購入してから久しく積まれていたが、『D.C.5』発売の報を聞いて、「これは機会」と遂にプレイ。(や、ここから4、5をプレイしようというつもりも無いのだけど。)
初代『D.C.』から続く「初音島の桜/さくら」を巡る物語の完結編・・・だった。(後から知った。)
『D.C.2』のメインルートの内容は辛うじて覚えていたが、初代『D.C.』はほとんど覚えていなかった。復習してからプレイした方が良かったかなーと、少し後悔。
作品全体のプロットは悪くないんだけど、アウトプットされたテキストがよろしくない。平坦で面白味がない、盛り上がるべき肝心な部分の描写は省略される(又は簡素に流される)。まぁメインライターの方は、前作『D.C.2』や、Navelの『SPIRAL!』、『SHUFFLE!2』で触れていたので、概ね予想どおりではあったのだが・・・。前作と今作、どちらも至高の作品になり得たと思われるだけに、残念でならない。(あくまで個人的感想。批評空間での点数も悪くないので、多くの人にとっては満足のいく内容かと。)
色々言いたいことはあるけど、個人的に一番気になったのは、ラストルートのラスト、再会のシーン。江戸川、メアリー、イアンらが除け者にされたのは・・・どうなんだろ。作品的にはサブキャラだし、メアリーやイアンを登場させるのは難しいというのは分かるのだが、ストーリーの流れを考えたら除け者にされるのはちょいと違和感。