批判的な感想も書きましたが、高い評価も納得。
まずはエロ面から。
経験上、ひとつのエロシーンに使われるCGの枚数は2枚がもっとも標準的だと思う。
3枚あればがんばってるなと思うし、1枚しかないのも少なくない。
だがこの巨乳ファンタジーは太っ腹。4枚5枚と惜しげもなくつぎ込んでいる。
すべてのシーンが4、5枚という訳ではないが、それでも非常にボリュームがあると感じた。
シナリオも評判どおり面白かった。
特に捻りもなく、あっと驚くような展開は無かったが、陰謀をかいくぐり解決する様は読んでいてスカッとした。
だが面白かったのはそのメインルート(ハーレムルート)のみで、各ヒロインルートはイマイチ。
ヒロインと過ごす日常の描写がほとんどなく、ヒロインが登場するのはエロシーンばかり。
そもそもヒロインがどんな人間なのか全く掘り下げられてないので、可愛いとか萌えるとかを感じることができなかった。
あと主人公言われてるほどいい奴かなぁ?
舌の根も乾かないうちに、会う人会う人に愛してると連発するんで、不誠実でいい加減な奴に感じたけど・・・・
と批判的なことも書いたけど、抜きゲーのシナリオにあまり高い物を求めるのは酷。
抜きゲーのシナリオなんて有って無いに等しい物が多い中で、メインルートだけとはいえ面白かったのは高く評価したい。
珍しくエロ面、シナリオ面、どちらも両立させたかなりの良作だと思う。