起承転結の「転」、かなりの鬱
「収穫の十二月」、ラストスパートの第四集
「子宮の九月」で少し主人公も読者もインターバル、
(正直オチはいらなかったのでは?)
「破談の十月」で今まで見ぬ振りをしてきたものがついに噴き出し、
事態は大きく動き始める。
まさに「転」の章。
「別離の十一月」ではこれまでとは打って変わって鬱展開、
ドロドロ、そしてリアルな心理描写に圧倒される。
最終話にはためが必要と思い、
最終話とこれまでの四作は別のタイミングで買ったのだが、
大正解だった。
最終話が気になってたまりませんでしたとも。
個人的には「子宮の九月」は独立した恋愛モノとして好きだったりする。
あそこまで綺麗な話はなかなかお目にかかれない。