あたしちゃん様
良い点はD.C.シリーズが帰ってきたな、と感じさせる内容だったこと。
キャラの掛け合いやシナリオのテンポ、ここぞというときの泣かせる演出。
思い出補正がなければ、Ⅱ時代と同じぐらい面白かったんじゃなかろうか。
とはいっても、年食ってしまった今、純粋に楽しめたあの頃の思い出がつまった作品には勝てないのだが。
不満があるとすれば瑞花√の終盤。風呂敷と設定の割にはいろいろぶん投げすぎてる。愛乃亜√エピローグもそう。どうせFD出るのはわかっているが、明らかに次回作以降のネタにされるなここって部分が多い。
しかもかなり直接的にD.C.4 FDと絡めているため、シリーズ全て追ってないとまるで意味不明。
3以降、シリーズ間の繋がりが増え、それを望むファンも多いのだろうが、作品としては完結させて欲しい。
ただ瑞花や愛乃亜といったメイン格の√はできが悪いんだ〜と言えばそうでもない。
中盤のイチャイチャっぷりもそこへのつなげ方も本当に良かった。ただただ締め方が悪い。
また、他の√でも不明点はあるのだが、きっとメイン格の√で回収されるんだろうと流したし、事実作品内で必要な分は後から明かされていたので不満になってない。
# 可子√
メイン格でない√としては妥当オブ妥当。
イチャラブがあり、山場もわかりやすく、適度な謎もメイン√で回収。最後はきっちり盛り上げ。
ただ、サブとしてこそ輝くキャラではあった。
# あいか(白河)√
The・シンプル
本筋にほぼ関わることなく、純粋にイチャラブ。
灯莉さんどう考えてもFD要員です、本当にありがとうございました。
# 雪姉√
期待してなかったが、かなり良かった。
付き合ってからのイチャラブも良いが、終盤が本当にD.C.してた。
日記のシーンはわかってても泣ける。
# 愛乃亜√
キャラクターとしては間違いなくトップでした。
妹と違って、サブでもメインでも輝くキャラ。
ほぼ予想通りの流れで進んでいくシナリオだが、それをねじ伏せるぐらいのキャラの良さ。
中盤のイチャラブシーンが強すぎるし、シリアスになっても頼れるあたしちゃん様。
これまでのD.C.シリーズであまり見ないタイプですけど、終わってみれば本当に良いキャラ。
山場というか、オチが弱かった。もう一段何か欲しかった。
# 瑞花√
√入って良い意味で印象ガラッと変わった。自分なりに積極的にぶつかってくる様は見ていて気持ちいい。
それだけに終盤が残念でならない。
あたしちゃん様のおかげでとりあえずなんとかなった後、とにかく頑張ってなんとかしましたをダイジェストで流して終わる。
正史となる√だけに、無理矢理過去シリーズと絡めて終わる。
設定は悪くないが、描き方が酷い。