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mofringさんのDeath end re;Quest2の長文感想

ユーザー
mofring
ゲーム
Death end re;Quest2
ブランド
コンパイルハート
得点
75
参照数
788

一言コメント

『死』の絶望さえハックしろ。では『生』の絶望とはどこにあるのか。20/11/27追記有

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

 自己満欺瞞の自意識高めのマス書き文章、
『得手苦手を意識させる時点で書き手として負け』という矜持を持つ頑固者が書いた文章、
そんな文しか書けぬ私がガラパゴスの頂きたる本作の批評に挑むのは恐れ多い。
私目の筆を握る手にも普段よりも多めの汗を噴出させており、読む人に受け入れられ、ためになる文章になるのかと思うとフリック速度上昇の嵐、
どうか本批評が荒れないように祈る。

頑固な変態が書き残した賛否ある本文、飽きる部分も多々あるかと思われます。
どうか、酒の肴か休憩時間の合間か、駄文を扱き下ろすなどの創意工夫を凝らして楽しんで頂ければ
これ幸いに。

どうぞ肩の筋を抜き、ご覧に入れくださいませ。
それではご濫觴。

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ゆるすも、ゆるさぬもありません。ヨシ子は信頼の天才なのです。
ひとを疑う事を知らなかったのです。しかし、それゆえの悲惨。
神に問う。信頼は罪なりや。

               
               太宰治 『人間失格』
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      罪の在処は、何処に
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不幸な少女たちが集められたのではなく、
ある目的のために、不幸になるように仕組まれた少女たちが集められたという話の魅せ方はとても上手いなと感じた。
彼女達の家族も、悪人になりたくてなった訳ではなく、その背後に潜む悪魔崇拝集団によって仕組まれた不幸であるというのは、この街に集められた彼女達自身や、狂ってしまった彼女達の家族達や周りの人達もまだ浮かばれるからだ。

作中では、多少性格に難アリで、プレイしている我々からしてみると"粛清"にあって欲しいと思ってしまうような子が何人か居たが、
そんな彼女達の不幸が全て悪魔崇拝集団の仕業と考えると彼女達の性格もまた仕組まれたものであるから、彼女達のことを少しは捉え直すことが出来る。

悪い人達が敷いた不幸のレールを、
主人公であるまいが、ぶち壊す。
話としては単純明快、分かりやすくて良い。
しかし、ラストのデウス・エクス・マキナ的存在である前作の水梨新やリディアを無理矢理話に噛ませるのは必要な事だったのだろうか?痼が生まれる要因にしかならなかった。
悪い点ばかり挙げても良くないな。
こういう時は脇道に逸れてキャラクターについて軽く語るとしよう。
まいはクールなデレという典型的なヒロインだけど、ゲームのプレイヤーに男性が多いという点を加味すると、非常に優れた塩梅であると言える。
ロットは、そんなクーデレな彼女に懐く仔犬的ポジションであり、何時までも撫でたい衝動に駆られる。
リリアナは、まいと同じような境遇に置かれた身であるにしても、まいのようなクールで弄れた(え?)振る舞いではなく、周囲に明るさを振りまく太陽のような存在だ。
ヒロインたちは本当に良い動きをしてくれていたと思う。
あの暗い世界観であっても、ロットの献身さや
リリアナの明るさには心を落ち着かせる魔力がある。
魔法はここにあるよ、ロットちゃん。


ただ、それ以外の部分の説明を疎かにし過ぎた。
それが残念だ。
これだけ、良い材料を用意しておいて、
肝心の調理で失敗したのは非常に勿体無い。

ということで、本分はそんな失敗部分を大きく取り上げて行くことにした。
妄想も多く含むため、今からでも苦手な方はブラウザの戻るという快活なボタンを押して、もっともっと
有意義な批評を目にする事が間違いなくオススメだ。



よろしいだろうか。では本題に入ろう。



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      ラスボスはミドラ派の私
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なんとなく話にのめり込めない。
物語後半の私の心境だ。
それは、明確な敵がわからないからだと感じた。
物語の終判では、この話の黒幕はジルエッタであることが判明し、
今まで悪役だと思っていたミドラは、ジルエッタに踊らされていた駒に過ぎない事がわかる。
しかし、私はどうにもこのジルエッタがラスボスであることに違和感を感じてしまい、
彼女がパッと出てきたボスにしか思えないのだ。
理由としては、

①ジルエッタが敵であるという描写が不足していたこと。

②それは、ジルエッタは言うなれば人形劇舞台の仕掛け人だ。
(諸悪の根源を作り上げたとするならば)
そんな人間が舞台に突然現れたらどうなるか。
当然、突然の乱入者のために場は混乱する。
映画で言うならば、演者の中に監督が混じって撮影しているようなものだ。
それに違和感を覚えなければ監督の勝ちだが、
今作は明らかな違和感を覚える。
故に、失敗であると言える。

この2点だと思う。
勿論、それを気にしなければそこまでだが、
話の全体で死んだ人は数多く、真に憎むべき相手が余りにも横から乱入してきたため、
心の準備が出来ず、驚くにも衝撃という感情よりかは、
え?そいつなのか?という困惑が大きくなってしまったのだろう。
勿論、その驚きを産むことを想定してシナリオを組んだのかもしれないが、
私としては余り面白い展開とは思えなかった。
だからと言って、話の道中で真の敵と思われていたミドラを、
そのままラスボスにするのも気が進まないのも事実として分かっている。
ミドラは心から娘の事を思っているが故に、自身の心を壊した。
悪魔崇拝をするジルエッタに協力し、その過程で余りにも多くの人を殺めたために
精神が崩壊した、被害者的な立場に置かれているからだ。
そんな彼女を、最初から最後まで悪役にさせた方が良いとも思えない。
悪役作りの袋小路だなぁ、難しいなぁと感じ、
シナリオライターの悩みを少し分かった気になれる。
ただ、少し抜け道を作るとすれば、
ミドラの中に2人のミドラが居ることにすればいいのだ。


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①ミドラは愛娘を救うためにジルエッタの悪魔崇拝に協力する。
ジルエッタは、世界を自分の物とするために、
悪魔崇拝をする。その過程で、ミドラのような
純真さの塊の人間が利用された。
故に、全ての元凶はジルエッタであり、
ミドラは、利用される形となりつつも
娘を救われた事に対する感謝としてジルエッタの通りに寮生達を殺害する。


②しかしミドラの中には、
『自分の行動を許したい自分』と、
『自分の行動を許せない自分』の二面性によって生まれた2人のミドラがいる。
要は葛藤を感じている状態に追い込まれる。


③ループの途中で自分が分岐してしまうバグが発生する。(ここはご都合でも構わないだろう)
様々なループ系作品で、枝分かれした悪の自分と退治するのはよくある話で、受け入れられない話ではないからだ。
最悪、あの夜の街を徘徊する化け物達は30回と繰り返されてきた寮生たちの贄の魂の具現であるとして、それは魂であり、記憶でも物質でも無いから、ループによって巻戻らない存在とすればいい。
事実、夜パートでは沢山の怪物たちが街を闊歩しているため違和感はないし、
ヴィクトリエか誰だかが化け物になる瞬間を我々は目撃している事から、化け物の正体が人間(正確には魂)である事は知っている。


④ミドラを討伐する主人公たち。
トドメの役割は、勿論娘たるロットだろう。

「私が生まれて、死んで、こんなに理不尽な事ばかり起きたよ」
「それでも、私を産んでくれてありがとう。ママ」

分岐した良き魂のミドラは、悪い魂のミドラの死によって開放される
悪き魂のミドラは、最初は娘を救う事が目的であったため、娘の言葉で救われる事が出来る。
そのため、最後には娘に許される事によって完全消滅する。良き魂のミドラは救われる。


④裏で手引きをしていた真の悪人、ジルエッタは
街に乗り込んで来たしいなの知り合いが応援を要請した警察官によって捕まる。
あくまでも悪役と言うよりかは、残忍な、人の心を知らない犯罪者という立ち位置がオチとしては
しっくりくるのだろう。
結界は主人公たちがミドラを倒すことで破壊出来ている。
捕まったジルエッタは、外の大きな世界で
日々、自らの罪と向き合いながら
生を全うすることで少しずつ真人間に近づくことが出来る。


⑤一方まいは、偽物の母親を殺す事になったロットの姿を目撃した事から、
自身の中にも2つの感情が同居していると知る。
『自分を産んでくれた父親に対する感謝』と、
『自分を虐待した最悪の父親に対する憎悪』の二面性。
だが、ロットのように、悪い者を許し前へ進むのも大切な事であると実感した彼女は、
大きな心境の成長をした。
弱冠14歳のクールな彼女が、明るく利発な女性に育っていく。
そんなエンドもいいのでは無いだろうか?


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※補足:分岐したミドラについて
前提①②
①ループする世界では、死んだ人は生き返る事
(ここにバグが生まれ、ミドラが物理的に2人に分岐する)

②死んだ人間の魂は怪物やなんらかの形となって
この世界のなかに留まり続ける事。
しかし、元の状態に戻ろうとするために、
生者の状態と死者の状態2つが街の中に閉じ込められる。
前者は寮生として、後者は化け物として。



ループの中でミドラは自身の内面に抱え込む二面性に悩まされ発狂寸前で、
沢山の命を殺めた自分の事が殺したくて堪らなかった。
そして、ループが始まる直前に彼女は自殺を図る。
死ぬ間際であったため、彼女の中の2つの意思がループに介在する
『このまま自らの死を償って死にたい自分』と
『出来ることなら娘と幸せに暮らしたい自分』とだ。
作中、冒頭から出てきたミドラは
『このまま自らの死を償って死にたい自分』という死のみに傾倒した彼女であったため、
血液を浸らせた風呂に入るなどの冒涜的な行動にも及ぶ。
なお、この場合は『幸せに暮らしたいミドラ』は
『死に傾倒したミドラ』によって何処かに幽閉されており、それが開かずの小屋であるとしても
不自然ではない。

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以上の措置を取れば、必然的にミドラ先生の
二面性を描くためにも、過去に多く触れる必要が生まれ、ラスボスキャラであっても
キャラクターに深みを作り出し、尚且つどうしようもない不条理を描く事が出来る。
丁度、話の根底にあるのがキリスト教的観念をベースにしているから好都合だ。
キリスト教の教えでは、人は善と悪を内包した存在であると言われている。
人は生きている限り、自分の命を削り、
生き物の命を喰らいながら生きている。
これは悪である。
しかし、神は人が生きるという善の行動の為であると理解している。
そして、悪を許すのもまた神なのだ。
故に、両方の行動が許される。

本作は、そんな神のかわりに、
過酷な状況に置かれた少女達が、
罪を犯してしまった親愛なる人を許す話である。
とすれば、どうでしょう?
我ながらグッドなアイデアじゃないでしょうか?
思わず自画自賛です。


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         鏡合わせの善悪
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システム自体は前作と変わらないのですが、
その意味性が大きく変わったのが
グリッジスタイルです。
グリッジスタイルは、前作でのバグに侵された狂戦士状態という設定とは大きく変わり、
その美と醜の二面性を戦闘シーン内に置いて表現しています。
二面性はこの作品がキリスト教の価値観を基礎にしている事から、大きなテーマなのでしょう。
他の二面性としては、各登場人物たちや父親や母親の性格でも
二項対立な関係を作っているのは素直に感嘆です。

・リリアナの母親がリリアナを
『受け入れたい自分』と
『受け入れられない自分』
・ロットの母親が
『母親として振る舞う自分』と
『寮母として振る舞う自分』

逸れた解釈をするなら、

・ジルエッタは
『聖母のような優しい自分』と
『悪魔のような醜い自分』
であるとも取れなくはないです。

しかし、ジルエッタをラスボスとするには
余りにも説得力がない。
何故なら、二面性を持つ者をラスボスとするならば、ミドラがラスボスであっても良いからです。
更に言及すれば、
ジルエッタが暗躍してそうな素振りもなく、
生徒達の血で張った風呂に浸かっているミドラの方が、
真の悪役としての準備を整わせ過ぎていた。

故に、ラスボスはミドラ派であるとしたのです。
話が大ブレですんません

その他内面では無いが二項対立な関係

・ヴィクトリエとチツバの
『追われる者』と
『追う者』
・エリザベスとマーシーの
『主人』と
『従者』

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       善悪の彼岸、その先
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そんな!ミドラ悪くないじゃん!
と思われる方も多いでしょう。
しかし、ミドラをラスボスに持ってきても彼女は救われる事が出来ます。
いや、正確には、ロットに倒される事によって
その罪を浄化させられるのです。
キャラクターとしても深みが増すので、むしろ
『愛娘のために必死になる可愛い人妻』と
『愛娘のために人殺しを働く罪人』という
奇妙な二面性から多くの人が心惹かれる存在になることでしょう。


そして、ミドラをラスボスに持ってきたとしても、
分岐した良い方のミドラが
「私はこんな罪を犯してしまった!」と絶望するかもしれない。
でも、そこで愛娘ロットという許してくれる存在がいる。
ここで、エル=ストレイン(宗教)に対して嫌悪感を抱いていたまいも
「信じることって良いもんだな」って心動かされるだろうし、
まいの中にあった価値観である、奇妙な宗教の背後には、
『信じなければ生きられない』という人間の『脆さや弱さを内包した優しさ』に気付くことで、
まいの心境にも二面的な価値観が生まれる。
まいも、親のことを信じてみよう。という気にもなるかも知れない。
まぁ、とすると父親を殺害したという話自体が無かったことにしなければならないから、
設定を壊す大変な事だけどもね。


最後に、このような妄想にはなってしまいましたが、
良い気付きがあり、自分に中ではこれからも思い出に残る良き作品であると思います。
恐らくもう続編は期待出来ないでしょうが、DLCの配布や
その他二次創作で楽しみを追いかけるのも良いかな。
2作目は1作目を越えられないというのは何処の業界でも起こり得る事ですが、
今作はそのポテンシャルが高いにも関わらず勿体無い設定ばかりに足を引っ張られ、
ゲーム内のメッセージ性を疎かにした結果、キャラクター達もそんなにハッピーじゃない
トゥルーエンディングとなったのでしょう。
デウス・エクス・マキナ系は私には本当に合わないようです。
少々の残念な気持ちを顕にして幕引きとします。


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以下、頭のネジを緩めて雑にあれやこれや

・濡れ場()について
17禁故に少々グロテスクなシーンもあるのですが、
私個人としてエリザベスとマーシーが最後の最後に心通じ合わせつつ
四肢欠損を迎え、死に至るシーンは"かなり使えました"。
他のデスエンドに比べ、このシーンやしいなの"粛清"映像とか
闇堕ち√のロットとリリアナの滅多刺し等、描写に偏りがあり過ぎる!
他には、序盤のヴィーナが街に飛び出した先でのまいの脳内で再生された
ヴィーナを滅茶苦茶()にする場面、あれはショッキングだったね。

・セーブ&ロードのシステムが非常に使いにくい。
ロードする事がなんぼのゲームなのにわかる情報がセーブをした日時くらいというのは
非常にわかりにくい。スクリーンショットのサムネイルくらいでいいからもっとわかりやすくして
欲しいと感じた次第。

・僕のお気に入りグリッジスタイル
まいのグリッジスタイルのスキルが好きです。
僕もまいちゃんに首根っこ捕まれて斬首されたい。
穢れた魂、ザーメン。
ロットちゃんもいいね!スジを眺めながら
足で僕の大事な所をふみふみされて、
銃弾で脳天ぶち抜かれるのとかマヂで昇天するな。
冗談じゃねぇ!

・しいながまいのスカートを盗んだのは何故なのか。
USBメモリーが目的なら、サッとそれだけ盗んじゃえば良いのに...
やっぱりロットの言う通り、まいのスカートの誘惑に負けてしまったのか。
と言うか、その発想に至るロットは後々煩悩に悩まされたんだろうなぁ。
きっと、まいより朝早く起きている時は、
まいのスカートか使用済みパンティとブラをこっそり拝借して個室トイレで致しているに違いない。

・結局あの夜パートで何回も出てきた触れたら即死の黒い影は
誰だったんだ...
さなえか、それとも600人くらいの怨念の塊か。マルバスなのか。
私は、語られぬ謎については沈黙せねばならない。

※後日確認:女子寮エリア(周辺部)にて2点で黒い影が発生する。
この事から一身体であるマルバスである可能性は低いと見る。
しかし、これがゲームの進行上の恐怖演出とも受け取れなくは無いですし、管理上の問題とも思えるので、結論には到底辿り着けないと見た方が無難である。
そもそも、黒い影が何者であるかという事が重要なのではなく、この影が恐怖の象徴として機能しているのが重要な事なのであってry

・いじめっこのヴィーナがおしがましてるシーンは本当にありがとうございます。
化け物が近付いてくるマジの恐怖と、おしっこ漏らすかもという背筋を駆け抜ける悪寒のコラボは
見ていてゾクゾクしました。

・水梨さんがワールズ・キーを構成言語で作ったんだったら
最初からそれ使えば全部済む話じゃん。という無粋なツッコミをしてみる。


ここまで読んでくださりありがとうございます。
では、私の駄文の口直しと致しまして
美醜対比の権化の引用で締めくくりたいと思います。

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桜の樹の下には屍体が埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。
何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。
俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。
しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。
これは信じていいことだ。

梶井基次郎 『桜の樹の下には』
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2020/11/27 追記※2周目EXエンド、サブクエスト攻略後
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なるほど。次回作への布石の為にジルエッタには明確な敵役として
本編では描く必要があった訳なのですね。
前作から匂わせておいた多重世界構造の存在を浮き彫りにして、
3への繋がりのために2を踏み台にする。
量子力学的な発想を引用する事で、続編へ着手しやすくしている点は
見事な手腕のなせる技であると、首を縦に振れます。

確かに、シリーズ展開をすれば素材の使い回しをする事で
余分な開発費を"抑える事"が出来ます。
しかし、それは1本1本のゲームがしっかりと成立した上でやれる事なのではと
懐疑の目線を抱かずには居られません。
まい達の話を無かった事にして、且つ何回でもデグレードする事で
複数の派生世界を創る。
その度に水梨新が発見した"構成言語"の力で強制やり直し。
なんて便利な設定なのでしょう!
昨今のゲーム業界の予算削減、及び制作期間を縮めての多売戦略は
生き残るためには必要な事だとは思いますが、
その代償になるのは我々の財布であり、本編のキャラクター達ではありません。


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今作キャラよりも、前作キャラの方がデスエンドに力が入っている現象
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インタビューで、「コンパイルハート史上最大級の2周目要素」と目にして、
1周目でビターハッピーエンドを迎えたまいやロットが、散々な目に合うのか!?
CGの収集率はまだ80%、
これは楽しみだな!と期待しておりましたが、そんなことはありませんでした。

今作の主要キャラよりも、前作のヒロイン達の方が
いたぶるシーンが多いのもあって、これならdeath end request 1.5とした方が
しっくり来たのでは?
どうしてキャラクター達を痛い目に合わせるのか。
その理由は何故かと、問いかける場を作るべきです。
偏に、それは私が主要キャラを痛めつける事を楽しみにしている
世間からのハミダシ・パラフィリアであるという訳ではありません。

本編で、愛着を湧かせ、魅力的に感じさせたヒロイン達を
散々で悲惨な方法で死なせる事で、我々にキャラクターを
何としても生き残らせてあげたいと思わせ、
それでも彼女たちが苦しむ姿を見たいという
精神の挟み撃ちを演出する事で、
プレイヤーの心に大きく残る魅力的なキャラクターを
作る事が出来るのです。

前作で、現実世界での苦しみに悶えながらも、決死に生き抜いた彼女達を作り上げた
コンパイルハートの同シリーズ作とは思えません。

今一度、痛ぶるとはなんなのか。
突出したジャンルを作るとはなんなのか。
ガラパゴスの名を冠するコンパイルの異色のゲーム
death end request 制作陣には問うて欲しい部分です。

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      拷問が似合う女、明日風凛について
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厳し目な発言はここまでとしまして、
私が2周目をプレイした中でも、大目玉と感じたのは
明日風凛の拷問シーンです。
大まかな流れを申しますと、
街に踏み込んできた明日風は、
自身のストッキングが破れていることに気付いて、
換えに履き替えようとします。
この行動から、彼女が周りからの視線を
気にする性格であるととれます。
しかし、土地勘が無い彼女は公衆便所で
着替えようとしますがこれが失策。
なんとスカートを汚してしまい、
女児服を着ざるを得ない事になりました。
そして、街で新の聞き込みをしている所を
ミドラに発見されてしまいます。
彼女は聞き込みに夢中になっていたのか、
自身の尿意にすら気付きませんでした。
新の事を本当に救いたいと思って居たのでしょうね。
献身的だ。
そんな彼女が、大衆の面前で女児服姿でおもらしをし、
体に一生癒えないであろう焼きごて拷問をくらい、
追い討ちをかけるように歯を粉砕させられるというのは
見ていてとてもゾクゾクしました。
更にそれを物見遊山な佇まいで俯瞰する者あり。
拷問の風景を、腕を組み、笑みを浮かべ、
強者の風格を纏わせながら鑑賞するミドラの存在が、
この行為の意味が、辱めを与え、
口を割らせるより他にも娯楽的な雰囲気さえを感じさせ、
あぁもう本当にツボを分かっているなぁ!と感心。
更に、彼女は父親から「心が折れなければ、負けじゃない」と
どこの熱血系ブラック企業の理念だよ、
とツッコミを入れたくなるような根性論に縋ることで
最後まで屈すること無く、シズに食らいつく。
しかし、それがシズの琴線に触れてしまい、
全身殴打、前歯欠損の重症を受ける。
ミドラは、シズの怒りは粛清が必要だと判断し、
もう凛は口を割らないと悟ったのか、
新たな獲物はお前だとシズに言い残して立ち去る。
シズは恐怖から目を背けるために、凛への加虐拷問は熾烈を増していく。
しかしそれでも折れない凛に、シズは苛立ちどころか
自分とは異なる心の強さを目の当たりにし、
もはやこいつを視界に入れたくないとさえ思い...

はい。最強の流れでした。
前回のグロック抜歯拷問と比較しても、今シリーズ史上で
1番と呼んで過言ではないほどに極まった痛めつけです。

なぜ、今作の主要キャラでやらなかったのか。
キャストさんの事務所の意向なのか、それはブラックボックスなため分かりませんが、
このような非常においしいシーンを描けるコンパイルハートさんには本当に踏ん張って欲しい。

以上。

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      逃走中、ヴィーナの聖水を供物に
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もうひとつ、こちらは本編序盤ではじめて「黒い影」が登場するシーンです。
なぜ、ヴィーナがはじめての遭遇者なのか?まいじゃないの?
疑問符は浮かぶものの、ヴィーナにおもらしをさせる為と知れば、
やりたかったことには満場一致の大賛成です。
満場一致のパラドックス、今回だけは見逃してくれ。
さぁ、ヴィーナのおもらしで股を大いに湿らせての羞恥の逃走劇なのですが、
それと同じくらいに、黒い影の驚異性を描くという面でもかなり重要なシーンであると言えます。
なので、是非ともここはヴィーナの一人称視点で逃げているシーンを挿入して欲しかった所です。
最悪、まいの回想シーンに挟む事も出来ます。
コンパの技術力ならキャラクター視点で街を逃げ惑う一人称は十分作成可能な領域かと思われます。
ハラハラドキドキのシコりポイント...ごほん、
もとい、不明の大怪物に不気味な夜の街を追いかけられるいじめっ子という大変、旨味のあるシーンです。
更に、上の世界で支配者に捕まったジルエッタ、ジルエッタに利用されたミドラという事柄から、
理不尽の連鎖は続くというテーマ的にも、描くべきポイントでした。

そう言った、黒い影から追われる体験を
緊張感ある視点から描く事が出来なかったために、
作中での黒い影は、ただひたすらに攻略の度に出てくる面倒臭いだけの
迂回装置に成り下がってしまったのです。
正直、もうお前見飽きたよ状態。
更に、本作のウリの筈のデスエンドもおざなりです。
前作だと、造船所にて、ある部屋に立ち入ってしまうと
問答無用でデスエンド行きという鬼畜すぎるまでの初見殺しでしたが
(危険察知能力があれば回避可能だが、このゲームをやる人は皆ドSだから入るに決まっている)、
しっかりとCGが用意されていて、コレクション欲が満たされるためそこまで問題視(問題死)ではありませんでした。
しかし、今作の黒い影には捕まっても、なんの一枚絵もセリフも無しに画面に赤い手が張り付いて終わりなので、どこを恐れる存在なのかと問われると、事故死してセーブしてないデータが吹き飛ぶ意味で怖い存在としか思えず、ゲーム全体の雰囲気がダダ下がりです。
リアルの内情を意識させる時点で、物語の没入度が下げられてしまっているのです。
なんと惜しい事か!
別ゲーを持ち出すのは引けますが、メアスケのナイトメアは
しっかりと恐怖心を煽るような演出なのに、どうして今作だと出来なかったのか。

さてはコンパ、おまえデグレードされたのか?
次作からの改善を求めます。

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    闇堕ちエンド、無駄死? それ、失策です。
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ごめんなさい。さらに1点追加します(このままだとズルズル書いてしまいそうで怖い)。
私が気になったのは、闇堕ちエンドでロットやリリアナがジルエッタに殺されるシーンです。
そこまでならジルエッタのマルバス崇拝で説明は容易ですが、何故さなえまでも殺されたのか。
その後の、全てを失った覚醒まいにクズと言われて、私は困惑しました。
え?俺はさなえまでも殺そうなんてしてないよ!
むしろ、それを仕向けた方がクズだろ!
とスクリーンに私の醜い怒りの形相が写りました。気が滅入る。
まい様の ヒトゴロシASMR はこれからも語り継がれるレジェンドになるのでしょうが、
後からこのシーンを落ち着いて見ると、タダのギャグにしか思えません。
さなえ悪くないじゃん。
無理矢理こじつければ、アレはもうジルエッタの精神が狂っている事を表現しようとしての
行動だとは思うのですが、これは余りにも失策です。
何故なら、ジルエッタがマルバスを呼び出す目的となった上の世界での自身の経験
(厳密には、2周目で見ることが出来るEXは、本編とは時間軸や話の繋がりがおかしいとは思われるのだが、ここでは省略。恐らく、やりたかった事はジルエッタの名誉挽回か次作への一子相伝なのだろうと予想が出来るからだ。話の論理的整合性よりも、意味性を重視した)。
妹のリディアや、母親の死が軽く見えてしまい、
頭を悩ますシーンにしかなりません。
マヂでいらないシーンです。
ジルエッタは妹を失う悲しみを背負っているからこそ、
まいからさなえを奪いさるという行いに罪悪感を抱きながらも
取り組んだと見るべきです。
そうして、それはジルエッタが悪魔崇拝をしていながらも
孤児院に来た寂しい思いをしている少女達を励ますシーンの
深みを作り出す事にも繋がり、
EX2周目で1周目のラストとはがらりと印象を変えられるだけの
ポテンシャルを秘めたキャラクターだった筈でした。

更に、トゥルーエンドでは、
まいはさなえを救い出すためにこの街に来たというのに、
そのカタルシスもありません。
陰ながら資金援助をして、はい終わりって...
制作陣は、まいがそれっぽっちの事でさなえを救いきった気になっている事が
まい自身の魅力を下げている事に繋がると気付いているのでしょうか?
もう滅茶苦茶。

結局、全ては水梨新の掌の上で踊らされていただけに過ぎないという事
なのでしょうか?


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        EXエンドのジルエッタ
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次作への布石までは良いとしましょう。
それはそれとしても、
本編のキャラクターの魅せ方が甘かった。
特に、我々プレイヤーにもう顔を見たくないと思わせたジルエッタを
2周目に出してきて、更によく分からんキャラクターに仕立てあげられて
しまっているのが、例えこれが2周目のオマケだとしても勿体無い。

キャラクターにデスエンドをさせるのは作品の指向性としても、
嗜好性にも合っていて良いですが、キャラクターを使い捨ての駒と
言わんばかりの動かし方にまで慣れてしまうのはいけないと思います。

ライターの趣味なのか、ディレクターのやり方なのかは分かりませんが、
いずれにせよ、話の持っていき方を多くの人に読んでもらって、
改善を図るべきです。
これじゃあ、まいもさなえも浮かばれないし、
ジルエッタも本当にただの悪役のままです。
ジルエッタの悪魔崇拝にも意味はある。
そこにまで着手したのは良き采配です。
褒めるべきとこは褒める。
しかし、勢い余って色々好きな物を
詰め込んで無駄な脂肪ばかり付けては
見栄えが悪いです。

ジルエッタについては、ハッキリと書かせて頂きます。
人は酔狂な悪に惹かれている訳では無いです。
正しくは、引かれています。
そこの見せ方を誤ってからに、
ジルエッタは悪から善へのV字回復を成し遂げる事は
出来なかったのです。

続編ではそこんとこ、しっかり描いてくれてもいいのよ?

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   ロットちゃんのパンツを見る、私なりの方法
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紳士淑女の諸君であれば、ロットのスカートの内側を見ようとジャンプさせまくったり、
まいをプレイアブルしている際に下から覗きながらダッシュさせたりと、
各々の楽しみを謳歌したことだろう。
しかし、ロットのパンツだけはてこでも見せてくれないのだ。
なんて卑怯なコンパちゃん。
そんなあなたでも大丈夫。
今日は私がロットのパンツを見るための方法をいくつかここに記すことで、
諸君らのゲーム攻略の助けになろうという、極めて他愛に満ちた心からの文章であり、
今までの意見書みたいなオナニー文章とはわけが違う。
とまぁ、ぞろぞろりと書いていては、マス書きの時間が減ってしまうため、
さっさと無いような内容に入るとしようか。


  【ロットちゃんのパンツを見る方法】

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その① スピードスター、上からみるか横からみるか。
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私が最近みた映画で、花火を下からみるか横からみるかと悩ましいタイトルの
作品がございまして、当然スカートの中をみるなら下からだろうと思っていた自分ですが、
ロットちゃんのスカートにはそれが通用しない模様。
ガックリしたね。
七転八起の思いで、なんど試せどその中を拝むことは叶わず、
私はもう精神が狂いそうで、シャドウ・マター化寸前だった。

しかし、ここで光明閃く。
そうか、下から無理なら上から見ればいいんじゃ?
ひたすらに上から見れるスキルを試した。
そして、やっと一つの解に辿り着く。

【スピードスター】

こいつしかいねぇ。私はそれに気づいたとたん。
今まで呪詛や譫言のように現実を嘯こうと呟いていた


        エル=ストレイン=マルバス

エル=ストレイン=マルバス

      エル=ストレイン=マルバス


という言葉がピタリと止まった。

ロットちゃんのパンツはマルバスの呪いをも解く。

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その②  黒い影、来たる。魔の手はストッキングへ
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上記のスピードスターでロットちゃんのパンツを見る事に成功した
のはいいのだが、
黒ストッキングがパンツの色を邪魔しており、なんだかハッキリしないなぁ
と不満を感じ始める。
ストッキングなんてどうしようもないよ!!
と諦めるのは早いぜ。
DLCでロットちゃんのストッキング、脱がせるんだぜ。
やったぜ!!
これで丸裸のロットパンツが拝める!!

おお~~おおお~~おお~

テンション爆上がり。やったね。

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       王女のパンツはいいパンツ? 
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さて、パンツの話になったので、ここで
今作のパンツクイーンを決定しなければならないと感じるのは
パンツマイスターのトロフィーを持つ故だろうか。
ただの本能? いえ、それ煩悩。

ということで今作私の一押しに使えたパンチラを紹介する。


        ☆☆☆1位☆☆☆
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戦火に走る一閃の光、みる者を虜にする王家の一人娘
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      _人人人人人人人人人_
      > リリィ・ホープス <
       ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

【一言コメント】
前作に続き私の心をつかんで離さない王女さまが今作も堂々の1位。
蜂をモチーフにした衣装の色合いや、王女ゆえに高級そうな見た目の
可愛らしいパンティにより、この道10年の審査員の心は釘付けだ。
なお、私のお気に入りのパンツチェックポイントは
戦闘中にHPが減って息も絶え絶えな所を後ろから
カメラでパシャリとすることだ!! 
戦闘で傷ついた彼女になんたる仕打ち!!
それもまた興奮を高めるスパイスになる。

         ☆☆2位☆☆
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スカートカタパルトの使い手、鉄壁のその先には・・・!?
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     _人人人人人人人人人人人人人_
     > ロッテン・ドールハート <
      ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

【一言コメント】
進まざる者は必ず退き、退かざる者は必ず進む。
パンツマイスターの私の前に立ちはだかった壁は、
余りにも強大だった。
其れゆえに、その壁を越えられた時の達成感ときたら
デスリクシリーズでも格別。
揺れることのスカートにも立ち向かえる勇気を授かった。

         ☆3位☆
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血しぶきあがれば、命噴きだし。己を満たす女あり
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       _人人人人人人_
       > 東山まい <
        ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

【一言コメント】
やはり主人公のパンツはおいしい。外せないコース料理の目玉だ。
今作で一番下着をさらしていながらも、その尖ったキャラクターの魅力により
パンツの株がブースト鰻登り。
ここに加えて恥じる様子の彼女の顔もまたおいしい。


以上!!3名が堂々のランクインだ!!
更に今回は特別賞としてさらに枠を用意した。


       ♪ギャップ萌え賞♪
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      黒の蝶、見せざる剣士
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     _人人人人人人人人人人人_
     > セリカ・クレイトン <
      ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

【一言コメント】
ミステリアスで力強い女こそ、最高にセクシー。
彼女の性格や見た目と反して、身に着ける下着のカラーは
ブラックとはなんたる破廉恥か!!
WONDERGOOさんの特典タペストリーにて
やっと知ることが出来るという最難関パンツだ。
グッドですWONDERGOOさん。

      ♪隠す気ないで賞♪
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     椅子(キマタ)になりたい
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    _人人人人人人人人人人人人_
    > ルシル・フィアレーテ <
     ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

【一言コメント】
ADVパートでは常に見えている。
常時ムラムラさせられ系の彼女に
流石の私もたじたじだ。

特別賞含めて、計5名をご紹介させて頂いた。
アナタのお気に入りのパンツがきっと見つかるデスリクシリーズ(え?)
ご興味あれば是非、賞味あれ。

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「ランジェリーは裸に纏う、最初のアクセサリー」

 マチュー・グロドネル
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美しさは女性の「武器」であり、装いは「知恵」であり、謙虚さは「エレガント」である。

 ココ・シャネル 
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その他整理点、疑問点
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・しいなの服装アクセントの十字がロットの服にも拵えられていること。
しいなはゲーム中で記憶を取り戻す事が出来る女性であった。
同じく、ロットも30年間の呪いの効果を受けることなく記憶を保つ事が出来る。
何か共通点があるのだろうか。

・黒い影の正体とはなにか
前作考慮をすると、死んだ人間の魂が自縛したものとも考えられる。
序盤の廃アパートにて死亡した人間の影を目にしたと新が口にしていた。
ゲームの中の世界、現実の中の世界と来て、次回は死者の国を舞台にしようと
言うのかもしれない。