プレイして、何年もたった今でも愛してやまない私的最高傑作。
PSでのプレイになりますが、たまたま読んだ雑誌の紹介記事を見ただけで、
今思えばこんな稚拙(失礼)な絵で、当時ネット環境になかったため評判も何も聞かず、
それでも探し回って購入した覚えがあります。
何が私をそうさせたのか、今でもよくわからない。
繭が好きで、澪が好きで。あどけない少女たちの、笑顔を見ているのが好きだった。
初めてのエンドはBADENDで、繭が保護者を失って、悲鳴のように泣き続けていた。
後にも先にもこんなに泣けたBADENDを知りません。
そしてHAPPYENDでは、ちゃんと繭は、成長して、泣くことしか知らない子供ではなくなっていた。
私のロリコン属性は、多分このときからはじまっています。
どんな子供にも、いつか美しく輝く成長の奇跡を信じられるようになった。
何処か時を越えて、場所をこえて遠く悲しく寂しく辛い旅を繰り返したとしても、
いつか優しいしあわせな終わりは訪れてくれるのだと、これある限りkey作品には信じられます。