人生の糧にしたいゲーム
1月の頭にicを終えて、それからccを始めて2ヶ月程かかってようやくクリアできた。
ic、cc、codaのプレイ時間比率は1:4:3位。
テキストを追うだけならプレイ時間は1ヶ月もあれば終わっていたと思う。
でもこのゲームは音楽が名曲揃いの上に、人間感情やそれを伝える文章表現が他に比較対象がない位素晴らしかったので
自然とゆっくりペースになってしまった。
マイナスポイントは以下の点。
・ストーリーの長さに対してセーブ数が少ない。
・ccのNormal END(スキー旅行へ向かう際の車内)のシーンは、他ルート(麻理さん)では使ってほしくなかった。(ルート固有のシーンとして使ってほしかった)
・「After All」の曲はicにおけるかずさの曲としてのみ使ってほしかった。
・「届かない恋」に言うほどの魅力をあまり感じなかった。使われ方は本編よりもデジタルノベル内での方が光っていた。
・これは仕方ないけど千晶の言動が不快だった。
・麻理さんルートが薄い。ただし終わり方は開放感があって良かった。
・ストーリーが進むにつれて主人公の言動や声が不快になってくる。また、主人公による心情の説明が多すぎてテンポが悪く感じた。
結果、codaの途中で不快さに耐え切れなくなって主人公の音声をOFFにした。
不快感は若干軽減されて主人公ともリンク出来たので、もっと早めに音声を切っていれば良かったと後悔した。最初から切っているとたぶん主人公が叫ぶシーンが味気なくなるけど。
・立ち絵が崩れている。そしてテキスト上の感情とマッチしていない。またcodaでの立ち絵は成長というか劣化に感じた。かずさは幼児退行化(意図的?)している。
難癖だけど雪菜やかずさの胸がでかすぎる。あとカレーをぶちまけた時の立ち絵を用意する位なら他にやることがあると思う。
・HCGが無駄に多い。普通のイベントCGを増やしたほうが良かった。
・icの学園祭や、codaでのコンサートシーンにおける、音楽ではなくテキストで無理やり盛り上げてる感じが若干寒い。雪菜の美貌についての説明も同じく。
・一番の不満点はストーリーが長すぎること。キャラの感情を拾い上げることがメインなゲームだから通常よりもプレイ時間は長くなってしまう。
ゲーム中での5年という時間経過があってこそ出せる到達感もあると思うけど、こう何度も、春希と雪菜のやり取りが繰り返されるとうんざりしてしまう。
でも最終的には人生の糧にしたいゲーム。
ストーリー展開が自分にはかなり応えたし、分りやすい萌えゲーに逃げたくなった。
恋愛経験豊富な人からすればこんなのはリアルじゃないよと言われるかもしれないけど。
二次元のキャラに生身の人間に近い感情を求める人にお勧めしたい。
#お気に入り曲
言葉にできない想い、あの頃のように
After All ~綴る想い~、優しい嘘