(GiveUp) アメリがあまりにも合わなくてつらい。
クリア済み:ましろ ゆみな
買ったのは発売当初だったのに、いまさら思い立ってレビュー。
まず言いたいのは「お前ら、『会話』をしろ」
誰も彼もが自分の意見しか述べないうえ、主人公も大概は流されるまま。
よくこれで話が進むものだと、逆に感心する状態です。
まぁ、それでも話が進んでキャラが許せるならとりあえずはいいのですが、
アメリについては自分には無理。
自己中っていうのも限度があると思うの。
かわいいワガママとか、うまい具合に言いくるめられて
こっちに「仕方ねぇなあ」って言わせるレベルならかまわない。
むしろ小悪魔キャラとして通せるであろう。
だけどアメリは「やりたいことをやりたいようにやる」「でも責任とかは面倒だからいやだ」
そんな風に感じてしまった。
「他人を巻き込む」とかそんなん言ってられるレベルじゃなくて、ただの子供と同レベル。
はっきりいって不快。ついていけない。
その上で主人公=「プレイヤー」に突っかかってくる。何の嫌がらせなんだ。
キャラクターを構築する上で、「欠点」は必要な部分ですが、
敵でもないのに「嫌悪感」を抱くレベルは勘弁願いたいもの。
次にシナリオ。
2ルートやってまさかと思ったら
「個別前半は共通みたいなもの」
微妙にテキストが変えてあるとはいえ、逆に既読スキップができないのでうっとおしい。
順番どうのとかのレベルにするなら、いっそその終わりまでを共通にするか、
完全に別視点で話を構築するくらいの気合がほしい。
最終的には2ルートクリアして、アメリルートのネタバレを見てさらに幻滅し、ギブアップと。
どうしてこのメーカーは「正統派萌えゲー」を書けるライターを呼べないのやらと
割と本気でがっかりしたものです。
(いつ空はそれなりに楽しめたけれど)
原画の質は一級品、特にましろのビジュアルについては、原画のケモミミスキーもあいまって
相当なかわいさである。塗りもよく、絵だけは高レベル。
声優は中堅どころで悪くはなかった。
音楽も標準には達しているし、ヒロイン全員にキャラソンを用意するくらいには気合も入っている。
だが、地雷というほどではないのだけれど合わなかった。
非常に残念です。