイヤーだってそうだ。

ここから、一発逆転!なんてされれば、それこそ大萎えだ。
俺たちが一生懸命考えた策は、全部無駄だった!と言われるようなものだ。
頼むから、そんな決着にはしないでくれよ…

また魔法殴り?それは痛いからもうやらないって言ったじゃん!
かっこいいから何度でもやらせる?ああそうですか…(萎)

あーこれ、一発逆転コースだ…(萎)

主人公達の理屈はわかるよ?
勝つためには、珠洲子先生を油断させなきゃならない。
そのためにあえて、主人公に魔法殴りをさせたのだ。
それでめでたく主人公が無力化して、珠洲子先生が勝ちを確信した
その瞬間に、花恋が魔法を打ち込まなきゃ、勝てないってことは。

でもそうわかってるなら、なんで最初にそれをやらなかった?
タイム・イズ・マネーだよ?兵は拙速を尊ぶだよ?

ここまでずるずる引き伸ばしたのは、どう考えてもライターの無能に
よるものとしか思えないのだが…俺は間違ってるか?

計算外の存在が現われた!六介だ!
珠洲子先生の張った結界を突破してきたということは、珠洲子先生以上の
使い手がいる、ということだ。あー魔力のインフレねーわかったー(萎)

『六介を連れてきて珠洲子先生のメンタルを乱す』
すげー(萎)

もうやめてもいい?