クレジットの脚本:非公開は伊達じゃありませんでした。「作品」として好感を持てる部分はあったものの、コレを「商業商品」という価値を持たせた市場へ出してはいけない。知らない出来事が「あったこと」として、モノローグで語られたこと。女性キャラがしゃべった後に「男は話した」的なモノローグが入ったこと。イカれてる。お話の筋立てができていないを通り越した、校正前の手書きレポートをつかまされた気分を味わいました。修正パッチは必須の模様。
攻略順はシスター→桃香→夕希→美星→るり。
ネタバレを知っている今だったら、初回夕希、2周目シスターの攻略順が正解だったなぁとしみじみ思います。
(初回シスタールートを遊んだ時、夕希との知らない記憶がいきなりモノローグとして語られた時の唖然さよ……)
キャラクターは決して悪くなかったです。
教師(正確には違いますが)というポジションに置ける主人公から見た時の、生徒たちの可愛さとか。
シナリオがとにかくキツい。ほぼ使いまわしというか、共通扱いというか。
ヒロインにそれぞれルートというものはあるものの、特に代わり映えない展開しか用意されません。
ひなの遺体を仲間たちで葬ることが、要素としてはクライマックスに値します。
そのひなの遺体を組織側から取り返す苦労が、シスタールート以外ではシーンとしてまず全く用意されていなかったのが衝撃的でした。マジで全カット。
取り戻しに行くぜ!→シスターが取り返してくれたぜ!の一瞬で片がつきます。イージーモードが過ぎて、情緒もへったくれもなくなります。