可愛い年上の女の子の描写に関しては、さすがの天下一品。知花先輩シナリオがツボに嵌り過ぎました。
攻略順は知花先輩→りな→なぎさ。
知花先輩ルートの、彼女がお母さんと話しているシーンで「となりで恋をしている」というキーワードをさし込んでくれたのが、最高でした。
このシーンが最高過ぎたためか、その後のエンディング手前でまた同じフレーズを使われた時ちょっとくどくも思えましたが、それを抜かしても全体のバランス含め、知花先輩シナリオが群を抜いて好みでした。
かつてアスリートだった主人公が、恋をする相手によって主人公自身の未来も変わるというお話の作りは、とても面白かったです。
一緒に自分で夢を追いかけることができるなぎさルート、彼女の隣で夢を応援できる知花先輩ルートに比べ、俗物的な男女の幸せでひとしきり盛り上がれるりなルートはバランス的に異端のようで、掴める幸せの可能性の無限さを覚えることもでき、よかったです。
フルプライスのゲームでしたら、なぎさルート直列時系列として、VS藤原君みたいなスポコン展開のある真ルートが欲しかったくらいでした。
ファンディスクはそこら辺、主人公の未来がどんな描写になるのか楽しみです。