醜く、おぞましく、いとおしい。
こんな話考えつくなんて、作者は狂ってるのか天才か・・・・
と思ったけど、神話だか火の鳥だかに元ネタがあるみたいですね。
元ネタを知らなかった私は、まず設定の奇抜さにド肝を抜かれました。
最初の文字化けで、「ん? インストールミスか?」と思ったんですけどw
数分後には完全に話に引き込まれて一気にクリアしましたね。
病院エンドは泣けますね。
郁紀の病気を治してしまうと、沙耶のことを愛してくれる人を失ってしまう。
いや、愛してくれるどころか、見ても発狂することなくただ普通に接してくれる人間が地球上からいなくなってしまうというのに。
これが沙耶にとってどれほど悲しく苦しいことか・・・・ その後の沙耶の孤独を思うと切なくて堪らないです。
姿を見せることも、声を聞かせることもできないのに郁紀に会いに来てしまう沙耶。
頭に浮かぶ映像としては、扉の向こうで蠢いている肉の塊なのに、その姿が本当にいとおしく感じてしまいました。
グロの方はもっともっとグロくても良かったと思いますね。
たしかに臓物だらけの世界は気持ち悪かったけど、郁紀の妄想ですからね。
斧でえぐれた凉子先生とか、食べられてる青海とか
フィルターがかけれるのだから、徹底的にグロく描写して欲しかったかな。
あと、今までエロゲーの男性声優なんてアナゴさんの中の人ぐらいしか知らなかったですが、郁紀の声優さんすごく良かったです。