お決まりの陰鬱な過去がある女性主人公の仇打ち燃えゲー。このフレーズにピンときたら買って損はない。
戦闘描写が専門用語連発、体破壊しまくり、くどくて読みづらい。
また、CG、エフェクト、演出どれも弱い。
それでもわりと熱くなれる戦闘だから不思議。
描写が細かいからかな。
ただ、ぶっちゃけ戦闘単体より主人公の過去の記憶補完や真相の方が断然楽しめた。
中盤以降、話が二転三転と覆って真相が気になり一気に読み進められた。
後、達樹が主人公含む他キャラを軒並み振り切って魅力的なキャラだった。
主人公は勘違いのピエロすぎてそこはかとなく可哀想だった。
ラストの主人公のイオリに対する考え方の変化とその後の墓守殺しつくす宣言は、
今までの主人公の性格的に吹っ切れたことを考慮しても、かなり違和感があるんだけど気のせいか。
俺の読解力不足ですか、そうですか。
他に不気味なシーンや戦闘の際に流れるBGMは良かった。
気になったのは、序盤の朝の稽古風景は蛇足っぽいこと。
これやるなら、吸血鬼狩りか達樹の手伝いをシナリオ展開にいれたほうが緊迫感あるし、盛り上がる気がした。
というか本筋のストーリーが気になるんで稽古はもういいから、早く続き読ませろってなった。
設定のみで本編に出てこない上位の吸血鬼、真祖、空白学者、絢代流のあらまし
巡回執行官、先見の魔女の経緯、等線戒弾、結唯・達樹の過去、達樹の私の起源、13年前の事件等
気になる事柄が結構あって設定厨の血が騒いだ。
設定だけ流用して外伝か続編作れるレベル。
余談だけど、剣で相手を切っても肉体は傷つかないが、神経にダメージを与え、
その神経の治癒は触れれば可能という絢代流の設定は面白いと思った。
精神を回復させ、何回も拷問し放題とかいうえげつない能力ですな。
ただ、キズを回復させる能力が自分の攻撃のみでなく、どんな攻撃でも治癒できるのはチートすぎ。
そんなチートスキルもちなのに、いち早く死ぬなんてありえない、
なんかあると思ったら、やっぱり生きてたでござる。
以上
価格は安いけど本数自体少ないので、見つけるのが難しいかもしれない。
伝奇・燃えゲー好きなら、見かけたら手に取ってみてもいいかと。
新作製作してたのに、気づいたらブランド解散していてぽしゃったのが残念だ。