この作品の家族観は異様だ。狂ってやがる。
ほたる√の感想とかはいろいろな人が書いてくれると思うので僕は違った切り口で感想でも書いてみます。
少しだけ触れておくとほたる√のウエディングドレスが最高でした。
ストーリーはまぁ嫌いではないです。ちゃんちゃん。
ご存知の通りアマツツミでは主人公が言霊により織部家で居場所を作ります。
赤の他人であった織部あずきを母とし、織部こころを妹としてね。
この段階ではなるほどそうやって下の世界に住み着くのかで済みます。済むんですかね?住むだけに(自問自答)
しかし、作品は甘くなくてあずきママのストーリーで家族の大切さを説き始めます。
いろいろフォローはあるしあずきさんの言葉は素晴らしいものだと思いました。その矛先がこころなら。
僕は血縁至上主義者ではありません。でも血のつながりのない家族で認めるのは育ての親くらいです。
実母と育ての親に関してはそれぞれ違う良さがあったりもしますが、まぁ血のつながりはあるに越したことはないです。
そんな狭い価値観で生きていた僕に衝撃を与えたアマツツミ。
よく言えば勉強になりました。
お前が認めなくても世間では気にしている人なんてあんまりいないぞと指摘されるならそうなのかもしれませんね。
たかが1、2週間一緒に家族として、一方的に生活して情は芽生えるのですかね。体験したことがないのでわかりませんが。
自ら言霊で洗脳し作り上げた家族に愛を覚えるのならばそれはさぞかし自分が大好きなのでしょう。
家族が好きなのではなく自分の作品を愛でるように。
家族愛は時が重要度高めと思っているのでアマツツミの家族愛レベルはそれはもう低いです。
一番狂っていると感じたのは主人公の実母に対する意識ですかね。
涙なしには語れない実母エピソードを入れておきながらあずきさんを救うために命を使おうとする行動、理解ができないですよ。
もっと母の愛を大切にしてください。
簡単に言えば言霊で作った家族なんて本当の家族じゃない!そんな設定で家族について語るな!!って感じですか。
この展開、設定に納得いかないと怒る子どものようになっていますが世間の妹好きの皆様は納得するのですかね。
織部こころは普通に可愛いと思います。でも妹ではないと思います。
こころんを妹として好きになる人はなかなか歪んだ性癖をお持ちだと、僕は仲良くなれそうにありません。
体験版範囲でこんな話って分かっていたのでキレることはありませんでした。
気持ち悪いことを書いてきました作品自体は全然嫌いではありません。
愛や響子には全く触れていませんでしたが可愛いと思いました。
ただどうしても家族に対する考え方には譲れないものがあった。誰にも譲れないよ。
こころ√以外には一切触れていない感想なのでこれだけで作品全体を理解した気にならないでくださいね、感想しか読まない人たち。
…でもやっぱり怒ってるかも。