舞台となった浮遊都市ノーヴァス・アイテルの世界観・設定をしっかり練りこんでいたのが素晴らしかったです。展開も大掛かりで、派手で、大変見応えありました。特に聖女様と王女のシナリオは、この「世界」に思いっきり関わるお話でしたので、とても引き込まれました。
共通ルートからヒロインルートへと移行する構成が、典型的なVNです。
大体世界の持ち方が並列なのに対し、本作は直列でした。
派生するヒロインエンドがおまけでしかないのですけれど、そこは結構な数が用意されているミニシナリオでイチャイチャできます。
おざなりなことに変わりはありませんが、補完はしてくれているので救いはありました。
こういう話の置き方もあるんだなぁと、感心致しました。