前作よりパワーダウン
大槍さんのイラストとキャラデザインが好きで前作(以下無印)からの引き続きプレイしました。
☆メインストーリー
主人公、キャラクターは無印とほぼ同じで追加で新キャラが数名増えていますがストーリー的にはパラレル世界の話で無印とは関係ないストーリーになってますので無印を未プレイでもメインストーリーは問題ありません。
メインストーリーは無印に比べてパワーダウンしているように思えました。
この作品はどちらかというとキャラゲーで個別キャラの掛け合いの方が重要かと思いますがそれは、それでしっかりしたメインストーリーがあると作品が引き締まります。
メインストーリーは闇の力でキャラが暴走→制圧の繰り返しで単調でラスボスも良くも悪くもあまり魅力的ではありませんでした。無印のラスボス達の方がキャラが立ってたように思えます。
☆個別イベント
個別のキャラのイベントも個人的は無印の方がよかったように思えました。
というのも今作ではとにかくキャラが惚れるのが早すぎです。キャラ数の多さから無印でも一人あたりのイベント数は満足できるほどは無かったのですがそれでもイベントをこなして仲が深まっていく感じは出てました。
また無印をプレイした人が助長に感じないようにかキャラクター性を紹介するような初期イベントがほとんどなく、なんか個別イベントがいろいろすっ飛ばして中盤から攻略してるような感じを受けました。
膨大なキャラ数があるので無印に比べてイベントの質が向上してるキャラもいますが全体的には無印のイベントの方が好みなのが多かったです。
☆キャラクター
基本的には無印から引き続きのキャラがほとんどでしたがキャラクター性については無印からやや変化してるキャラが何人かいました。
これは賛否が分かれるところですが傾向としてはキャラの個性を強調しようとして逆にキャラクターが崩壊して悪化してるパターンが多かったように思えます。
☆システム
基本的なシステムは無印とほぼ変わらず。宝具の売買と合成が追加されてますが宝具の数の入手場所や個数は固定ですのでぶっちゃけメンドクサイだけな気がします。
ある程度のキャラの強弱はありますが戦闘面でのキャラは無印に比べて差別化できていると思います。
ゲームの難易度は無印から比べてやや上がっているように思えます今作のノーマル=無印のハードくらいの印象です。ベリーハードやその上のナイトメア難易度はやりこみ向けです。
☆Hシーン
無印の時にキャラの数に比べてHシーンありのキャラが少ないと問題になりましたが今作ではHありキャラの数は増えてます。一人1シーンが基本で何人か2シーンって感じです。
無印と今作を合わせればゲスト絵師を除く大部分は網羅できてると思いますがそれでも本番無しのキャラや一部Hシーン無しのキャラもいます。
無印に比べてエロシーンに地の文がなくキャラが説明口調になってる点はやや萎えます。
無印はほぼすべてのシーンに差分無しの一枚絵でしたが今作は差分があるシーンは増えてます。
価格なりのボリュームはありますし、ストーリーも落第点というわけではなく決して悪いゲームでは無いと思うのですが無印をプレイしてパワーアップを期待してやると肩透かしを食らったように感じます。