たまにはほんわかした童話系の萌えゲーもいいかなと思って購入しましたが、童話的なアイロニーが書かれていて好印象。ただ色々惜しい作品でもある。
メアリ・リリムルートのシナリオだけなら80点。
個別に入るまで話に起伏が少なく、冗長に感じる部分がいくつかあったが
ルートごとに徐々に明らかになる謎解きのような感覚は別のルートを読ませる力になってます。
ファンタジカルの謎も大体解けますし読後感は良かったです。
多少ご都合主義でも最後はヒロインの笑顔で終わってくれるのは、
こういうゲームではとても大事な事だと思いますし。
個人的に一番気になった点が、主人公とユリの漫画の会話ネタ。
ネタが古いので妙にシュールに感じて、笑うというより戸惑いました。
この絵・シナリオで美味しんぼのアンキモネタを持ってこられるとリアクションが取れない。
固有名詞にカーソルを載せるとポップアップで解説文が出るシステムは◎。
好きなキャラクター:バーネット郷
印象に残る台詞が多く、良くも悪くも純粋だった可哀想なウサギのおじさん。