後半が少し駆け足気味だったかな。
メインヒロインについてはとても可愛い。声優さんの演技もキャラに合ってて文句なしでした。
サブキャラについては一部う~んと思うキャラも居たけど、全体的に光ってた。
キャラはプレイ前はイブが一番好きで、体験版プレイ時がイブ・くくる、ファイブ、読了後は奏命、イブ、花と空、ファイブが好きでした。奏命は体験版プレイ時は露出が少なく印象薄かったですが個別が良かったので一番好感度上がりました。
お話については、共通ルートでは珠賀良区というスラムじみた掃きだめからワン・ズ・ギフトというエリート学校に入学できる権利を手に乗り込み、味方が少ない中で持ち前の度胸や小手先の技を駆使して途中陰湿な妨害を受けても逆境を跳ね返してヒロイン達の信頼を得て成り上がっていく様子が楽しめたけど、正直共通ルートでほぼ学生会のヒロインたちの信頼を得てしまい、泥臭く足掻いていくサクセスストーリーというコンセプトを外れているように感じました。
身分違いの恋についてもヒロイン側の権力が強すぎて異を唱える描写があんまりなくて少し肩透かしでした。
主人公やヒロインを待ち受ける困難についてもあっさり解決しすぎて全体的に尺不足を感じました。
また、オートマタやデザイナーズチャイルド、AIなど色んな要素が盛りだくさんなんですが、掘り下げが少なくどれも中途半端に思えました。
ただ、テキストは読みやすくてスラスラ進み、強いストレスを感じる部分も少ないので可愛いヒロイン達と過ごす日常はとても癒されました。
〇個別ルート
トオリ→くくる→イブ→奏命 の順にプレイ
ルート毎に好きだった話は
奏命 > イブ >> くくる >トオリ
・・・個別攻略順で好きでした。
奏命のルートは珠賀良区のばあさんや主人公の秘密、くくるルートでも出てきたデザイナーズチャイルドの話など物語の深い所に触れているので面白かったです。
でも花と空とえっち出来ないのは解せない...
イヴのルートは可愛さ全開で良かったんだけど、えっちのシチュが風俗嬢プレイみたいなのが萎えた事と、汐莉との試合がちょっとあっさりし過ぎでは?と思いました。
潜入した警察官という設定もあんまし活かされて無いような・・・でも可愛いからOK
くくるのルートは七の短命という秘密も主人公にちょこっと告白して後出てこなかった気がします・・・
トオリのルートは龍司くんとテイオーの話に持ってかれて影が薄かったですね。ゲーム部に入って制作をという話の方が良かったかも
文句ばっかりですが、個人的にはストレスなく読み続ける事ができ、可愛いキャラ達に癒されたのでそこそこ楽しめたと思います。