この絵、この世界観、そしてシナリオ。どれもが一級品ではあるが、人を選ぶと思う。
正直に言うと、個別ルートの終わり方はあまり好きではなかった。壊れるか、逃げるかの二択だったからだ。
根っからのHAPPY END好きとしては、スッキリするモノではなかった。
だが、最後のルートでその評価は一変した。
夢から醒め、現実で戦う勇気を持った子供たち。手を取り大人達に立ち向かう姿は望んでいた光景そのものでした。
嗚呼、あんなにも弱かった子供が、なんと頼もしい事か。(成長モノ大好き)
このお話は夢に逃げていた子供たちの成長の物語である。
万人受けはしないとは思うが、一人でも多くの人がこの作品に出会えたらいいなぁと思います。
なお、最後のつみびと選びは見事に間違えました。深読みしすぎたぜ(あからさまに白鳥かと思ったけど、あえてパツキンにしてみた。あの乳は「つみ」だろう。)