製作者の気迫を感じました。それにしても、ことあるごとにCGが用いられており、使い回しの多いご時世に一石を投じたなと思う。
まず前述のとおり、気迫が感じられる作品でした。ここまでの出来は近年稀に見るものだと思います。元々忠臣蔵という話を知らない自分にとっては、全てが新鮮で多少長かったですが中だるみせずに終えることができました。
そしてこの作品で最も讃えるべきは、やはりイラストと演出だと思いました。圧倒的な立ち絵やCGの数に加え、縦横無尽に動き回る演出は目を見張るものがありました。良い意味で製作者の出し惜しみのない欲求が全て出ている作品ですね。
内容に関しましては、ほぼ一本道なのですがヒロインは4人というループものの醍醐味を生かしての物語展開で終始楽しめました。魅力的なキャラが多すぎて4人以外の話も見てみたかったですね。特に、妹の辺りや一学、新六などですね。若干時代の言葉の多用が目立ち、流し読みをしていてログを見たときに漢字が読めないことがしばしばありました。これは自分のせいでもあるんですが、、、。
あれやこれやとべた褒めしたにも関わらず何故80点なのかと言われると、自分でもとくわかりません。単純に嗜好の問題なのでしょう。
が、しいてあげるのであれば、現代の置き去り感でしょうか。あの一年間は?幼馴染の子はどうしてるの?といった具合に不明な点が少々、、、。
ちなみに、3章までは良かったとい意見も多く見られますが、自分としましては割と後半好きなのでありがたかったです。以上です。いい作品をプレイできて良かったです。