ボロボロに泣かされました。泣き所は5ヶ所ほどありましたね!もう、鼻かんで涙拭いての連続。
CLANNADはやっていないので、ついていけるか不安な面もありましたけど・・・
はぁ。これはやばかったです。
また、「本編だけで良かった、アフターイラネ」っていう噂の意味もなんとなく分かりました。
キャラクター商品としての性でしょうかね、可哀想に。
例えば自分の嫁キャラアフターでこんなシナリオ出されたら、私もキレますよ。
それは登場人物に対しての思いいれがあるからであり。
でも、この「智代アフター」という一つの御伽噺にしてみれば、
こんなにも明確な形での「彼女の成長過程と成長後」を描き表せた作品は見事としか賞賛できません。
アフターがあるからこそ、本編の出来事が素晴らしい日常として思い返すことが出来る。
それはどこかONEの演出にも似ている感もあり、その場その場というよりはプレイ後に涙が溢れてくるような感情でもあり。
あの5人で過ごしたかけがえのない日々が、
冒頭で表示されていたような「輝いた日々」そのものであって。
人を大切に思える優しい気持ちの詰まった最高の作品でした。
アフターがなければ意味がない、私はそう認識しております。
あとここのライターさんの凄い所は、何といっても「主人公と同調できる」シーンが書けるところかと・・・
智代かわいい!というトコもあれば、智代ウザ(ryな所も、凄く主人公の感情に共感できる・・・っていうか、リスナー側にそう思わせるよう、きちんと分かりやすくキャラクターを動かしてくれていると思います。
で、その上でどーんと突き落としてきたりと。
そういう、ある意味分かりやすいユーザーをハメようとする手法がお好きでない方もいらっしゃるとは思いますが、それだけ人の感情の揺れを左右できるくらい熟知しているライターさんっていうのは本当に凄いと思います。
イベントCGが全然ないのにダレないのも、テキストがあってこそでしょうし。
ああでも、話し戻してすみませんが本作に関して、私は別に「智代アフター」じゃなくても誰アフターでも良かった、っていうかオリジナル作品として出しても良かったのではないかっていう気持ちもあります。
少なくとも、CLANNADに触れたこともなくネタバレを一切知らない人間が触れても全然楽しめた内容でしたし。
逆に、クラやってないから~っていう人を敬遠させてしまうのも勿体無いかとです。
・・・ああ、私はこの五人組が大好きだー!!!
っていうか、今サントラ聞いててまた泣いてるんですが。
あれですよ、プレイする前はずっとOPは朋也のこと指しているんだと思ってたんですよ。
確かにそうかもそれない、でも。
これ・・・・どちらかというと・・・智代じゃないか・・・とか。
本編の智代じゃないかと!
EDの方はまんま智代のアフターの歌じゃないか!とか。
もうね、プレイ中もね、涙でスタッフロール見れなかったんですよ・・・今も聞くだけで、もうダメダメ。
keyの歌曲はEDはいまいち印象に残らないって感じだったのですが、
今作のEDにはピンポイントでやられました・・・
智代には幸せになってほしいです。頑張って欲しいです。
また頑張っている彼女の姿を想像するだけで、せつなくて涙ボロボロです。
いい女だな、本当いい女だな!
本当に、いいキャラクターだな!!!
・・・全ての前置きである本編、そして伝えるべきメッセージのこもったアフター。
二つで一つの物語、それはどちちらかでは絶対成り立たない極地でしょう。
ああ・・・こんなに感情を持っていかれた作品は久しぶりです。