いや、正直こんないいと思わなかったです。キャラが非常に立っていて、「誰と誰が仲が良い」「誰と誰が仲悪い」など、キャラ同士の交流がきちんとあるのもいい感じだと思います。ただ、基本となるシナリオがきっちりしてる分、キャラクターをその枠に当てはめた展開かなっていうのは拭えませんでした。また、人物設定や最初から分かりきっている関係図など、書き手は分かって書いてても、それが読み手にもきちんと伝わるようにしなくちゃいけないと思うんですよ。それが足りない気がしました。起承転結の、起がなさ過ぎるというか。・・・文句多いですが、何だかんだ言って点数の分だけ愛着度もありますよ、そりゃ。とりあえず、私は好きだ。
一言感想の方と内容被っててすみませんが、簡単に。
良い所
・キャラが非常に立っている。
「誰と誰が仲が良い」「誰と誰が仲悪い」など、キャラ同士の交流がきちんとあるのがよかったです。
・基本ご都合主義じゃない。各キャラルートでも油断できません。
・BLという物を綺麗な世界だけで成り立たせていない。
可愛い主人公が受けなのは当たり前なクソ世界、その上で節津のようなマッチョもヤられてしまうシチュも用意しているのは美味しいと思います。
・サクっとプレイできる長さ。
(個人的重要ポイント。長いとダレる。あまり時間割きたくない)
・切ないEDもある中で、大円団EDもきちんと用意している
(個人的重要ポイント。鬱や悲劇も大好きですけれど、幸せな未来があるからこそ際立つから。)
・サービスシーンが、台詞などキャラらしさを大事にしてるので好感的。
特にとあるルートの節津×さくらの図は最高。
悪い所
・起承転結の「起」を省きすぎ。
人物設定や、最初から分かりきっている関係図など、
書き手は分かって書いててもそれが読み手にもきちんと伝わるようにしなくちゃいけないのでは、と感じました。
・シナリオがきっちりしてる分、キャラクターをその枠に当てはめた展開かなっていうのは拭えない
キャラ同士のくっつく過程もちょっと強引。
・共通シーンでスキップ多用していると、次第にわけが分からなくなる。
つまり共通シーンが多いと。
・イベントCGが立ち絵に比べて塗りが良くない。
ああ、でも節津はイベントCGの方がおっさんぽくて好みです。
・スタッフロールがスキップできない。
・リバーシブル一切なし(好みの問題でしょうけれど。ちなみに私は問題なし)
総合感想
文句もあるけど、シナリオはとても良いレベル。
テキストも悪くなかったです
(ちょくちょく一人称のスポットを変えるのは気になりましたが)
表現の仕方をもうちょっと練れば、神レベルまでいったと思います。
「お気に入りシナリオ」
・節津ルート
元々主人公と繋がりがあったことから、くっつく過程も分かりやすく。
一途な様に激しく萌え。
バックボーンもかなりしっかりしていて、話の幅が広い所も良いです。
「お気に入らないシナリオ」
・カイED
あのオチは、ちょっと……
「関心したシナリオ」
・鳥生ルート
や、コンプした今だから言えるのですが。
これは・・・これは・・・解釈の仕方で幾通りもの可能性が出来るじゃないですか。
「やっぱりヒロイン(的存在)だなーと思ったシナリオ」
・祓川ルート2種
結構、どのEDでもさくらの目指す道っていうのはしっかりしているにも関わらず、
祓川だとアレじゃないですか。
その、特別加減がたまりません
ああ、祓川は髪短い方が好みです
「お約束かと思いきや・・・シナリオ」
・シバED
ホモで鬼畜EDって言ったら最後は飼いならされて終わり、
みんなそうだと思っていた時期が私にもありました