希氏&こめ先生タッグが描く、地下迷宮を舞台にした冒険活劇。アルバトロスと違い、ノベル形式ではなく、普通のエロゲのようにウィンドウサイズのテキストがまた趣向が違いました。
どMでおしっこをちびっちゃう、ハクメイ丸の暴走から、主人公の天然っぷり、そして黒塚さんの素で主人公を試練に追い込もうとする流れから、最後にニコライト(ハクメイ丸)のツッコミで流れるような冒険者パーティの会話は、見ていて本当に面白くて。大好きでした。
どちらかというと、アルバトロスが大好きな人にはきっとハマると思います。
今回の希氏の描くエロゲは、アルバトロスなどのようにノベル形式(ひぐらしのなく頃にだったり、長文がずらっと並ぶ形式)ではなく、よくあるエロゲのようにウィンドウ形式のもの。
そこはさすが、そういうテキストに適したように意識して希氏も描かれているようで、短文で区切るからこその表現の面白さはありました。
ただ、やはり私はアルバトロスのように長いノベル形式だからこそ、遠まわしな表現や婉曲な表現が右往左往と続きながら語られる希節が大好きなので、今回はちょっと違った面白さだと思いました。
「この男、実に~で普通にやれば~となるのに上手くいかないのがこの男の~ゆえん。」
という感じでしょうか。
これが大迷宮&大迷惑だと短いテキストなので、その中で表現がまた違ってきています。
ただそれでも希氏の面白さは健在。特にキャラのハチャメチャっぷりならアルバトロスよりも面白いのではないでしょうか。
わたしはこっちはこっちで好きです。
ニコライトの野月まひるさんや、小倉結衣さんのハクメイ丸が最高でした。
また希氏のこういったハチャメチャな話が読みたいです。