本編の補完としては賛否両論が分かれそうな中身だけれど、恋姫ワールドが好きなのでなんだかんだ楽しめました。せっかく平和になった後のお話なのでもっとみんなとわちゃわちゃしてほしかったなぁと思いつつ。でも恋姫では呉メンツが一番好きなので、久しぶりに出会えてよかった。なんだかんだ恋姫キャラが好きなんだよなぁ。
『真・恋姫†英雄譚 4』ということで、戦国恋姫や恋姫無双ワールドが好きな俺得だーということで、買いました。
思い返すと、
『恋姫†無双』→『真・恋姫†無双』→『萌将伝』→『真・恋姫†英雄譚 123』
→『真・恋姫†夢想 -革命-』(3国分それぞれ)
と、「真・恋姫無双」を革命シリーズにしてリメイクしてくる辺りで、「あっもう恋姫で食いつなぎ合わせていくんだな」とは思いましたが。
戦国恋姫もこういう流れになっていきましたし、basesonはそっちで作品を作っていくのか、けれど買っちゃう自分がいるのは確かな事実。
予想通り、呉の革命のFD(アフターストーリー)という形で発売されました。
結論から言えば、まぁまぁ楽しめました。恋姫ファンなら買ってもいいんじゃないかなというボリュームと作品で。
何より3国の中では呉メンツが一番好きなのもあるので、一刀と各ヒロインがわちゃわちゃする話として楽しめて良かったです。
ただ、恋姫無双の強みはキャラの多さがあるので、もっと色んなキャラをわちゃわちゃしてほしかった。呉メンツが中心になるのはもちろんですけど、せっかく平和な世界になったからには、ギャグ路線に突っ走ってもっと楽しみたかったかなぁ。
そういう意味では、Ep1の天下一武闘会ら辺とか結構楽しかったです。
一番その路線だったEp3が中途半端だったのが微妙でした。
ただ、その方向とは別で炎蓮(孫堅時代)の過去話を掘り下げたEp2は結構好きだったかなぁ。自分自身、三国志には全然詳しくないので、炎蓮時代の、祭や粋怜、雷火の関係性が見れたのは楽しめました。こういう過去があって、今の孫堅や呉の重鎮たちがいたんだなぁというのが楽しかったです。
ただ、本編でEDの墓前まで用意させてあそこまで感動させて描いたキャラをまた登場させるのは、賛否両論ありそう。自分は、まぁいいか感でしたが。
最初にも書いた通りですけど、まぁ呉の掘り下げとして楽しめたかなぁ。でもキャラ的な意味ではもっと魅力的に楽しみたかった。そんな感じでした。
魏や蜀も出るとは思いますが、そっちも買うかなぁというくらいには楽しめました。
何気にEDで「志在千里」の風音さんverを持ってきたのはGJだと思った。
以下はネタバレ全開で各エピソードの備忘録。
〇Ep1『断金の旅路』
雪蓮&冥琳&梨晏の3人と一刀で、炎蓮のことを追いながら隠居の旅に出よう!という自由気ままな旅のお話。
呉の中でも特に好きな3人が見れたことがシンプルに楽しかったです。
特に梨晏さんのわちゃわちゃしたり照れたりする姿だったりね……ほんとうに可愛い……。雪蓮のことが好きすぎて嫉妬しちゃう冥琳だったり、暴走したりしちゃう雪蓮の姿だったりが好きなので良かったです。
特に魏の国の天下一武闘回の話も、他の国のヒロイン達も現れてわちゃわちゃしたりする展開は、平和なアフターならではで……。
なんならこのお話だけで、1本外伝のお話でも良かったのよ?
その後の乱世の亡霊こと黄祖とのお話は、正直そういえばいたなぁ程度でした。
炎蓮を語る上では欠かせないかもしれないけれど、正直忘れていた……。
その後の炎蓮の姿を見てみんながドッキリするシーンは面白かったけれど、でもそこで終わってしまったので、その続きが見たいんだよなぁ……というところで、Ep2で続きが見れたのでそこは良かったです。
最後の「かめら」で集合写真で終わるところもなんだかんだ結構好きです。
カメラまで登場して、もうなんでもありだな感はあるけれど、そこまで厳密な設定は求めてないので。
ただ、炎蓮さん、革命本編であそこまで感動的な締めをして、孫呉の血脈を受け継いでいくお話として出来上がったところで、実は生きていましたー!は平和的とはいえ賛否両論ありそうな……感じですね。
平和なみんなが幸せそうならありかなとは思うけれど、また本編を再プするとまた感想が変わるかもしれないとは思いました。
〇Ep2『母の背中』
蓮華が主役……と思わせておいて、炎蓮が主役の過去話中心。
3つのエピソードの中では一番面白かったです。
今では呉の古参である祭、粋怜、雷火が炎蓮とどのように出会って臣下になったのか。
恋姫本編でも、各登場人物が出会って関係が出来上がっていくのが好きだったので、呉の過去話も同じように面白かったです。
特に、祭や炎蓮の出会い(殴り一発KO)や炎蓮がなんだかんだ雷火を信頼して頼りにしていたのがわかるお話だったりけっこう好きでした。
その後の最後炎蓮がみんなの前に登場するシーンだったりもニヤニヤしながら読み進めてました。Ep1で見たかったシーンだったので良かったです。
なんだかんだみんなでわちゃわちゃ平和な姿が好きなので、炎蓮に再会してみんなで泣いちゃうシーンだったりすごい好き。
〇Ep3『南の島のホテル王』
もうタイトルからネタ枠感がすごい。最初の水着姿全開からもうネタ枠だこれ……とこれはある意味楽しみでした。
が、が、あまりにも話が重い。中途半端に重いんですよ。
序盤の南の島でバカンスBBQやみんなで平和に楽しむところはすごい楽しかったです。その後美羽や七乃が乱入してきて、バカ騒ぎになっていくんだろうなーと楽しみにしていたんですけども。
美羽たちに騙されて、お金を返済のために労働の日々に脱出のチャンスをうかがう日々だったり。SD絵で労働苦労シーンがギャグ調になる感はあったんですけど、ただそれでも重い。正直美羽たちがやってることもえぐい。
その後肉屋姉妹が出てきたり、一刀が人質となって七乃とのHシーンや美羽と婚約騒ぎでデートっぽいことをしたり……。そこでそっち方面に吹っ切れるならまだ良かったんですよね。呉メンツには悪いけれど、美羽たちとハーレム状態の甘々な感じが楽しめるならそれはそれでありなんですけど、それもただただ『薄い』とってつけた感。
最後のオチも、電々&雷々ペアに助けられるというか、最後まで呉メンツの良いところがなかったというか。
ネタ枠かと思ったら、違うそうじゃない、そうじゃないんだよ感。
もっとみんながバカ騒ぎしながらもわちゃわちゃしたりするのが見たかったんですよ。なんなら吹っ切れて、美羽様たちといちゃらぶでも良かったんですよ。
いや、自分が勝手に期待していたのもあるんですけどね……。
ただ七乃さんがとうとう一刀とHシーンがあったり、美羽さんも可愛かったし、シャオのかっこ可愛い姿がたくさん見れたのは良かったかな……。ぺー姉さんのロリボイスが堪能できたので……。
総評
もっとみんなとわちゃわちゃしてほしかった。
けれど過去話から本編の補完話としては面白かった。
みたいな感じです。色々言ったけれど、なんだかんだ恋姫世界好きなので、買って良かったくらいには楽しめました。次回の英雄譚も買うと思います。
魏のメンツも好きなので、楽しみです。
ありがとうございました。