雫の存在が大きすぎる
こりゃキャラ単体の作品ができるはずだ…破壊力かなり高し。
雫が居なかったら、「低価格作品でありがちな抜きゲーと大差無い程度の作品に成り下がるかも?」と思うくらい。
今までプレイしてきた作品の中でも、好きなキャラのかなり上位に入りました。
一応全部読んだけど、妹と雫くらいしか覚えてません。
雫が輪姦ではあっさりと墜ちるのに、主人公の攻めでは墜ちないのは、
主人公と雫がお互いに好意を抱いていたからだと思った。
1対1の陵辱ということは、雫から見て主人公をある意味独占しているからっていう点。
主人公が雫に対して(歪んではいたものの)好意を抱いていたから陵辱行為も攻め切れていなくて、それを雫も感じ取っていたのではないか。
もちろんそれは雫自身も認めるわけにはいかなかった。
豹変する前の主人公に好意を抱いていた雫からしてみたら、豹変してしまった主人公が許せないのと、
「男らしさは無いけれどあの普通に優しい頃の主人公に戻ってくれるのではないか?」という淡い期待があったのではないか?
だからこそ1対1の関係では囚われるけれども墜ちてはいないわけで。
主人公的には陵辱ゲーでよく居る豹変タイプ。
でも完全に鬼畜にはなりきって無くて、人間の感情的な行動も多い。
そういう意味ではプレイヤーが感情移入しやすい作品か。
そういう心情とかを引き立たせる為にも、日常シーンが欲しいんだけども…。
序盤の進行具合は良作の雰囲気を出していたけれど、途中から早歩きするようにHシーンの連続、連続。
後半も日常シーンが欲しかったけれど、シナリオ展開的に難しいのかな。
でもそこをなんとかするのがシナリオライターの腕だと思うけど。
序盤、作品内で陵辱エロゲーに対しての考察がある点は面白かったけれど、
この作品自体ご都合主義で終わるのはちょいと失笑もの。
一応【寝取られ属性】付いてるけれど、後半の描写が少ないせいかあまり感じなかったなー…。
システムが少し不便なのは実際古いからしょうがないのか。以下、気になったところ。
・バックログが使いにくい。1ページずつ戻る以外にも、文章だけ見返せるモードとか欲しかった。
・セーブロード画面から、右クリックでゲームに戻れないのは不便。
・未読スキップの設定が無い。
・キャラ別のボイス音量設定が無い。
・Fキーでスキップってどうよ。
・メッセージウィンドウの枠とか透過の設定は…まぁ無くてもいいか。