コンセプトのキャラブレが楽しい作品でした。
女装潜入物の作品ですが､女装姿のユキだけで無く男姿六花での場面も多々あるので、ユキと六花に対するヒロイン達の態度が全然違ったりしてキャラがブレまくるのを楽しめる作品でした。
そして恋愛関係でもヒロイン→ユキ･六花の疑似三角関係を楽しめます｡
三角関係といってもギャグテイストな作品なので拗れまくったり、重すぎたりせず安心して楽しむ事が出来ました。
ただ、ヒロインが主人公の正体を知った時のユキ･六花それぞれへの感情が化学反応を起こして・・・って言うのは薄かった気がします。ユキの正体が六花と知ってもみんな受け入れてくれるので。
アニメ･漫画だけで無く､他エロゲのパロネタも所々散りばめられており、ネタを知ってるとクスっと来ます。
また、サブキャラやモブキャラの出番は少ないですが学園の通称「監獄」の面々との掛け合いがホント面白いです。
シナリオについてはギャグテイストが強くシリアスがあってもあっさり解決したりするので、深く考えるとツッコミ所満載だったりするけど、頭カラッポにして楽しむ限りはノイズにならなかったと思います。
ヒロインの攻略順は雪亜→姫芽→有珠→灯→灰でした。灰ルートは共通からの流れもあるのでラスト推奨ですね。
〇雪亜
双子の姉である美麗が入院しているため､その代役として美麗を演じているヒロイン。
実はおどおど系で、台本が無いと姉を演じる事が出来ない。
その台本のせいで酷い目にもあったりも・・・
ユキの正体を知っているヒロインなので女装バレ云々は無かったですね。そもそも素行の悪い生徒の矯正寮「監獄」へ送られた灰を助ける為､雪亜の学籍を利用して監獄へ潜入するので共犯者というか相棒という感じですね。
個別だとその美麗が帰って来るのだけど、本当は病気じゃなくて雪亜がシンシアリーで無くノーブルへ通える様に偽装してたというもの。
美麗も雪亜に対してキャラがブレてて笑えるけど､結構強引な所もあってイラっとする部分も多かった。
演じていたり偽っててもそれも自分自身というセリフが良かったと思います｡
〇姫芽
男装系ヒロイン・・・だけど男装感微塵も無くって可愛さに振り切れてた・・・と思います。
主人公との出会い方が最悪で、六花の事は大嫌いだけど、ユキの事は大好きという三角関係感が一番強い話だったと思います。
個別ではユキと六花2人と過ごす内に姫芽はユキの事だけでなく六花の事も好きになっていく過程はニヤニヤが止まりませんでした。
ただ、ユキの正体知った時の反応はちょっと物分かり良すぎでは？とは思いました。
〇有珠
有珠と書いてアリスと読む。有珠山ではない・・・
非常にロリロリしいと言いますか・・・設定上飛び級してきた子なので本物の(ry
このルートでは主人公は自称「悪いロリコン」になってて、えっちシーンでなかなかの変態っぷりを発揮しますｗ
お仕置きエッチでお尻ぺんぺんはなかなかｗ
でも体操着でのえっちシーンでブルマを脱がせたのは許しません。
〇灯
灯と書いてコロナと読む・・・芸術肌なヒロイン。
厳しい家庭で育った為､エロい事を抑圧しすぎて「あかり」という別人格を生み出してしまったのですが、
このあかりがおっぱい星人で暴走っぷりが笑えました。。
そしてコロナは六花を、あかりはユキを好きとペアができてて他のルートとは違った展開を楽しめたと思います。
しかしえっちシーンで妄想だとしても分裂して3Pになってたのはどうなんだろう・・・
あとペニバン使ってユキの後ろの処女を奪っていたのはギルティすぎる。
した僕でも同じ描写あったし、ライターさんこのシチュ好きですね・・・
〇灰
主人公の六花をお兄様と呼び慕い、一途な恋心を抱いているヒロイン。
六花の前では病弱清楚なお嬢様を装っているけど､ユキや監獄の面々の前ではやんちゃな一面を見せる・・・
やんちゃというか、ユキをぱしりに使ったり、姫芽を恐喝や六花に余計な事を言おうとしたら裏拳で黙らせたり・・・と傍若無人な振る舞いとその本性がバレているにも関わらず六花の前では猫被ったりとヒロインの中でもトップクラスにキャラがブレブレなのが本当に笑えました。
傍若無人さの中にもやさしさが垣間見えるのでストレスを感じる事は無かったですし、なにより一途なのが良かったと思います。