“紅莉栖たんとチュッチュしたいよぉ”→ Yes......
▼はじめに
5pb×ニトロプラスが放つ、科学シリーズの第二弾!
Chaos;Headが大好きだった私はこのSteins;Gateという作品が発表された当時
実はかなり『落胆』してました。
「絵がギャルゲじゃない。これじゃ萌えられない。
微妙じゃん、第三弾に期待かぁ。残念」
そうなんです。全く期待してなかったのです。
これが私のファーストインプレッションでした。
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折角期待できるシナリオなのに、ギャルゲー向きじゃないこの絵じゃ台無し。
そんな、自分にとってマイナスイメージだったSteins;Gateですが
前作のCHAOS;HEADファンからしていると期待しているシリーズですし、
折角XBOX360持ってるし……。
ということで予約だけして、
発売日まで、ろくに情報も集めていませんでした。
プレイしたのも、折角買ったからちょっとだけやってみるか、程度でした。
そんな感じで、期待せずにプレイをしてみたところ……
なかなか読みやすいじゃない。
↓
あれ、なんか紅莉栖かわいくね?
↓
助手、いやクリスティーナ結婚してくれーーーーーー!
と、3時間程度で撃沈。
プレイ前では全く予想できなかったのですが
キャラクターに惚れ込んでしまいました。
詳細の感想の前に申し上げます。
開発スタッフ様、ごめんなさい。
見た目で判断していた私をどうかお許しください。
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【以下、CHAOS;HEAD&CHAOS;HEAD NOAHとの比較形式の感想です】
▼プレイ時間
シナリオは、ほぼ一本道です。
体感CHAOS;HEADの1.8倍、CHAOS;HEAD NOAHの1.5倍程度でしょうか
途中から攻略を見つつ、フルコンプには34時間かかりました。
シナリオ分岐の一部や実績解除が若干複雑なので
(ネタバレに気をつけつつ)攻略サイトなどを参考にプレイするのをオススメします。
▼システム
同機種で発売されたCHAOS;HEAD NOAHと比べ快適になってます。
高速スキップ、選択ポイントでの自動STOP。
また、当作品で選択肢の代わりとなる、携帯電話のギミックが非常に凝っていて面白いです。
ただ、一部スキップ解除した時にタイミングによっては完全にフリーズする場面が
5回ほどありました。
詳しい再現は調べられていませんが
特殊エフェクトのタイミングで解除すると止まりやすかったです。
▼シナリオ感想
シリーズ毎に改善が見られます。
CHAOS;HEAD→CHAOS;HEAD NOAHでは各キャラのエンディングが追加されました
CHAOS;HEAD NOAH→本作では、各キャラのエンディングに加え、
trueエンドが描かれることにより、後味が非常に良くなってます
また、キャラクター、特に紅莉栖が可愛いです。
紅莉栖は、いわゆる典型的なツンデレなんですが
それにいくつかの要素(ここではネタバレになるのであえて上げません)が加わり
それが章を進める毎にパワーアップします。
このパワーアップは人によっては拒否反応があるかもしれませんが、
私にはプラスでした。
また、CHAOS;HEADは後半に行くに連れ、
おもしろみが無くなるというのが欠点だったのですが
本作では後半もスピードを落とすことはありませんでした。
また、推理・考察部分の臭いが強い本作品ですが
涙を誘う場面も非常に多いです。
実のところ、私は20時間プレイした辺りでラストの8割方予測できてしまってました。
ただ、お話が良かったので内容が予測できても失速することなく、
むしろ、どうやってその問題を解決していくのだ?と逆に愉しむことができました。
▼音楽
OP担当は志倉千代丸×いとうかなこ
挿入歌には、榊原ゆい。
また、Ever17を担当した阿保剛と豪華な顔ぶれ
特にOPの歌詞がプレイ後に納得のいく内容になっています。
文句なしの出来です。
▼CG
独特なタッチのhuke氏原画。
本作品の売りでもあり、弱点でもあります。
評価の分かれる最大のポイントでしょう。
私も前述の通り初めは違和感だらけでした。
ですが、慣れという物は恐ろしいです。
これもありなんだな・・・と。
▼声優
メインヒロインの紅莉栖役が今井麻美さんで、
他名義での演技が今ひとつなこともあり、心配していたのですが
良くあっていたと思います。
▼キャラクター
紅莉栖かわいいよ紅莉栖
▼まとめ
宣伝がCHAOS;HEAD発売時より控えめであったり
独特のタッチの絵という面から
従来のギャルゲーマーが手を出し辛いく
出足が若干鈍った本作品ですが
プレイしてみると大きく評価の変わる作品です。
特に、CHAOS;HEADを楽しめた方=2ちゃんねる、オタクを許容できる方
個人的には2009年を代表するギャルゲー(エロゲー含む)と言っても過言ではありません。
またプレイするのであれば、是非お早めにプレイしてください。
仮に3年後プレイしても、古くささを感じると思います。
本作品はネットスラングが多数出るという関係からネタの多くが賞味期限が非常に短いからです。
XBOX360という日本国内ではマイナー機種なので、若干手を出しにくいかもしれませんが
是非、旬のうちにプレイして頂きたいです。