設定に対しての作りが薄い
最初に余談になりますが、
昔付き合っていた彼女が「抱かれている時に(彼女の友達などの)他の女の名前を呼んで欲しい」という性癖で、
彼女曰く「その人の代理で抱かれていて嫉妬するし屈辱でもあるけど、そこが自分を燃え上がらせる」だそうです。
そういう経験があったので、このゲームはそれを思い出し楽しみにしていたゲームでした。
しかし結構期待はずれでした。
ヒロインの心情がよくわからない、というより薄い。
他の女を抱かせてそれを見ている理由が「自分が一番だから許せる」とか、
その後同じ事をヒロインが要求するので結局参考資料として見ているだけにしか感じられなかった。
つまり一緒にAVを見ているだけに近い。
他の女キャラも特別な思いなど無いので、
「他の女に抱かせる」という設定を実装する為に用意されたキャラに過ぎない感じ。
まとめると、
ジャンル的には寝取られ系の変化球だと思うのだが、
寝取られ系はその対象の男側の悔しさや、
女側のイヤなのこ違う男を求めてしまう、そして堕される、
という心情が一番の醍醐味だと思うが、
このゲームはそれが皆無、だということ。
本当に設定が勿体無い。
エッチシーンも特に当たり障りの無い感じ。
エロゲーの基本的なことの範疇に留まっている。
画も構図や質があっさり系だし、台詞もあっさり。