ErogameScape -エロゲー批評空間-

minorityさんの魔女の贖罪の長文感想

ユーザー
minority
ゲーム
魔女の贖罪
ブランド
ALICESOFT
得点
68
参照数
2073

一言コメント

ダークロウズの上位互換作品。ただしショタコンに限る。

**ネタバレ注意**
ゲームをクリアした人むけのレビューです。

長文感想

Hシーンがショタだらけで萎える。
ニスはなよっとした姿と声が生理的に受け付けない。
行動も全て浅慮で空回りしていてイラッとくる。
後、イーノとジランの二人。
こいつらの行動のせいでセディアがどんどん追い詰められていって不憫でならない。
全て捨てて逃げるのもありじゃないって思うくらいセディアに救いがなくて可哀想だ。
にしてもショタのHシーンがほとんど抜けないのが痛い。
特にサブのリタのHシーンがショタとしかないとかありえない。
リオの輪姦・凌辱シーンがないのが残念すぎた。
セディアもいいけど、リオの方が好みだったのでシーン数も抜きどころも少なくて泣いた。
ショタ以外は概ね良好。シーン数で言うと他:ショタ=6:4くらいか。
ダークロウズの上位互換作品ともいえる。
ダークロウズより凌辱、輪姦が多いのはグッジョブ。
尺は相変わらず短いし使い回しが多いけど、シチュがいいので案外抜ける。
ただ、回想が使いづらい。
タイトルだけじゃなく、せめて画像のせてください。
シーンの名前が分かりづらくて確認するのが面倒。
システムは移動やパラメーターを搭載したことにより、ダークロウズより作業感が少なくなった点は○。
ただし、楽しめたのは1周目だけ。
2周目以降はダークロウズより大分ましになったけど、やっぱりまだ作業感があってエンドやCG・シーン回収が少々面倒だった。
今回も2周目から攻略サイトさまさまだった。
文章表示速度の変更ができない点や一度見た贖罪時のHシーンや移動シーン、ポイントゲット時等で微妙にスキップできていないのもマイナス。
というかほぼ共通一本道でラストのみ違う話なんだから、ラスト付近の選択肢で分岐でよかった。

シナリオは抜きゲーとしては及第点かと。
ユアンは声優も有名どころだし、キャラ的にもかっこよく面白い立ち位置でよかった。
でもルシカ輪姦きた―!と歓喜してたら、ユアンが颯爽と登場して輪姦防いじゃったのはいただけない。
いやかっこいいけど、貴重なルシカの輪姦枠を削られて抜きどころを掻っ攫われた感がしてせっかく怒張した俺のチンポのはけ口をどう処理しろと。
それとミュウのシーン回想省かれてて泣いた。
クリアに労力を要する割にEDはどれも微妙。
にしてもどのEDでもイーノやジラン、道具屋のおやじが何事もなくしれっと生活しててイラッとした。
魔女の最後EDは、それに加えてニスもアシュランが帰ってきたからってリオに乗り換えててなんだかなあ。
ここらへんはシーン見てないと過程したエンドだったら納得いくけど、大体の人は回想を見てるわけでどうにも後味が悪い。
無駄に時間がかかる割にエピローグのショタ達の贖罪やアシュランへの告白、懺悔、ユアンの真相語り等
重要なシーンをカットしていて消化不良でもやもやした。
この終わり方で最後の幸せそうなCGをみても得体も知れない不気味さを感じるのは俺だけか。
新たなる生命―ニス―EDはユアンの男っぷり以外見るべきところはない。にしてもユアンの活躍が何故かシーンカットされるわ、
リオは兄貴に置いていかれてニスとも恋人になれないわ、アシュランが都合よく排除されるわ、で終わり方としては微妙。
新たなる生命―ユアン―EDはユアンの目が開くとこ見れただけで満足した。
にしてもユアンかっこいいね。こいつ主人公でいいよ。惚れるわ。
でも、なんで最後は結ばれないのよ。
というかニスEND2だわ、これ。
最期がニスENDと同じCGって、中盤であんだけアシュラン→ユアンだと本当の気持ちがわかったのに速攻でニスに乗り換えるんですかそうですか。
この最後の展開は萎えた。
まあユアンとセディアが意識覚醒状態で結ばれることもないんでこのENDも尻切れトンボ状態だった。
他にキシラルをぶっ殺してユアンが王になるエンドが欲しかった。
セディアが犠牲者にされた元凶がやられないってのは胸糞悪いな。
後、感染後のコーヴェンと関係があったレナールが感染しなかったのは、何でだ。解毒剤もうもってたからかね。
それと薬も飲んでいなくて何百人もの男どもにやられているにも関わらず、
ピンポイントでEDで結ばれる男の子どもを産むのは無理がある気がする。
どうでもいいけど、全体的にアシュランや各々の司祭が空気すぎて設定があまりいきていなかったのが残念。
抜きゲーだからそこまで求めるのは高望みしすぎか。

以上

ショタが好きなら良質な抜きゲーかと。
俺は属性ないので、総合的にはダークロウズ以下だった。