ほとんど文句なし。原作完結編の祭囃しと新規追加の澪尽しともに最高の終わり方。
祭囃し編の見せどころとなる場面は、ほぼ全部しっかりと演出されていたと思います。
プロローグ（鷹野の過去）の終わりにあった鷹野と羽入の宣戦布告のボイスなしが残念だったので減点ですが、それ以外は十分納得の内容。徹甲弾はバカカッコいいという表現がぴったりの演出でした。
また、澪尽し編新規追加はもはや一本分のシナリオ。しかも熱くて感動の連続！
「こんなひぐらしも見てみたかった」と原作完結後も願っていたリアル路線を、見事に描ききってくれていたと思います。
賽殺し編もなかなかの出来でした。主題歌がいい感じに挿入されていて、ＯＶＡで見た時以上にハマってしまいました。
そして、最後の言祝し編はひぐらし外伝としてはなかなかの意欲作。なんとなくＦａｔｅとかるろ剣を彷彿とさせるような内容でしたが、世界観の広がりを感じさせてとても良かったです。
全4巻構成と聞いたときはかなり不安でしたが、最終的に理想的とも言えるかたちで終わってくれて、これまで買い続けてきた甲斐がありました。制作スタッフには心の底からお疲れ様と、ありがとうございましたとお伝えしたい気分です。