このゲームは『面白さ』と『電波』で出来ているっ!
ADVなのに気づいたら二日徹夜でプレイしてたことに驚いた。
…これはこのゲームが面白いせい面白いせい決して俺はひきこもりなんかじゃないっ!
――というわけで感想です。一応ネタバレはないはず。
シナリオ→ 他の方も書かれてますが序盤がとっても退屈です。
あと序盤以外だと、「さっさと話進めろよ!」と
思ってしまうような箇所がいくつか。
それを補って余りある面白さを持つ『電波・哲学系』のシナリオ。
バリバリに張られまくっていく伏線、
それが、ひとつ、またひとつと回収されていき、
段々と話が見えてくる感じがとても面白いです。どんどん引き込まれます。
演出→ シナリオもすごく良かったんですが、
自分が一番「スゲェ…」と思ったのが演出でしたねー。
立ち絵の使い方だったり、背景の使い方だったり、CGの使い方だったり、
テキストの書き方だったり、音楽の出し入れの仕方だったり、
このゲームの面白さを際立てるすんばらしい演出だと思います。
音楽→ 自分が二番目に「スゲェ」と思ったのがBGMです。
曲自体もさることながら、場面に合わせたチョイスが
「このシーンはこの曲以外他のどんな曲もあてはまらねんじゃね?」
と思ってしまう程のレベル。
サントラ欲しくなりました。
キャラ・CG→ 言うまでもないことですが、
キャラゲーじゃありません。
何でわざわざ言ったのかって?
だって、…○○が…○○が…○○がぁぁぁぁっ!(号泣)
というわけで報われるキャラもいれば報われないキャラもいます。
なのでキャラに必要以上の愛情を抱くのは危険です、ご注意あれ。
CGはまぁ絵師さんによって結構差ありますが、
そこまで気になるもんでもありません。
キャラゲーではないので。………うぅぅ…。
総評→ 99点満点中、
・ちょっと(かなり?)難解なシナリオ<-5>
・男性ボイス欲しかった…せめて皆守、木村あたりだけでも…<-2>
結果⇒99-7=92点
どちらかというとキャラゲー・バカゲーをやる事が多い自分にとっては、
(色々な意味で)衝撃的なゲームでした。
話を完全に理解するにはこれ何回やりなおせば良いんでしょうねー……
2010年ベストエロゲも余裕で狙える神ゲーだと思います。