尖りきった、万人には間違っても勧められない作品
大前提として、とにかくえげつない描写が存在する。
最序盤から人体破壊・欠損描写がバンバン飛び出し、エロシーン≒グロシーンとほぼ同義の描写が続くため、まかり間違っても他人に無条件に勧められる内容ではない。
グロ描写OFFにもできるが、当該部分にボカシが入るだけであり伝わってくる生理的嫌悪感は拭いようもない。
しかし、そんな描写を無為にしない世界観を構築していることも事実。
暴力的、退廃的、破滅的な価値観を根本に置きつつ、その中でしっかりと物語を描いているのは見事としか言いようがない。
エロだけでなくグロとバイオレンスにも耐性があるのならぜひとも触れてみて欲しい作品である。