所々不満がありつつもまあそれなりに楽しめた本編からのifルートでNTR気分を味わわせるのは勘弁
主人公が何か気持ち悪かったり幼馴染が猫被ってる時とそうじゃない時の変化がよく分からなくて首を傾げたり
話が進むにつれ何故か唐突に主人公そっちのけでヒロイン同士がイチャイチャし始めてプレイヤーが置いてけぼりにされたり
そういった部分にいちいち目を取られなければ、わいわい騒がしい日常シーンはそれなりに楽しめるんじゃないかな。
個人的に「うわあ」と思ったのはルートクリア後に解放されるおまけルート。
メインヒロイン勢ではなく、サブヒロイン達とフラグが立った状態で本編開始という短いifシナリオなんだけどこれがよろしくなかった。
本編中では見せないデレを全開にしてくるサブヒロイン達は良いとして、うってかわってメインヒロイン達からは単なるお友達的な認識なので本編との落差が結構つらい (まあ、ほぼ出番もないんだけど) 。
特に、本編でひたすら一途なデレを見せてくる幼馴染が開幕で「主人公君は単なるお友達」と明言する上に、主人公の親友ポジションの男とイチャイチャ手を繋いで登校したりする (プレイヤーから見て) 謎の NTR展開があるので幼馴染ルートからすぐおまけに入った人は悶死するんじゃないかな…とプレイして思った。
まあ、深く考えずにサブヒロインとのシーンを楽しむためだけのちょっとしたおまけなんだろうけど、だからこそこうしたモヤっとする要素は極力排除してほしかったかな。
別にNTRエロとかあるわけでもないのに、主人公がサブヒロイン勢とイチャイチャするからってわざわざメインヒロインに別の男をあてがう必要はなかったと思う。
全く警戒してなかったところに不意打ちだったので多少過敏になっているかもしれない。
作中に駄シリアスとかはほぼ皆無だったような覚えがある (多少主人公が鬱陶しいくらい) ので、そういう意味では安心。
基本的に作中の人物は殆どが主人公に好意的だし、好き好きオーラを全開にしてくる先輩や幼馴染が可愛い。人によってはウザキャラかもしれないが。
実は乙女、とか通り越して共通後半からネタキャラと化すヤンキーとか、ちゃんと喋れるのに素を出そうとするとエセ外人口調になる外人とか、そういう個性が強すぎる登場人物と何か言動が気持ち悪い主人公さえ受け入れられるなら最後までプレイできるのではと思い点数はそこそこ。