前半はネタバレなしの概要&良かった点。後半はネタバレ含んだ感想&キャラへの感想になります。このレベルでフリゲなことに脱帽の気持ちしかない。登場人物一人一人に語られる重厚なエピソードや絡みには、本当に恐れ入るキャラへの作り込みが感じられた。一年かけたストーリーというだけはあり、やってよかったと思えるくらいに面白かった。 もしこの感想を読んでいただいて、ゲームに興味を持って頂けるほど嬉しいことはないです。(後半は6章を含んだ感想になりますのでご注意ください)
※前半はネタバレ無しのよかった点などの概要
後半はネタバレ全開の構成で感想を書いてきます。
同人サークル「シニカルとレトリック 」より
「シナリオを一年以上かけて作り上げた」という
SRPG系フリーゲーム『グレイメルカ』
ストーリー概要 (フリゲレビューサイト夢現より引用)
銀髪のロマテア人に囲まれて育った
黒髪の青年ハルカ。
80年前 ロマテア帝国は
隣国を滅ぼす為にグレイメルカ作戦を実行した。
その残虐非道な作戦により一つの国が地獄に叩き落され
帝国は怨嗟の的となる。
そんな膨張を続ける帝国で皇子達と同じ屋根の下
ハルカは生まれ、ロマテア人として育って行く……。
(https://freegame-mugen.jp/simulation/game_2485.html#reviewVote
スクショなども公開されています)
ストーリー概要通り、様々な国家や人物の思惑の中で繰り広げられる大河ドラマのような
長編SRPGです。
知り合いの同人ゲーマーの方から、本当にすごいからぜひやるべきとおすすめされ
プレイしました。
結論から言うと、めちゃくちゃどハマリしました。
プレイ中には、各登場人物に魅入られ、
息もつかないシナリオ展開には熱中し、涙し、
ゲームもバランスよく手応えもあり(ハードモードでプレイしました)
6章を終えた後には、まだこの世界に浸りたい、と惜しみつつ、
同時に二次創作物としてでも、まだ見たいと
思わせてくれました。
本当にこのような思いになるほどキャラに愛着心を持ったゲームは久しぶりです。
こういった点から、
なぜ、これほどまでにハマったのか
この作品の良かった点を概要ごとにまとめていけたらと思います。
①「人間」によって引き起こされる、歴史として綴られるストーリー
本作の内容は、ファンタジーとはなっていますが、敵も味方も人間によって引き起こされます。
総人数70人以上
親子愛・忠誠心・疑心暗鬼・独り立ち・依存・変化・・・・・・。
それぞれの登場人物が己の信条を持ち、物語の中で繰り広げます。
一方的な悪としての敵役は存在せず、敵にも譲れない信条があり。
国同士の対立、民族としての誇り故の争い、単純な 勧善懲悪 でない所は
本当に面白かった。
こうした中で、思惑とはずれていくように、こじれていくように歴史が作られていくように
物語が展開されていきました。
「こんなはずはなかった・・・。」
「それでも生きるしかない。」
この息を付かせないような展開には、プレイ中、こちら側もうめき、ときには笑い泣きました。
そして、なによりもすごいと思ったのは、一つの国ではなくて、各国の情勢について、
その時々の変化を見事に書き上げていることです。
戦争一つの登場人物への影響、その時々の争いによる後の傷跡、
そしてそこからの変化。
物語中のイベントを、ただの一時のイベントとして終わらせず。
この戦い、この話には各登場人物にその後どのように影響があったのか。
この国の政治事情や領主の判断は、どのような影響を及ぼすことになったのか。
それを見事に書き上げています。
一つの戦いが終わって、はい終わり、なんてものはありません。
戦い自体に必ず遺恨なりは残るもので、そうした影響を責任もって書き上げていました。
特に、支配すること、支配されることへの従属・誇りへの心情。
民族性としてのズレの違い。
民族としての自覚や、そこから生まれる争い、疑心暗鬼による
人間の醜悪さであり、そこから見える美しさは本当にお見事でした。
決してきれいごとで済まさない、だからこそ変わらない価値がそこにある
という心に訴えかけるような物語になったのは、
これだけ作りこまれたものがあったからだと思います。
なんというか、言葉にしても上手く魅力が伝えきれないのがもどかしい思いでいっぱいです。
それぞれの登場人物に歴史があって、深く絡みあいながらも、一本の物語として完成されて、またそこから派生するように、一人一人に歴史が綴られる・・・。
面白かったです。
(ここの項目はmeroronさんの感想を参考に書かせていただきました。
この場を借りて感謝の言葉とさせていただきます。ありがとうございます。)
http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/memo.php?game=20796&uid=meroron
②細部まで作りこまれた登場人物同士の会話による絡み
もし本編の展開がすごいだけなら、80点台ぐらいで点数をつけていたと思います。
むしろ、一番良かった点は、各キャラへの作り込みが本当に深いことです。
このゲームでは、戦闘中のSLG画面時に、会話というコマンドで、
特定キャラと会話をすることができます。
この会話がまた本当に面白いのです。
ただの戦闘状況の会話だけではなく、その登場人物から見たキャラへの本音だったり。
生い立ちであったり、生まれ育った街への感想。
隠された事実だったり。愚痴だったり。
本筋の話に影響するわけではなく、あくまで任意による会話。
でも、だからこそ、普段は絡みの無い二人ではどんなやりとりがあるのだろう、
どのように思ってるのだろう、とついつい知りたいがために、『会話』する。
しかもこの会話には多いと一つの戦闘で10種類~以上用意されているため、
本当に数が多く、ネタも多い。
しかも一つ一つの話の内容だったりが、その会話でないと聞けなかった国の裏事情だったり、
キャラへの裏設定だったりと、愛着が湧いてくるようなものも多くて。
これだけ会話を展開させるには、世界観とともに、
一人一人の登場人物をしっかり作りこんでないと、とても難しいことだと思います。
どうしても、こういった王道物語には、主人公だったり、中核となる人物だけに焦点が当たりがちです。
そして、中盤以降では、特定のキャラは影に隠れがち。
ひどいと、まったく介入してくることはなくなることもあります。
しかし、この『グレイメルカ』は違った。会話による補助ながらも、話の本編含め、絡みの多さ。
こうした中で、脇役としての薄さはなく。
それぞれの登場人物にそれぞれの濃い物語がある。
だからこそ、各登場人物の絡みが、より濃厚なもので、面白い。
それぞれの信条、背景が見えているから。
そう感じさせてくれるものでした。
妄想が広がるゲームは、良ゲーです。
③個性豊かすぎる、笑えるキャラ
とまぁ、①と②でお堅い感じになってしまいましたが。
お話自体が暗めばっかというとそういうわけではなく。
むしろ、個性豊かで笑えるシーンが数多く存在します。
日常シーンもけっこうあります。
特に、登場キャラが多くなっていく後半にかけては、本当に笑いました。ほっこりしました。
ショタ殿下だったり、金髪将軍だったり、裸医師だったり、料理命の料理人だったり。
このほっこりシーンや笑えるシーンがちょうどいい塩梅で挟まれるため、
テンションが低い状態のままでいやになるということはありませんでした。
むしろ、悲劇などの中から、こういったシーンの積み重ねにより
登場人物にどのように変化(ある意味成長)していくのか、という楽しみもありました。
④ゲームシステム
ゲームシステムとしては、バランスはよくできていたと思います。
FEシリーズは未プレイですが、こういったマス目ゲームとしては
よくできているのではと思います。
槍・剣・斧としての三すくみの関係から、弓・魔法。
そしてそのキャラごとの特定スキルが、よりゲームバランスを面白くしています。
難易度はイージー・ノーマル・ハード・マスターモードと用意されています。
私はハードでプレイしましたが、慣れている人はハードでもクリアできると思います。
(3ターンごとにセーブなので、うっかりミスでも取り返し可能
かつ、話ごとに自動セーブであるので積むこともなし)
ただし、キャラがやられると、負傷離脱となり、今後参戦できなくなるため
注意が必要です。
極力シンプルに仕立て上げているところに好感が持てます。
これだけ長い作品で、バランスを維持することは本当に大変だと思いますので、
バランスを破綻させることなく最後までゲームとして楽しめるところは
良かったと思います。
⑤BGM
BGMは全部手作りということで・・・。
その場面に遭ったBGMが盛り上げてくれてとても良かったと思います。
私自身、音楽に詳しい身ではないので、あまり述べることができませんが、
そんな私でも、頭の中に音楽が残るくらい印象的なものがいくつもありました。
製作者コメントでも、BGMに力を入れていると挙げているようで、
確かに素晴らしかったと思います。
一番好きなBGMは「グレリア」です。
あとは、「スカイリード」「アリミア」「ウィラ・バトル」「血まみれウサギの着ぐるみに」「回想」とかも好きでした。
上記5つ良かった点を挙げました。
ただ、少し気になる(といっても本当に少しですが)点をあげるとするならば
それは、最序盤のとっかかりにくさだと思います。
他の方もおっしゃっていましたが、これだけ作りこまれている世界観なぶん、
最初はバンバン見慣れぬ国名、登場人物、出来事が出てきます。
カタカナが多く、覚えようと思って嫌気がさしてしまいがちかもしれません。
それと、絵はむしろ上手な方なのですが、最初は抵抗を覚えるかも知れない絵かも
と感じます。
この序盤さえのりきれば、一気に引き込まれるのですが。
ここで人を選んでしまうのかもと感じました。
(総評)
以上、ネタバレなしで、引き込まれた点を挙げてみました。
改めて、フリゲであることに脱帽する作品であったと感じます。
ただ、やはり感想書いた今でも、抽象的であったり
魅力を伝えきれないことが悔しいと思いつつ、
ぜひ、この重厚な世界観と魅力的な登場人物を味わってほしいと思います。
引き込まれること間違いなしです。
もしこの感想を読まれた方で、プレイしてみたいと興味を持ってもらえるほど
嬉しいことはありません。
同時に、どうか序盤で投げ出さずプレイしていただいたら・・・と思います。
拙い感想にはなりますが、以上で、ネタバレなしの感想を締めさせてていただきます。
ここまで長い感想を読んでいただき、ありがとうございました。
───以下はネタバレ込みで感想を書いていきます──
特に、登場人物に対しては、ネタバレなしの方が絶対面白いため
未プレイの方はご注意ください。
(どうしても、私の中では6章が一番影響されており
6章を含んだ(会話やシーンなどの引用)の感想になっております。
6章未プレイの方には申し訳ないと思いつつ・・・ご注意ください)
大まかな感想の後は、それぞれのキャラへの感想を書いていきたいと思います。
グレイメルカの遺恨、三黒の夜、ランダイアの戦い、バーメイル内戦、
フバーライン内乱、アスタンツ独立戦争、ハルヴィン城クーデター。
様々な戦争がありました。その中で。
命のない運命である、それでもクナタとカタリの残したもの。
サーシンの届かなかった光。
デミライトの疑心暗鬼と使命。三黒の夜。
ハルカとデミライトの歯車の掛け違い。
スポポンドへのハルカへの忠誠心。
フィアカルタのハルカへの息子としての家族。
ヘイントの「生きるということ」と他者へのいらだち。
ファテナの氷の女としての生き方とメレオネへの吐露。
メレオネの過去とハルカとの出会い。
マテルのフェクテンの存在。ハルカからの影響。
ピピカ姫とラタによる、一直線だからこそ見えてくるもの。
メラからのピピカ姫への評価の変わり方。
カレンクェスによる恨みと根深さ。そして、変化。
キル&スイハの生き方を決めるのは自分自身だということ。
クレミトの魅力と素直さとひたむきさ。そしてソヴォとの関係。
ソヴォのクレミト教育係から見た、人間の種とその派生の話。
カオルとエミットとの縛られない中での出会い。残されたもの。
フェネックの千騎長としての変化。
カオルによって救われたジェヘララの思い。
ウィラのデミライトへの一途な思い。
メレオネとカオルの家族愛。
自分を好きになれないハルカと、人を好きになれないメレオネの馴れ初めと変化。
・・・etc.etc.etc
今思い返しても、本当に数多くの歴史(出来事)がありました。
それぞれの登場人物によって綴られた歴史がありました。
後悔、救済、遺恨、希望、それぞれの登場人物の歴史から、さらに各登場人物に派生された歴史がありました。
プレイ後に、まだこの世界観が見たい。
これだけ各登場人物に愛着をもった作品は本当に久しぶりです。
笑って泣いて、満足感は充実しています。
こうした中で、この物語には様々なテーマがあったと思います。
一番のテーマは人によって受け継がれる「歴史(いのち)」(6章より引用)
だとは思います。
それぞれの登場人物が必死に生きた軌跡、残した軌跡として歴史がありました。
それを、一プレイヤーとして、実際に体験していきました。
キャラ同様に、喜怒哀楽を持って実感していきました。
この貴重な体験ができるからこそ、面白さがあるからこそ、ゲームはバカにできない・・・。
と改めて思います。
こうした中で、一番好きな会話があります。
それは、カオルとメレオネの会話です。(第6章最終戦)
>メレオネ 「自分を好きになれないお父さんと、
人を好きになれないお母さんは、すごくよく似てた」
カオル 「・・・・・・似てるの?反対なのに?」
メレオネ 「人は誰だって自分が一番好きでしょ?
一番大切な人がいても、その人を好きでいるのは自分が嬉しいから
わざわざ嫌いな人間を好きになろうとして、
一緒にいようとはしないよね」
カオル 「うん」
メレオネ 「誰かを助けてあげるのも、その人を幸せにしてあげるのも、
それが自分にとって幸せだから」
だから自分を一番大切にすることと、
他の人を一番大切にすることは、正反対に見えて同じことなんだよ
他の人を好きになれないのは、自分を好きになれないのと同じ」
~ 中略 ~
メレオネ 「お父さんを助けてあげたいって思ったのは、
それで自分を好きになれそうな気がしたから」
カオル 「・・・・・・お母さんは、自分が好き?」
メレオネ 「好きだよ、いろんな事を頑張って今の自分がいるんだもん」
カオル 「じゃあ、お父さんも好きなんだね」
メレオネ 「大好き、ずっとね」
カオル 「僕もお母さん・・・・・・・大好き」
・・・・・・・・・・・・
メレオネ 「言葉に出さなくていいって、泣いちゃうじゃない・・・・・・」
家族愛に弱い自分です。ほんとこのシーンはほっこりしました。(経験値100)
グレイメルカの中の依存関係や、絆が好きでした。
その中でも、メレオネとカオルの関係が大好きです。
人を好きになれなかったメレオネの愛情が、素顔が見られるシーンで大好きです。
こういった会話が、作中には数多く繰り広げられました。
伝えたかったテーマは数多くあるのだろうけど。
私の中では、やはりこういう戦乱だからこその絆だったりつながりが印象深いです。
ご都合主義なんてものはないのが歴史。
遺恨、復讐、すれ違い。依存しすぎた結果。使命感。
デミライトとハルカの悲劇は、まさにそうだったと思います。
けれど、その中でも確かなつながりがある。(あった)
歴史の中で翻弄されながらも、その中で育まれたものがある。
傷跡の中で、たしかにもたらしてくれる「モノ」があった。
だからこそ、そういった話が顕著に現れる6章が一番大好きです。
こうしたことが感じられたようで、本当に数多くの会話が好きでした。
悲劇に目が行きがちではありますが、同時に温かい物語でもありました。
まさしく傑作でした。
こんなすばらしいフリゲがあるから、フリゲってバカにできませんよね。
いつもだったら、感想用にメモをとっていたりするのですが、今回はとっていないため
シナリオなどの詳しい感想はかけなかったなと思います。
ですが、同時にこの世界感にそれだけ熱中できたかなとも思います。
ありがとうございました。
~~~~~~ 以下はキャラごとに感想でも・・・。~~~~~~~~
カッコは最終スコアです。
○ハルカ
まさしく主人公。かつ女&男たらし()
不思議な魅力がありましたね。
メラ、フェネック、ファテナ、メレオネ、クレミト殿下、スポポンド、ジェヘララ・・・etc。
みんなハルカのことが大好きだったことが語られるシーンは好きです。
一番好きな組み合わせは、個人的には「メラ×ハルカ」
なんていうか不器用組な感じがいいんですよね・・・・
ハルカ「俺の待遇が悪いからって、ソヴォを殺そうとしたって・・・・・・。」
メラ 「まぁ、結局メレオネに止められたけど」
メラ「・・・・・・ハルカのことも少しは心配してるよ」
ハルカ「だろうね・・・・・・少しは」
だったりの会話好きです。
なんかメラの感想になってるのは気のせい。
戦闘自体は、主人公なだけあって使いやすかったです。
暗殺便利。移動力高いし。
○クレミト(26469)
天使。はい天使。殿下天使。
クレミトに抱きしめられたいです。ぎゅってされたいです。
笑顔見るだけで幸せになります。
クレミトの「教えて」ってセリフで陥落されます。
細かい説明はいらないです。
クレミト殿下自体は、慈愛最強でした。
なにげに回避力も高くて、バンバン避けてくれるのも嬉しいです。
クレミトの成長は、ソヴォながら、親心の目で見てました。
立派に成長なされて・・・本当に・・・。
○ソヴォ(2537)
あまり使わなかった・・・。
けれど、唯一クレミトと対等に意見を言い合うものだったり、彼の存在は大きかった。
特にクレミトが起きている間は、自分も起きている、
だったり。クレミトを思うからこそ、こちらも死に物狂いで付き合う、というエピソードが好きです。
また、人間には一つの種があり、そこから派生したものにすぎないという話も印象的。
ソヴォの仕事は途中から面倒になっry
○メレオネ(14843)
メインヒロイン大勝利。
最初見たときは、師匠ポジションだったりとおもったんだけどなぁ・・。
どうして影魔法を取得できたのか、そしてハルカの影だったりの話はよく出来てて好きです。
影と対話できる彼女だからこそのつながり。
その後のハルカの変化にメレオネだからこそ気づけたという話。
上手だったと思います。
彼女の過去の話はけっこう突き刺さった・・・。
同時にその過去があったからこそ、6章は泣いた・・・。
いい母親になります。メレオネも変化がよくわかるキャラとして、大好きです。
6章でさらに彼女が好きになりました・・・。
一番好きなシーンは、ウィラに、「ハルカは○○だった」と告げて
「マジで・・・・。」と言わせるシーンです()
彼女自体は、影魔法必中が超便利。何回助けられたか。
○スポポンド(6846)
まさに忠誠心のキャラ。
泣かせてくれます。
どんな時でもハルカの味方であり、だからこそ支えで有り続けた。
ハルカにとってスポポンドの存在はどれだけ大きかったでしょうか。
つねにおじさんと慕っていたところを見ても、とてつもない存在だったのではと思います。
最初見たときは、裏切りそうとか思ってごめんなさいry
でも、慕うあまりだからこそ、カオルに思いをそのまま押し付けてしまった、という
エピソードも同時に印象的です。
こればかりは仕方ないとは思いますが。
どんな時も自分の信じたものに正直でまっすぐにいられる強さがかっこいいです。
○フェネック(4758)
彼女は、むしろ6章で輝いていたと感じます。
あっさり裏切ったり本編ではしますがry
6章のひたむきで前向きで明るく。スポポンドのような前向きさが好きでした。
特に、最後6章のフェネックと、とある敵司令塔の絡みがめっちゃ好きです。
騎士道。
ただフェネック自体は弓でバシュンと死ぬので、正直使いづらかっry
○カンツラ(3154)
料理人。
料理エピソードで笑えるのもありましたが、
なにげに料理によって人間関係がみえてくるというエピソードだったり
面白いエピソードも多くありました。
国ごとに料理を紹介するシーンだったり好き。あと6章で○○○に料理からわかる人間関係についてとか。
料理を食べたら、バーサーカーになるは笑った
カンツラ自体はあまり使わなかったな・・・。
○メラ(14207)
メラは一番大好きな女性キャラでした。
すでにハルカのところで述べましたが、やはり二人の組み合わせが好きで好きで。
不器用に取られるけれど、中身は普通というかそういう感じが好き。
妄想でぽっちゃりって言ってたので、だらしない体型を勝手に想像してます(おい
この設定最高に好きです。
彼女自体のスペックは正直後半になると使いにくくなるかな感。
自分の場合は、毒殺&弓術のすすめで改造()してたので、愛用キャラ化してました。
○ザリップ(12029)
ロシェアさんに殺されないように頑張ってください。
ザリップ自体は使いやすかったです。
なにより、毒の必殺が強い。興奮もさながら、命のリンク、移動力の高さ、バリアが本当に使える。
エースの一人です。
○ヘイント(10112)
彼は、冷静に相手の深いところをえぐるキャラとして輝いていました。
他者が遅れているように見えるから、イライラしてしまう。
生きる事が根幹にあるから、死に急ぐやつ、ハルカなどのイライラしてしまう。
だけれどほっておけない。なんともツンデレry
ある意味、メレオネ先生より、ヘイントは何か上を行っていると思うシーンもあったり。
ある意味不器用なキャラの一人だと思います。
能力自体は、虹ということで使いやすかったです。
遠距離からの3ますは便利でした。
魔法強いです。
○マテル(3401)
可愛い。彼女は、フェクテンから教えてもらう生き方でした。
ある意味、独特というか、なんというか、言葉にできない。
ハルカとは違う、異質な存在といいますか。
不思議です。でも好きなキャラの一人です。
称号ヒロインは笑いました。
彼女は連撃が強いですが、攻撃回数が多いので、すぐに武器がダメになる・・・。
メタルソード必須ですね。
○ファテナ(7129)
美人だった・・・。最初は国のためと生きていたけれど。
いつの間にかハルカが好きになってしまった。
けれどメレオネ先生という存在がいたために、身を引く。
その後も独身を貫いて氷の女性として生きていく。
かっこいいっす。不幸ポジションですが、だからこそかっこいい。
そして、その後はクレミトと友好関係を紡いでいく。まさに女王。
でも、本名で呼ばれる、ファテナとしての存在でありたいというところに、
彼女の素顔が垣間見えたりで好きです。
ファテナさん自体は再行動が便利でした。
ヒット&アウェイ戦法で強かったです。
○ユラ(1530)
ユラさん使わなかったなぁ・・・。
使わなかった・・・。
うん・・・。
6章は魔法で便利だったけど。
○フィアカルタ(1047)
一番好きなのは、ハルカとの関係ですね。
自分の息子だと言って、一緒に住もうと言ったり。
カオルに溺愛して、孫だ!って言い張ったり。
家族愛として好きなキャラです。
○ロシェア(17536)
ビジュアルとしては一番好きでした。
ロシェアさんのおかげで何回助けられたか・・・。
さらに弓も覚えて、腕力半端ないので、めっちゃ強い。
一発で相手倒しちゃう。
歌声でレベリングも便利だったり、フィーで囮戦法使えたり。
ただ、魔防が低いのがネックだったかなと思いつつ。
私の中でロシェアさんは、相手を引き出す壁&囮としては
大きな存在でした。
クリア後にフィーが死ぬとHPが減ることを知りました。
ザリップと幸せに暮らしてください。手加減してあげてください。
○ガシガン(218)
使わなかった・・・。すいません。
○ウオラトリ(10032)
うちの弓のエースです。
ヒット&アウェイでの再行動から、自動回復、移動力と、まさにいいとこどり。
近射ちがなによりも、弓の弱点を補ってくれて。
便利でした。
ただ、弓自体が回数少ないのがきつかったなぁと。
ガシガンと幸せに暮らしてください。
○ホワイト(12351)
最初はビジュアル見たとき、筋肉医師ってことで笑いましたwww
壁役として便利でした。格闘技専門な感じでした。
魔防は弱いけれど、HPもあるので耐えてくれる感じで。瞑想もなにげに便利。
孤児院の寄付は2回しかできなかった。
○バフォメット(0)
つ・・・つかわなかった・・・。
多分強いのだと思うけど・・・。
でもバフォメットがホワイト先生を困らすシーンとか妄想すると楽しい。
○ジェヘララ(17536)
ジェヘララちゃん!!!
彼女のハルカとの絡み、けっこう好きです。
むしろ彼女のいいところは、6章からみえてくる感じでしょうか。
彼女のエピソードもっと見たいなぁ・・・。
彼女もハルカに依存したキャラでありました・・・
そしてカオルに救われたキャラでもありました。
強奪は便利でした。
特に消費の多い弓なんかは、彼女に補ってもらってました。
しかも騎兵殺しで無双もできますし。
○オッゾン(4250)
マジで。個性ありまくりの口癖でしたね~・・・。
輸送隊なり、能力向上は便利でした。
彼のおかげで、時間短縮になったりもあったり。
ただ、5章の最終戦オッゾン入れ忘れてクリアしたのはいい記憶。
○デス(10878)
彼女のスキル、観察眼の便利さがすばらしい。
それと壁役としての機能がよかったかな。
彼女にカタパルトなりを打たせて、武器を消費させる戦術だったりのときは
ありがたかったです。
彼女を仲間にする時の殿下の笑顔ほんとヤバイ。
惚れてまう。
○ピピカ姫(200)&ラタ(1157)
彼女のキャラはちょっと強烈だったり。
でもラタとの絡みは好きでした・・・。
むしろ彼女の本領発揮は6章から。
ラタとメラの会話によって、みえてくるピピカ姫の過去と、
それによって変わるラタの一途な思いの話が大好きです。
このコンビは、正直頭は残念だけど。
でもだからこそまっすぐで、民族だったりそういった固定概念を覆してくれる
新しい風として活躍してくれました。
アスタンツの伝統だったり、遺恨が深い国の中で、まさに適したキャラだと思います。
ピピカ姫の、城に対して、「こんなのは、ただの~~~しか過ぎません!」ってセリフがすきです。
○クレンフゥ(436)&ペコ姫(6703)
クレンフゥほんと好きwwwww
どうしても遺恨だったり復讐だったりの戦争の中で、
このバカ加減の真っ直ぐさは笑ったなぁ・・・w
と同時に、忠誠心だったりもかっこよくて、なんだこの二極。
一番最後の回想で、二つの面が語られるとあるけれど、まさにその通りだと思いつつ。
長男がかわいそうだと思いつつ。何やってんだ・・・www
ペコ姫は、めっちゃ優秀だったり。
同時にストパーでめっちゃ可愛くなってテノヒラクルーしました。
ただ、後半重戦士殺しの武器が多くなると辛くなってくるかな・・・と思いつつ。
田舎言葉って可愛いよね。
あれで及第点ってクレンフゥの審査眼厳しい。
○スイハ&キル
命のない運命の子供として、恨みを果たす道具として育てられた二人。
彼女たちは自分たちが生きるのは自分たちで決める。カレンクェスに言い放つシーンが大好きです。
同時に、6章からの変化がめっちゃ好きでした。
この二人のステージめっちゃ苦労しました・・・。
スタート近くまで引き寄せつつ囲んでフルボッコ&ペコさんの神技守護マジで神。
一番好きなシーンは、スイハは、○○○○に一夫多妻制にしたら吹っ飛ばすというシーンと
キルは、○○○に、自分の村が怖いから嫌いと言われて、ショックを受けながらもっと村をよくしなければ
というシーンです。()
○ガンショップ(1925)&アイスキャット(1411)
彼は、6章からこそ輝くキャラでしたねー・・・。
ソヴォに言いつけるとみんなから言われる、流れはいつ見ても笑いました・・・ww
世渡り上手な感じもまた・・・。ソヴォの世話焼きも同時にわかる話として面白かったです。
またアイスキャットとの家庭も面白そうなんだろうなーと思いつつ。(妄想)
絶対子供やんちゃになりそうですね・・・ww
○クロウ(649)
正直影薄いと思ってました。
と思ったら6章で大活躍。
むしろメインに匹敵。
忠誠心のあり方とはなんなのかだったり。
考え方の変化が見られて、面白かったです。
○ウィラ
彼女は一途でまっすぐすぎてなぁ・・・ww
本編での、女だからこそ、それでもあなたの道具なのです!
っていうところが、ほんと生真面目で可愛い・・・。
同時に6章から、女だからこそだったり、
メレオネとの育成方針の違いだったりも面白かった。
やはり彼女のよさも6章で、ことが済んだあとでも・・・というところが良かったと思います。
「おんなを持っている」というセリフは印象的。
一番好きなシーンは、メレオネ先生との、「実は・・・・」
のマジで・・・・。のシーンです。()
以上バーっと書いていきました。
一気に書いたのであれですが、簡潔に書いた感じなので。
また書きたくなったら加えるかもしれません。
それぐらい魅力的なキャラばかりでした。
改めて感じます。
操作キャラ以外にも敵キャラもかきたかったのですが・・・疲れました・・・。
以上で、長文感想を締めさせていただきます。
これだけプレイ後にも影響を与えてくださった同人サークル
「シニカルとレトリック」様に感謝を込めて。
ありがとうございました。
誇りは人を深くする
敵は人を強くする
未知は人を賢くする
夢は人を豊かにする
そして歴史(いのち)が作られる