(GiveUp) キャラデザや声優さんを見てわかるとおり間違いなく夜々ゲー。妹スキーやみる女史のファンにはオススメできると思いますが、個人的には妹スキーではないためヒットしませんでした。テキストはテンポが良く読みやすいですし、ギャグのセンスもそこそこです。ただ、設定に関しては疑問あり。夜々のみクリア。●絵(良い)●音楽(良い)●シナリオ(良い)/ネタバレ度:大
●シナリオについて
祐真と夜々が実の兄妹であることは途中まで伏せられているわけですが(一部の人のネタバレで最初から知っていましたが(^^;)、お互いに兄妹に関する記憶がないということは他人同士の恋愛と変わらないわけで、実の兄妹という設定に意味があったのか疑問に思います。実の兄妹をくっつけるために「願いをかなえるクローバー」というファンタジー要素を入れたのかもしれませんが、むしろそのせいで実の兄妹という設定に意味がなくなってしまったのではないでしょうか。
もちろん、記憶を取り戻してからは祐真も夜々も2人の関係に悩むわけですが、それ以降のシナリオは予定調和的にバタバタと進み、ほとんど背徳感を感じられないまま終わってしまいます。本来あるべき「実妹もの」とは違うような気がします。