ErogameScape -エロゲー批評空間-

miyato10さんの嘘から始まる恋の夏の長文感想

ユーザー
miyato10
ゲーム
嘘から始まる恋の夏
ブランド
LYCORIS(あいうえおカンパニー)
得点
84
参照数
43

一言コメント

とてもいい作品だった。百合ゲーということで、可愛い登場人物たちが姦しく過ごしている時間が眼福でしたし、恋愛というものに真面目に向かい合っている様子もみずみずしい若さに溢れていて素敵でした。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

自身のブログからの転載です
https://miyato102.blog.fc2.com/blog-entry-77.html


この作品は自立の物語という側面もあるためか、メインキャラクターのほぼ全員の家庭環境に触れることになります。
家庭環境が複雑なキャラクターというのは今まで何人も見てきましたが、今作では初めて見るレベルの家庭環境の登場人物がいます。「不倫によって生まれた子供。ただし発覚後も夫婦は離婚せず結婚生活を続けている」というもの。いわゆる托卵。しかも両親はそれがなかったことのように振る舞って仲良くしている。
そりゃ子供は複雑な気持ちにもなります。仲の良い姿を見ても「何ヘラヘラしてるんだ」としか思えないですし、何もかもに疑いの目を向けてしまいますよ……。自分がいたから両親は離婚しなかったのではないか、父親は今でも辛い気持ちを胸にしまっているのではないかという罪悪感もあるかもしれません。
百合ゲーであることは間違いないなく恋愛が中心であることも間違いないのですが、子供と大人の線引や家族についても同じぐらい大切に語られていてそこが良かった。

作品のアピールポイントとしては
・服装差分が多い
・文章が丁寧・登場人物に対して真摯
・絵のアニメーション


■ 服装の多様さ
公式はここもっとアピールして!!!
橘薫(主人公)で言ったら制服、浴衣、部屋着、パジャマ、体操着、水着、私服合わせて10種類以上。その内で私服は4種類もある。メインキャラクター全員(薫、栞里、莉久、深玲さん)私服は3種類以上あるのでは?
しかも服装が変わるだけではなく、服に合わせて髪型やアクセも合わせているんですよね。好き~~~。美術館に行くとなった時には浮かない・目立たないようなフォーマル度高めな服にしてるあたり、シチュエーションも考えてるのかなと思ったり。

学校での服装しか見たことがない相手だから、初めて私服で会った時には感想を言う。薫と莉久が二人共編み込みをしていたら、「お揃いですね」と会話で拾い上げる。初めて見る服装が出てきたら「初めて見る服だね」「この前買ったんですよ」という会話が入る。あったほうが嬉しい日常会話がちゃんと入ってる。
私服の数を増やすというのは、作品とキャラクターの魅力度を上げる簡単な方法だと思います!(そこにかかる労力は一切考えないものとする)

■ 文章が丁寧・登場人物に対して真摯
物語・登場人物に対して真摯な作品という印象を受けました。
世界設定が現実に近く、百合(同性愛)が完全に受け入れられている社会ではありません。そんな社会で「百合カップルが幸せになるには、何が必要なのか」も描いていると思います(ルールを変える、社会意識を変える話ではない)。

構成の丁寧さとして、会話の中で自然に現状把握とこれからの目的について説明してくれるのは非常に助かった。確認はしていないので「おそらく」という表現にはなるけれど、章を跨いだら内容を一度把握するようにしていたのかもしれません。
おそらくこれも意識してやっていることだと思うのですが、重要な会話の終盤でその会話内で言いたかったことを短い文章でまとめてくれる。簡単な表現を使うとかそういう意味ではない「わかりやすさ」を提供してくれていたと思います。どこを見ればいいのか視線をちゃんと誘導してくれるんですよ。

フィクションの物語であるので登場人物にはわかりやすいキャラ付けとして、特定のゆるキャラ狂い、ドーナツ狂い(昔のエロゲみたい)などがあるのですが使い方も良い。単純に日常の一コマで笑いを誘うように使うのはもちろん、シリアスパートをやった後の転換に使うのは無駄がない。

日常会話も適度にボケ・ツッコミ・ギャグを入れつつ進んでいく。無闇矢鱈と日常会話を長引かせないのは好きです。
場面転換前に一度ギャグを挟む時が多いのはクセを感じた。

■ 絵のアニメーション
アニメーションがつくと画面が華やかになるのは単純にいいですね。
ただ自分はアニメーション否定派です。もちろん付いていていいなと思った場面もあるんですけど、否定派な私は悪いところばかり見えてしまう……。
これもいつも言っているんですけど、アニメーション苦手とは言うけれどプレイしていく内にあんまり気にならなくなるんですね。だからこれで減点とか、最終的な印象が悪くなるとかはないです!

アニメーションで良かったのはちょっとした動きの場面。
立ち絵を切り替えるのではない、動作があるからこそ感情が上手く伝わる場面があった。絵だけでも感情を伝えるだけの表現力があるのに、動きがプラスされるとなればそりゃー良いものですよ。
逆に大きな動きの場面。例を出すならば、海に向かって叫んでいる場面だと、絵・声とアニメーションが噛み合っていない。アニメーションとは言っても、元々の絵を歪ませているようなものなのでどうしても大きな動きとの相性が悪いのだろうか。

セリフに合わせた口パクもあるのですが、これに関しては単純にクオリティが低い。言葉を話している感が薄い。
明確な難点としては「……」の部分にも口パクがついてしまっている。その単語の通りに口をパクパクさせているような「……」はそれでいいけれど、押し黙っているような部分の「……」でも口が動いているから違和感でしか無い。

あとこれはアニメーションによって視線がキャラクターに向かているからこその問題に思えますが、一つのセリフの途中で感情が大きく変化するようなものに弱い。感情に合わせて表情も変わるはずなのに変わらないから足りない感がある。

やるなら徹底的にやれ派でもあるので、次回作もこの方向性で行くならパワーアップして文句の付け所もないような感じになっているといいなと思います。

■ システム面
個人の環境(Steam版、HDDにインストール)によるものかもしれないがちょこちょこ入るローディングが没入感を阻害してくる。なんでこれだけいい作品なのにシステム面でケチつけなきゃいけないのかと思うぐらいには残念……。
単純な場面転換ならまだしも、会話の中で過去を思い出す時にすらローディングでモタツクのは残念が過ぎる。「スムーズに文字を読んでプレイできる」というのは、文字を読むことが中心となるノベルゲームで最重要項目なので、そこが出来ていないのは辛いものがある。
これのせいで途中でやめちゃう人もいるであろうことを考えると本当に残念ポイント。

以降は既プレイ者向け感想



■ ちょこちょこした部分の感想
物語開始時点では問題を抱えているとは言え、橘家好きですね。
家族の距離感の描き方がいい。
・不倫問題
・年頃の子供らしい反抗
・人としての好悪
これらが混ざった態度を薫が取っているの好きですよ。親側も子供はいつになっても子供だから可愛がりたい姿勢が強いw
飲んだくれは嫌いなので、お酒を飲んでいる父親に対しては辛辣で距離をおく。両親に頼み事をしたら張り切り始めるので、やめてほしいと釘を刺す。
「みんな、彼氏とかいるのか?」「キモいから聞かないで」
娘と話せるのが嬉しくて、ついつい余計なことを言ってしまって邪険にされる父親。親子関係ってそんなもんだよねというイメージが詰まってて好き。


机を挟んだ向かい合っての会話がカメラの切り替えがちょっっっっっっっと騒がしすぎる。画面の作り方が主人公視点というわけではないから、処理の仕方に悩むやつですね。
ただこれをやった意図は明確で、付き合う前後で3人の座る位置が変わるから。栞里が莉久の隣から、薫の隣になる。座席を決める時にどんなやりとりがあったのか、もしくはなかったのか想像するのは楽しい。

倒れる栞里を庇う水着姿の薫のスチルが唐突に過去にあったこととして出てきて驚いたんですけど?!
おそらく初出はCFの紹介ページだと思うのですが(画質がこれだけ悪いし)、なぜ本編でカットされ、過去回想という形で突っ込まれたのか……謎。

■ 好きポイント
個人的に物語面で一番印象深い良かったのは「栞里が1人で父親に立ち向かった」ところ。
栞里と一緒にした「想い出の地巡り」によって薫が進路を決めることが出来たように、栞里も「想い出の地巡り」と「薫」によって自分の未来を決めることが出来た。過去、今までやってきたことが無駄ではなかったことの証明の場面ですよ。
栞里1人だったというのもポイントだと思っています。直政は栞里の交友関係に対して不信感を抱いています。じゃあ栞里の隣に薫がいて、その状態での反抗だったら? 薫が唆したという判断になってもおかしくないと思います。栞里の言葉に耳を傾けることがなかった可能性があります。
きっかけは貰えたとは言え1人で立てたんですよ。言葉の意味としては自立だし、適切な表現ではないのですが「独り立ち」ですね。

上でも触れましたが、今作は百合(同性愛)が完全に受け入れられている社会ではないという描写があります。
薫と栞里の未来には他人からの目線という壁ががあるわけです。その壁を超えるための力を物語の中で得ることが出来た証明でもある場面だと感じました。栞里が立ち上がったことは過去に意味を与えて、未来へ歩む力を得た証明なんだと。
この作品で描かれた先にも続いていく2人の未来に対しても、作者が真摯に向き合った結果があのシーンだったと感じました。登場人物の成長という要素自体は、ほとんどの作品にあるものなので「それはお前の勘違い」と言われてしまうかもしれません。ただ「自分はそう思った」ということに間違いはないので、ここで大声を出しています。

本編だと栞里、直政、朝日先生の三者面談に薫が同席することがなかったり、児童相談所に訴えれば全て解決ではないという現実だったり、栞里が一人暮らしすることで実家を手放す可能性に触れたりします。現実とほぼ同じリアリティと設定したのだから都合の良い描写は排除して、厳しい描写も当然となる。
「地に足ついた物語」と表現したくなります。そのシビアさが真摯さであり自分が好きなところでした。
橘 敦志(薫父)の語る「相手の全てを肯定なんて出来ない」あたりもそうですね。優しい物語で終わらせないところがあります。

ただ前日譚である『恋、降る』。
センセイが薫を保護したあと、何日経っても薫の家に連絡をしなかったことがどうにも引っかかってしまいました。あの行動だけリアリティラインがズレているように感じてしまう。本編をプレイしていた時には、いろいろあったんだろうと流していましたが『恋、降る』を聞いてみるとツッコミ入れたくなった。
本人が望んでいないのに連れ戻される可能性を危惧した、薫からの信頼を得るのが必要だったと推測はしているのですが、納得はしておらずモヤモヤしています。
本編シナリオ制作が本格化する前のプロローグの立ち位置なので、シナリオ書いていく内に作品の姿勢が変わっていったのかと邪推しています。

■ 橘 薫
適当感溢れているところが好き。
他人の意見は尊重してるのに、それが行動と直結しない。テニス対決したり、カレーのレシピを変なアレンジしようとしたり、面白そうな方へ吸い寄せられてるかのよう。
軽薄にも見えるけど、それは表向き。ちゃんと関わっていくと、適当であっても軽薄ではない。それどころか真面目が過ぎる部分が見えてくるタイプ。

個人的な共感ポイントとして、「人を好きになったら、その恋心に変化があってはいけない」「気持ちを過去にしてはいけない」と思っているところ。自分も変化を受け入れられないタイプの人間なのでわかる……。

薫は周囲の人間には恵まれてますよね。見守ってくれる人、何があっても友人だと言ってくれる人。深玲さんと朝日先生がいたからこそ、教師を目指す選択に説得力がありました。ぜひ生徒に寄り添うタイプの先生になって欲しい。
(でも薫と関わったキャラは皆苦労することになってますよね……w)

薫と莉久の友人関係が好き。
短い期間で強固な信頼関係が生まれているけれど、あくまで友人。そんな二人が並んでいる姿が好き。薫と友人になったことで苦労が増えてライバルが増えても、薫を友人と呼べるあたり良い子だよ。
莉久に対して勝負ふっかけて毎回負けてるのも好き(水泳、テニス、試験)。

■ 猪ノ原 莉久
あわあわしているところがお気に入り。ワンコ系なんだけど、しっかりしている。なにかと「頑張ってる」感が好き。
学校では髪を簡単にまとめることで髪短めと思わせておいて、髪を下ろした時にしっかり肩あたりまであるのは「「「ヘキ」」」。「彼女の魅力を僕は知っている」とか思ってる同級生が絶対いるぞ。

恋愛面だとメインキャラでは一番自分の恋に自覚的。他が嘘をついていたり、自分の気持がなかなかわからなかったりする中で、自分の恋心と向かい合っている。向かい合ったからこそ過去の行いが原因で告白できないのはジレンマ。

自分が隣にいたいけど、隣にはいられないことがわかっていても莉久は告白した。告白してフラレるという儀式は私も好きな要素ではあるんですけど、あれは「わがまま」でもある。ただの友人としか思っていなく、自分ではない別の人が好きな相手に告白しても人間関係がこじれるだけです。告白された側の気持ちを気遣えていない。だから「わがまま」。
でも、竹林での告白はメチャクチャいいシーンだったし莉久なら許せちゃう。

■ 霜月 深玲
タバコが似合う年上女性、いいですよね。いい。
好きな人からの好き度合いは病的なまでに高いキャラに見えます。なのでこの人に関しては私のような人間から語るべきことはないです。いいキャラだと思いますし、好きなキャラでもあるのですけどね。

ただ少しだけ。
それまでの流れもあるけれど「恋人ができたんだ」の時の目線をそらす立ち絵だけで、罪悪感を読み取れるのはすごいと思います。何に対しての罪悪感か、「フッてしまうこと」に対してなのか「嘘を付いている」ことに対してなのか、そこに関しては声に含まれているニュアンスでわかる。絵と演技の勝利シーンだと思います。

全く持ってどうでもいいことだけど、平成生まれの29歳にも関わらずラムネ瓶のビー玉は割らないと取り出せない云々の話が出てくるのは年齢詐称してない? 福島県が特別なのか???

■ 御凪直政
わかりやすい悪役ポジションとして出てきたのは残念だったけど、それでもこの作品に必要だった人。(中身に関しては決してわかりやすい悪役ではない)
一言で表すならば「悲しい人」。口を開けば「人に迷惑をかけるな」という言葉が出るほど神経質な人。ほぼ間違いなく両親の教育がアレだったんでしょう。そういう両親からそういう育ち方をしたからこそ、ああいう人間になったと推測できるように意図的に描写されているように感じられました。

「迷惑をかける」その先にあったものが、「親の責任能力が疑われる」「恥をかく」だったのは直政という人間に対しての失望が生まれてしまった場面です。ここもライターのコントロールが上手いと思った箇所。
「迷惑をかけるな」だけだと一応他人を見ているのですが、「恥をかく」という言葉によって結局自分のためという部分が明らかになることで、一気にこの人は駄目だと思わせる。
「迷惑をかける」がそうだったように「恥をかく」という部分も過去に起因してるのでしょう。失敗が許されないプライドの高い子どもとして育てられたように見える(偏見の一種なので、この言葉で表現するのはリスクがありますね)。
直政の両親が既に亡くなっていることも、感情の行き先がなくなっている原因かと思われます。その結果としての「自己憐憫」。

栞里を大切に想っているのも本当だし、暴力を振るっていたのは事実だし、他人から見たら虐待のようなことをしているのも事実。けれど、栞里からすれば間違いなく大切な肉親だった。
許されるべきとも、救われるべきとも思いません。ただ栞里と直政、互いの納得が行く場所に落ち着けばいいなと思います。
栞里が身長が高い男子が苦手なのもアンタが原因の可能性あるから、そこも知っておいてくれ!!!

直政の生理的に受け付けないようなネットリした強弱をつける声。栞里との対峙を経ると、声から気持ち悪い感覚が消えるのはお見事ですね。

参考に書いておくと、終盤の栞里家庭問題は「ああいう話は好きなので楽しめた:嘘夏に期待しているのはそれじゃない」が「6:4」ぐらい。
薫側の問題が寛解し、後は2つの「恋」に向き合って夏休みの始まりとともに告白するだけ。この状況にまで行っておいて、家庭問題をやることになるのはゴールポストを動かされた感があってモヤモヤした。御凪家庭問題に入るまでに盛り上がり過ぎた気がしないでもない。

■ 描写の上手さ
上でちょろっと書いた部分を詳しく書きます。
栞里の家庭問題も上手かったけれど、家庭関係のもう一つの山である橘家の描写がメチャクチャ上手かった。
9章の夜の会話。要素を順番に取り出してみると
①ネットオークションという、会話を切り上げ空気を変えるための布石の描写
②最初にショッキングな言い方で注意を引き、結論から入る
③個人の価値観の説明
④何があったのかの説明
⑤最後に要約して、結局これだけ覚えておけばいいという姿勢の提示
⑥布石を回収し、重かった空気を変える。話の終了の合図にする
この流れはすごく受け止めやすかった。
プレイヤー側の姿勢を「謝罪しないってどういうことだ」という疑問と怒りで固定するところから始まって、プレイヤーを説得してるんですよね。夫婦2人の関係を肯定するかどうかは置いておいて、理解して「それが2人の選択」と納得させるような書き方をしている。
こういうやりとりを目にすると、やっぱり会話術って必要と思わされる。

ただこの橘家問題、父親側からの話はちゃんとされるけど、母親側からの話がないというのも不思議です。なぜ不倫をしたのか。そもそもただの不倫だったのか。子供を生むことを求められる環境だった?
プレイ終わってトレーラー見てたら父親が52歳で。母親が42歳だったことを知りました。あの2人はそれなりに年齢も離れているんですよね。
ここら辺、作中には出てこなかったけど設定はあるんでしょう。これは子供世代のお話なので、両親はあくまで脇役ですから。

明確に表には出てこないけど、設定はあるんだろうと感じさせる描写が上手い。「こうなんじゃないか」と考える余地があり、かつ考えられるだけのものを出してきている。実際の設定がなかったとしても、物語の強度が高いから成せることです。

他にもセンセイが薫との待ち合わせに毎回遅刻してくること。遅刻は本当に用事があったり生来のものもあったりするんでしょうけど、薫と会うことに対して葛藤のようなものがあって事前に気持ちを整理していたらついつい遅れてしまう。そんなことを繰り返していく内に生まれた言い訳としての「3分遅れるのが大人の礼儀」なんてことも妄想出来たりします。

■ 終わりに
作品の文章はわかりやすいのに、なぜ自分の感想はこうもごちゃごちゃにしかならないのかと苦しみながら書いてた感想記事もこれで終わりです。
この記事内で何度か触れたけど、とにかく丁寧で真摯な作品でした。やってよかったし、CFで支援しておいて良かったと思います。素敵な作品をありがとうございます。

嘘をついても、それを真実にしていけばいいという最後の姿勢はいいなあ。作中では色々な嘘が出てきましたが、誰かまとめて分析してたりしないかなあ。

とりあえず嘘夏関係として、本編・BOOTH特典・CF特典・恋、降る、あたりは触れました。
まだFANBOXの方とかは読んでないので、そちらも楽しみです。なんで読んでないのかと言えば、そっちも読んでしまうと感想がより膨れ上がる可能性があるからですね。感想を書くのに費やす時間がより長くなるのは避けたい!
夏コミで『日々折々』も買っておけば良かったと後悔してます。

LYCORIS(あいうえおカンパニー)であとやってないのは『FATAL TWELVE』だけなので、気が向いた時にやりたいと思います。そっちのキャラがチラッと出ていたのは、ちゃんと気が付きましたよ!