ErogameScape -エロゲー批評空間-

minorityさんの螺旋回廊の長文感想

ユーザー
minority
ゲーム
螺旋回廊
ブランド
rúf(ruf)
得点
83
参照数
1036

一言コメント

見せ方が凶悪。ある程度、耐性がないとトラウマになりかねない。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

螺旋回廊を普通の凌辱もので買った俺乙。

今まで自分が購入してきた凌辱ものって、日常シーンの描写がほとんど無くてすぐに凌辱展開になってしまい、キャラに愛着が湧かないゲームが大半でした。
そんなわけで、螺旋回廊も今までの凌辱ゲーと同様、抜きゲ目的でやったら大打撃をくらいました。
前半、葵に感情移入した自分にとって、中盤からのビデオ→ポリバケツは拷問すぎた。耐性は多少あるつもりだったけど、速攻で砕け散って鬱りました。

このゲームが、他の凌辱ゲーと一味違うのは、見せ方ですね。
ヒロイン達への感情移入度の高さ、前半の日常描写→凌辱描写への激変、マルチアングルでのヒロインの心理描写、徹底した悪役の鬼畜っぷり、など、見せ方次第でここまで凌辱ゲーでもキャラに感情移入できるのかと自分の根底を覆らせてくれた作品でもあります。

また、EDENの連中はみな立ち絵が存在せずに終わって最初、不満に思ってましたが、終わった後、考えると、立ち絵がなかったから、不気味さが強調されていて、あったら怖さが薄れていたかなあと考え直しました。
ただ、それでもEDENの住人の立ち絵とその実態、WebmasterがどんなやつだったのかとかもっとEDENの細部を知りたかった。